ゼミの紹介

担当教員:青山 亨.東京外国語大学外国語学部インドネシア語専攻(総合文化講座)
研究室:研究講義棟633.オフィスアワー:月曜日10:30-14:30.電話:042-330-5300.メール:taoyama@tufs.ac.jp

青山のインドネシア社会・文化ゼミは、3年次対象の「アジア文化論II 演習」と4年次対象の「アジア文化論II 卒演」からなります。いずれも総合文化コースと地域国際コースの両方の学生に開講されています。2008年度のゼミの概要は2008年度授業科目概要で見ることができます。

最新版のゼミ案内は、大学が提供している今年度のゼミ案内を読んでください。以下は、2005年に書いたちょっと古いゼミ案内ですが、基本は変わらないので、ここに掲載しておきます。

私自身の研究テーマはインドネシア古代史と古ジャワ語文学ですが、ゼミでは広くインドネシアの文化全般を扱います。インドネシアには主なものだけでも200を超える民族が住んでおり、それぞれの言語も文化も多様です。まずは、インドネシア語を使って理解できるところから始めましょう。ジャワやバリだけがインドネシアのすべてではありませんし、ジャワやバリのような有名な地方でも知らないことがまだまだ見つかる奥深い世界です。

これまでに卒業したゼミ生の卒業論文・卒業研究のテーマは別のページにまとめています。これまでの卒業論文・卒業研究のテーマのページを見てください。

ゼミは教わる「そうなんですか。」よりは自らが驚きつつ発見する「なんだそれは?」が大切だと思います。その意味で、卒論・卒研は2年間で遂行する自分なりのプロジェクトと考えるのがいいでしょう。教員はそのためのサポータと言えます。卒業演習は四年次の一年間ですが、実際にはその前の三年次の演習の時から計画を立てていくことが大事です。

三年次の前期ではインドネシアに関する基本的な研究文献を輪読します。文化、宗教、政治、社会といった大きなテーマからいくつか選び、班ごとに発表をして議論を深めます。インドネシアの研究を通じて、異文化、異なった社会を理解するための学問的な視点を身につけてもらいます。外国語の習得だけではなく、このような「見方」を身につけることが、卒業後にも役立つはずです。

三年次の後期には、自分なりの研究テーマを見つけ、そのための資料を集めたり、文献を読んだりすることが必要です。卒論のテーマも視野に入れて、報告をおこなってもらいます。文献目録の作り方や、卒論執筆や発表で使うワープロやプレゼンテーションのソフトの使い方も学びます。また、フィールド・ワーク(現地に行って人々から聞き取りをしたり、観察をしたり、資料を集めたりする)は調査のための大事な作業の一つです。もしフィールド・ワークが必要なテーマを選んだのなら、行く時期や具体的な手順、旅費の工面などをあらかじめ計画しておく必要があります。

卒論を書いていく上では、事実の積み上げだけではなく、なぜそのような事実が起こったのか、事実AとBとの関係はどうなっているのか、といった疑問を意識してもつことが大事です。そのためには、自分の選んだテーマに対するある種のこだわり、情熱といったものが必要になってくるように思います。ゼミで学ぶ過程でインドネシアという社会に対する興味と関心を大きく育ててください。

(『東外大ニュース』119号(2005年4月)に掲載されたインドネシア社会・文化ゼミ紹介の記事より一部改変)