佐藤 香里

2001114

はじめまして。元ゼミのみんなはお久しぶりです。

私は昨年の9月から大学を休学し、在スペイン日本国大使館で派遣員として働いてい ます。 当初この試験を受けたとき、以前スペインに留学したので今度は是非ラテンアメリカ へいきたいと思っていたのですが、対象国に中南米の国があまりなく、縁あってまたスペインに来 ることになりました。 今回は、ここへきて4ヶ月で思ったことと等を近況報告をかねて書こうと思います。

ここへきて「ゼミ」について考えたこと。

私はここにきたことで全く進行していなかった卒論の準備、研究を2年間あるのだか ら十分できるのはないかと安心していました。 しかしここへきて早4ヶ月時間は恐ろしくすぎていきますし、なかなか仕事もいそが しく勉強する時間が思うほど とれないことにあせりを感じています。またもうひとつ痛感したことはゼミに参加す ることなく、ゼミ仲間と刺激しあう こともなく、また先生からのアドバイスもコンスタントにえられない状況で研究を進 めるのは、自分をよほどコントロール して、机に向かわせない限りつらく、厳しい(へたすると怠ける)ということです。  

そういった意味でゼミとは勉強をするためにすごく重要な場所なのではないかと 思っています。なのでゼミに入っている 人はゼミでの時間を本当に大切にして、ゼミの仲間、先生から得られるものをえられ るだけ得てほしいと思います。 また私はゼミに参加していた短い間でしたが、高橋先生から「論文の書き方」という 最も大切なことを教えていただきました。 (といっても私はまだまだ修行が足りませんが)これは卒論を書く際だけでなく、社会にでても一生自分の財産として残るものだと思います。是非ゼミで先生から学び とってください。

派遣員をしてよかったと思うこと。

私にとってスペインで派遣員として働くことの利点をのべるとここには語学の関係で ほとんどの館員がラテンアメリカに勤務していた経験があり、その体験談を(本当に 興味深いです!)存分にきくことができるのと、また館員からだけでなく、仕事上大 使館のお客様としていらっしゃるいろんな人と接し、貴重なお話をうかがえることが できる、スペイン語ででも日本語ででもラテンアメリカ関係の文献、資料等が比較的 簡単に手に入る、あとは職場でスペイン語を使えることです。ここで大学生活だけで は得られないことをできるだけ吸収したいと思っています。

最後に 元ゼミの仲間のみなさま、全く連絡をとっていませんでしたが、いかがお過ごしです か?是非連絡ください。 私のメールアドレスはkaorinita@arrakis.es です。