T zu不定句
不定句の中には、不定形の動詞の直前にzu をおいて作るものがあります。これをzu不定句と呼びます。「友人達とテニスをすること」というzu不定句はこのようになります。 zu不定句:mit Freunden Tennis zu spielen 友人達とテニスをすること 分離動詞では、基礎動詞部分の前にzuがおかれます。つまり、分離前綴りと基礎動詞部分でzuを挟み、かつ、1語で書くので注意が必要です。 また、完了の不定句、受動の不定句、および、(英語と異なり)話法の助動詞もzu不定句にすることができます。いずれの場合も最後の助動詞の直前にzuがおかれます。 die
Hausarbeit geschrieben zu haben レポート書いてしまったこと(完了のzu不定句) [注]werdenを使った未来形(Er wird morgen kommen.「彼は明日来るだろう」)と話法の助動詞の主観用法(Das kann wahr sein.「それは真実かもしれない」)は定形しかないので、zu不定句にはできません。
zu不定句は、動詞句に名詞句や形容詞句の役割を持たせたいときに使うものです。具体的には以下の用法があります。 名詞的用法 auf dem Bauplatz zu spielenのzu不定句が全体として主語になっています。なお、このようにzu不定句が長いときは、esを文頭におき、zu不定句を後置することがよくあります。意味は同じです。 Es ist verboten, auf dem Bauplatz zu spielen. zu不定句はまた「AはBだ」の述語部分(B)にも使われます。 Sein Ziel ist, Politiker zu werden. 彼の目標は政治家になることだ。
Ich
hoffe, Sie bald wiederzusehen.「あなたにすぐに再会できるのを望んでいます」 上の文では、それぞれ、zu不定句はhoffen「望む」、empfehlen「勧める」の目的語になっています。 Er hat darauf verzichtet, den Plan zu verwirklichen. 「彼はその計画を実現するのをあきらめた」 形容詞的用法 1)名詞の内容を規定して Hast
du Lust, mit mir ins Kino zu gehen?「僕と一緒に映画に行く気がある?」 3) etwas, nichts, vielと結びついて Ich
habe viel zu essen. 「食べるものはたくさんある」
練習問題
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