研究会開催のお知らせ
第283回 朝鮮語研究会
発表者(会場での発表) 福井 玲(東京大学名誉教授)(15:30~17:00)
「韓国語における体言化の史的変遷」
要旨:本発表は、近年の柴谷方良による体言化理論(Shibatani 2017, 2018, 2019, 2024)を参考にしつつ、中世語から近代語初期にかけての韓国語の用言基盤体言化の史的変遷を明らかにするものである。
筆者はすでに福井(2024)において、15世紀の中世語資料『釋譜詳節』における用言の体言化の全用例を対象に7種類の体言化(連体形、動名詞化接辞 -om/um による体言化、連体形+iによる体言化、連体形+kesによる体言化、連体形+tʌによる体言化、連体形+sʌによる体言化、動名詞化接辞 -ki による体言化)の頻度とそれぞれの用法の特徴を明らかにし、また、それを現代語と比較することで、史的変遷を大づかみに捉えることを試みた。今回は、16世紀、17世紀の資料を加えることによって、変遷の過程をより具体的に裏付けることを目指すものである。
日 時 2024年3月16日(土) 15:30~17:00 場 所 東京大学 本郷キャンパス 法文2号館2階 2番大教室(+オンライン開催(ZOOM))
オンライン参加の方は会員用研究会メーリングリストの案内で ZOOMミーティングのURLをご確認ください。
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発表者は幹事会で決定しています。発表ご希望の方は以下のメールアドレスにご連絡ください。
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