クラクフ留学日記〜住居について〜
2022.02.08 その他,ポーランド,ポーランド語,ヤギェロン大学
Dzień dobry! こんにちは。
今回は、クラクフでの住まいについてお伝えしようと思います。
私は今、ヤギェロン大学の学生寮に住んでいます。ヤギェロン大学の寮は別々の場所に複数あり、それぞれ築年数などが異なります。どの寮に入居するかという希望は、基本的にあまり通りませんので、築年数の古い寮に当たってしまうと..................。
幸い、私は比較的綺麗な寮に当たることができました。
ちなみに基本的には二人部屋で、私の場合は、外大の同期と同じ部屋に住んでいます。
寮の設備・サービスは、以下の通りです(一例)
・ 廊下に共同キッチン(オーブン付き)
・ 洗濯機・乾燥機(有料・要予約)
・ ベッドシーツ・布団・毛布・枕・各種カバー貸与(無料)
・ リネン交換(月一回・無料)
・ Wi-Fi(ただし低速)
・ 部屋の電球交換・その他修理等(無料)
では、ここで寮に「無いもの」を紹介します(一例)
・ 冷蔵庫(貸出冷蔵庫がごく少数あるようです)
・ 食器・調理用品類
・ トイレットペーパー類
・ 洗剤類
・ ハンガー類
(冷蔵庫が無いのは、自炊をする上で致命的ではないでしょうか。以前から「冷蔵庫が無い」という噂は耳にしていましたが、本当に無いと知った時は困惑しました。入居した当初は、「冷蔵庫 無し 生活」「常温 保つ食材」などと検索し続けていたものです。
しかし、私とルームメイトは最高のソリューションを見つけます↓
窓の外枠に食料品の入った袋を置き、袋を窓に挟み込んで固定しています。
ポーランドの寒冷な気候と窓の構造を利用した荒技ですが、割と人気の手法のようで、他の部屋の窓の外にも、同じような袋や箱が放置してあるのを見かけます)
余談はともかく、上記のような↑寮に無い生活必需品は入居後すぐに買い揃える必要があります。また、永住するわけでもないので、比較的安価に揃えたいものです。
そこで便利なのが、フランス系ハイパーマーケットの「Carrefour」です。食品から日用品、医薬品まで生活に関わるものが安価に揃う、母親のようなお店です。Carrefourその他のお店については、また別の機会に書きたいと思っています。
さて、こんな感じの寮ですが、なんとひと月の家賃は、光熱費等込みで450zł(ズウォティ)=約12,600円です。また、立地も街の中心部からトラムで15分程度と、なかなか悪くありません。
同様の立地でこれだけリーズナブルな賃貸物件はなかなか見つかりません。
普通の賃貸の場合、日本と同様に敷金・礼金があります。それに加えて光熱費や通信費が月々の家賃とは別に設定されている所がほとんどのようです。
おそらく、入居初月には、寮の4〜5倍の費用が掛かると思われます。
ただし、賃貸の場合はほとんどが家具・家電備え付けですので、その点は寮よりも快適でしょう。
そこで、寮ではなく、一人暮らしをしてみたい!という人は、olx.pl、otodom.plという
サイトで、家主さんが出している入居人募集の宣伝を探すことができます。
また、Facebookにも、住居の賃貸売買の情報交換をするコミュニティがありますので、そちらに参加して情報収集するのも良いそうです。
いずれの場合も、大抵は家主さんと直接やりとりをすることになります。しかも、メールでの連絡をあまりチェックしない家主さんも多いそうで、電話でやりとりすることになります・・・(個人的にはここのハードルが高いと感じてしまいました)
こんなところで、クラクフでの住環境についての話を締めたいと思います。
最後に、賃貸や住居に関する語彙をいくつか紹介します。
mieszkanie・・・一戸建てではない住まい全般を指す言葉
kawalerka・・・独身男性/(女性?)向けの賃貸部屋
kaucja・・・デポジット、敷金
czynsz・・・礼金
miesięcy koszt wynajmu・・・月々の家賃
piętro/poziom・・・階(ちなみに、日本での1階を0階、2階を1階と呼びます)
okno・・・窓
ogrzewanie・・・暖房設備
umeblowane・・・家具備え付けの(形容詞)