2016年度
土佐 桂子 (TOSA, Keiko)
| 卒論指導可能分野 | 文化人類学・地域研究(ビルマ、宗教) |
| ゼミ紹介 | 何を学ぶことができるのか
東南アジアを中心とした人類学研究における理論
(文化人類学的な視点からみた文化理解、他者理解の可能性)
演習の具体的な方法
人類学的な観点に基づき、「文化」を扱うさまざまな方法を学ぶ。具体的には、基本的な人類学的研究を取り上げて、文献講読を行う。ゼミでは、班に分けて発表を行い、議論には全員が参加してもらう。
文献講読は1年間行う。ただし、一方で、それぞれが興味を持つテーマを模索し、夏休みにレポート執筆を課題としている。 後期に、レポートは全員に配布しあい、授業で発表を行い、卒論執筆につなげるものとする。
来年度の演習の内容(予定)
現在は未定だが、文化人類学におけるさまざまなテーマ(例えば、民間治療と医学・癒し、ジェンダーと家族観、開発と文化変容、「観光」と他者像、世界遺産、社会運動等)を中心として、基本的な文献、さらに、邦語・英語論文の抜き刷り等を輪読する。受講者の関心に合わせ、授業中にテーマを絞り込んでいく。 |
| 卒論・卒業研究について | 卒業論文・卒業研究題目の例
この2年ほどで提出された卒論と現在準備中の卒論はテーマで分けると以下のようなものである。
1)他者理解・観光(卒論は「マイノリティに開かれる観光:シアトルのゲイ・ツーリズムを通して」「産業遺産としての富岡製糸場にみる持続可能なヘリテージ・ツーリズム」等:準備中は、世界遺産、観光と本質主義、インバウンド観光の可能性等)
2)エスニシティ・宗教関連(卒論は「「ヴェール」と「イスラームファッション」:マレーシアを中心とした東南アジアの視点から」「障害者のケアと”つながり”:タイの仏教社会とソーシャル・キャピタル」「ミャンマーにおける多民族共生:カレン族の視点から」等:準備中は、現代社会における死生観、日本における仏教の世俗化、アメリカの市民宗教等)
3)地域研究・文化あるいは社会問題研究(卒論は「ミャンマーに忍び寄る高齢化とその展望」「インドネシアの婚礼儀礼の今:伝統的婚姻儀礼の多様性は保持できるのか」「ミャンマーにおける「体育」授業開始の意義:スポーツ・教育・健康」「ミャンマーの天文観:文化天文学の視座から」等:準備中は、シンガポールにおけるナショナル・アイデンティティ模索、ジープニー研究、フィリピンの食と貧困等
4)国際移動・難民関連(卒論は「ラオス系モンコミュニティにみる国際移動と定住:アメリカにおける難民と移民」「フィリピンにおけるロングステイの可能性:英語留学を事例として」等)
5)現代日本社会・ジェンダー研究(卒論は「ミャンマー人女性労働者の就業実態と課題:縫製業を事例として」「文化摩擦から新たな文化が生まれる可能性:多国籍企業の企業文化と現地文化の関わりを考察する」「現代の葬墓制からみる死生観のゆくえ:沖縄県に焦点をあてて」):準備中は生殖技術と家族、イタリア家族問題等) |
受講上の注意など | 文化人類学関係の講義を受講していることが望ましい。それが無理である場合、入門書等を一冊は読んでおくこと。また、同時に開講する講義は必ず受講のこと。
オフィス・アワー:毎週木曜日昼休み |
last updated on: 2016-04-22