活動報告

活動報告東京地方検察庁との連携による 「東京地方検察庁見学及び裁判傍聴」(本学学生向け)を開催しました

2019.12.25

東京地方検察庁との連携による 「東京地方検察庁見学及び裁判傍聴」(本学学生向け)を開催しました

 東京外国語大学多言語多文化共生センターは、東京地方検察庁と連携・協力に関する覚書を締結しており、2017年度から、通訳人に関する説明会や通訳人を招いたシンポジウムを開催するなど、東京地方検察庁と共同し、通訳人の周知・育成を推進しています。
 
 12月3日(火)には、様々な言語を専攻する本学学生を対象に、東京地方検察庁内の見学や実際の裁判を傍聴するイベントを開催し、7名が参加しました。
 初めに東京地方検察庁にて、公安部の鵜野澤副部長から、捜査通訳の仕事についての説明と、傍聴する裁判の内容についての事前説明がありました。鵜野澤副部長からは、捜査通訳に求められる「通訳の正確性」について具体例をもとにお話しいただきました。
その後、取調室の見学をし、実際の取り調べがどのような環境で行われるかをイメージすることができました。学生の皆さんからは、1回あたりの取調べにかかる時間や録画された取調べのデータの保管方法についてなど、たくさんの質問が挙がりました。
 その後、東京地方裁判所に移動し、通訳人付の刑事裁判を1件傍聴しました。
 最後に法務省の法務史料展示室にて、司法の近代化の歴史などについて説明していただきました。

 ▼「東京地方検察庁見学及び裁判傍聴(学生向け)報告はこちら(PDF)


≪イベント概要≫
〇日時: 2019(令和元)年12月3日(火)13:30-17:00
   
〇場所: 東京地方検察庁(東京都千代田区霞が関1-1-1)
      東京地方裁判所(同1-1-4)

〇内容:
  13:30-15:00 講義「刑事手続における通訳」
  15:00-15:20 取調室の見学
  15:20-16:20 東京地方裁判所にて裁判の傍聴
  16:20-16:30 刑務作業品販売所見学
  16:30-17:00 法務史料展示室見学