TUFS Cinema 「中世の光と影:書物をめぐる冒険」①「ブレンダンとケルズの秘密」を上映
2024.06.26
2024年6月23日(日)、東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホールにて、中世映画上映のシリーズ「中世の光と影:書物をめぐる冒険」第1回として、アニメーション映画『ブレンダンとケルズの秘密』の上映が行われました。
「中世の光と影:書物をめぐる冒険」は、争乱や迫害に絶えず脅かされながらも、人々に生きる希望を与え、知の継承を可能たらしめてきた書物をテーマとした広義の中世映画2本の上映会です。今回は、その1回目として、アイルランドのアニメーション・スタジオであるカートゥーン・サルーンが『ケルズの書』にインスピレーションを得て2009年に制作した『ブレンダンとケルズの秘密』を取り上げました。
今回の上映は、ポルトガルの新リスボン大学中世学研究所(IEM NOVA FCSH)、ポルトガル政府科学技術機構(FCT)ならびに東京外国語大学多言語多文化共生センターの協力と、科学研究費補助金・基盤研究C「中世イベリア世界の多文化共生再考」(研究代表者:久米順子、研究課題番号:22K00955)の後援を得て開催されました。上映後には、新リスボン大学中世学研究所のアリシア・ミゲレス氏と会場をオンラインでつなぎ、この映画についての解説、およびリスボンとマドリードで開催された映画祭「中世の光と影」のプログラム選定にまつわる話がありました。