日 時 |
2024年3月8日(土) 14:00~17:10(懇親会 18:00~) |
場 所 |
東京大学 駒場キャンパス 12号館1222教室(+オンライン開催(ZOOM)) オンライン参加の方は会員用研究会メーリングリストの案内でZOOMミーティングのURLをご確認ください。 |
発表者1 |
黒島規史(熊本学園大学)(14:00~15:30 会場での発表)
「現代朝鮮語の副詞節を含みうる名詞述語文」
要旨:現代朝鮮語の副詞節を含みうる名詞述語文の特徴を明らかにするのが目的である。これまで副詞節に対する主節述語の研究、名詞述語文の類型の研究はあっても、それらを双方向的に見る研究は少なかった。朝鮮語には-니까、-지만のように、主節が名詞述語文で現れやすい例もあれば、-(아/어)서、-느라고のように名詞述語文で現れにくい例もある。本発表では、後者の場合、名詞述語文が属性ではなく事象叙述を表すのであれば、文が成立することを示す。 |
発表者2 |
許秦(東京大学人文社会系研究科研究員)(15:40~17:10 会場での発表)
「延辺朝鮮語話者の名前の発音に於けるアクセントパターンに対する研究試論」
要旨:延辺朝鮮語は咸鏡道方言を基層方言としており、ソウル方言ではないピッチアクセント体系を持っている。基本的に一つの単語は決まったピッチアクセントを持つが、人名は幾つかの文字が任意に組み合わせられたものであり、それが持つアクセントは決まっていないと予想される。しかし、未だその詳細は明らかになっていない。したがって、本研究では延辺朝鮮語話者が、ハングルの名前を呼ぶ際のアクセントパターンについて考察する。 |