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新着情報「DLA実践者養成のための講師育成研修」を開催しました

2017.09.01

「DLA実践者養成のための講師育成研修」を開催しました

 日本に中・長期に在住する外国人は、2,382,822人と急増しており、7歳から15歳の学齢期の子どもの人数も107,498人となっています(平成28年12月末現在)。このような状況の中で学校現場でも外国から来た児童生徒の対応を迫られており、彼らの言語能力を測定する共通の指標が必要となってきたため、平成25年度に文部科学省で『外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメント DLA』が作成されました。
 東京外国語大学多言語・多文化教育研究センターでは、平成28年度に「『外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメント DLA』使い方映像マニュアル」をDLA開発者の協力を得て作成するとともに、「DLA使い方映像マニュアル」を活用して実践者育成のための「DLA使い方研修」を実施することで、外国人児童生徒への日本語指導の拡充を図ってきました。
 今年度は、「DLA使い方研修」の講師を務められる人材を育成することを目的に、「DLA実践者養成のための講師育成研修」を東京都と愛知県の2会場で開催し、計72名が参加しました。参加者は、DLAの実践経験があることや、今後講師として活動できる方などを条件に選考し、二日間かけてDLAの使い方を伝えるための知識を学んだり、自分が講師をする際のプログラム作りなどを行いました。

 ▼「DLA実践者養成のための講師育成研修」報告はこちら(PDF)


≪研修の概要≫

【東京会場】
 日時:平成29年7月31日(月)・8月1日(火)10:00-17:00
 会場:東京外国語大学 アゴラ・グローバル3階 プロジェクトスペース
 参加者:32名

【愛知会場】
 日時:平成29年8月7日(月)・8日(火)10:00-17:00
 会場:あいち国際プラザ
 参加者:40名

講師:
 伊東祐郎(東京外国語大学 大学院国際日本学研究院 教授、副学長)
 小林幸江(東京外国語大学 名誉教授)
 菅長理恵(東京外国語大学 大学院国際日本学研究院 准教授)

研修スケジュール:
 【1日目】 
  講義① DLA概要
  講義② 『はじめの一歩(『DLA<話す>』を含む)』
  講義③ 『外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメントDLA<聴く>』
【2日目】
  講義④ 『外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメントDLA<書く>』
  講義⑤ 『外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメントDLA<読む>』
  DLA研修の実施方法についてグループディスカッション

共催(愛知会場):(公財)愛知県国際交流協会
名義後援(愛知会場):愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会

『外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメント DLA《使い方映像マニュアル》』、「別冊(DLA<読む>レベル別テキスト)」はこちら