I. 述語的用法と付加語的用法
形容詞には、述語的用法と付加語的用法があります。述語的用法とは、seinやbleibenなどの動詞の述語として、つまり、「〜は...だ」の「...だ」の部分に使われるときのことを指します(例文1)。それに対して、付加語的用法とは名詞の前についてそれを修飾するときのことを指します(例文2)。
1. Der
Baum ist groß. その木は大きい。(述語的用法)
2. Da
steht ein großer Baum. そこに大きな木が立っている。(述語的用法)
ドイツ語の形容詞は、例文2に見られるように、付加語的用法のとき、語尾変化します。
3つの変化パターン
形容詞の語尾は、修飾する名詞の性・数・格によって応じて変化しますが、形容詞の直前に、@dieser型冠詞類(定冠詞を含む)がつく、Amein型冠詞類(不定冠詞を含む)がつく、B何もつかない、によって3種類の変化のパターンがあります。
dieser型冠詞類がつく場合(=弱変化)
男性単数1格と女性・中性の1・4格で -e , その他は-enの語尾がつきます。
dieser型冠詞類は格をはっきり表示する語尾がついているので形容詞の語尾は簡単で-eと-enの2種類しかありません。それで,この変化を弱変化と呼ぶこともあります。
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