

| 卒論指導可能分野 | 十六世紀以降、現代までの批評と文化研究全般(詩、長篇小説、短篇小説、ノンフィクション、音楽、美術、演劇、映画、アニメーションなどを含む) |
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| ゼミ紹介 | 1.キーワード:批評理論、文化理論にもとづく物語分析ならびに音楽、視覚芸術、大衆文化などの分析 |
| 卒論・卒業研究について | このゼミの出身者のひとりは、卒業論文であつかった映画にかんするジャンル論的研究を発展させて、その後、『荒野のオデュッセイア──西部劇映画論』(みすず書房、2014年)という博士論文をもとにした著書をまとめるにいたりました。このように学生が、既存の学問的因襲にとらわれることない斬新かつ独創的な研究テーマを呈示できれば最善なのでしょうが、とりあえずのところ、これまで大学で受講してきた授業の全体を振り返り、論文として展開させてみたいテーマをいくつか構想してみてはどうでしょうか。一冊の長篇小説などでもじゅうぶんテーマとなり得るはずです(卒業論文の具体例としてはトマス・ハーディの長篇小説『森林地の人々』を取りあげたものなどがありました)。それまでゼロだったところから新たにはじめるということは考えないほうがよく、授業ならびにその予習、復習のなかで多少なりとも情報と知識を得ていて、自分なりの考えをいだいたことのある対象や問題から選ぶことが肝要です。さらにまた、論文のまとめやすさという観点からいえば、参考文献を網羅的に集めることのできる分野であることが望ましいと思われます。修士論文や博士論文とは異なり、卒業論文の段階にあっては、じゅうらいなされてきた研究の状況を概観する程度でも容認し得ることはたしかであるものの、ひとつかふたつの論文を読むだけで全容を把握したと主張したりするのは無謀な話といわざるを得ません。 | 受講上の注意など | 受講者が、今日人文科学の諸分野において共通した問題となっているさまざまの事象に貪欲な関心をいだき、調査、知識獲得、情報検索といったことがらにかかわる能力を有していることが当然の前提となります。担当教員が指導可能な分野は講義その他の場でじゅうぶん示されていると思われるので、担当教員の論文、翻訳書、著書などにも眼をとおしたうえで、面談に臨み、みずからの関心、理解力、探究心などを明確に示すようにしてください。一般的な注意事項として述べておけば、3年次以降の授業では高度に理論的な議論が中心となってくるため、もっとも基本的な知識をまだ得ていない学生、2年次までに担当教員の授業を受講したことのない学生は、必修単位数と関係なく、文化研究、表象文化論関連の授業を積極的に受講することが必要となります。また、たとえば徳川時代以降、平成にいたるまでの日本文化を研究対象とする場合も、英語圏における最新の研究成果を参照する必要が当然生じるため、受講資格として、英語文献を読んで理解し得る能力が求められます。英語に加え、その他の言語の運用能力を身につけている場合は、その言語で書かれた文献も読んで、そこから得た知見を自己の論文に取り入れるようにしてください。 |
last updated on: 2015-06-30