2011年10月16日 第5回FINDAS研究会(INDAS国際シンポジウム プレ研究報告会)のお知らせ≪終了しました≫

掲載日 | 2011年10月06日

FINDAS外大拠点では、今年度第5回目の研究会を下記の日程で行います。
皆様のご参加をお待ちしております。

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日時:10月16日(日) 13:00~17:00
場所:本郷サテライト5F セミナールーム
(アクセスマップ→http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html)
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発表者1:鈴木義里(大正大学)
タイトル:ゴアの印刷メディアと言語状況

この発表が目指すのは、ゴアの印刷メディアとゴアの言語状況を明らかにすることである。2001年のセンサスによれば、ゴア州の有力言語はコーンカニー語(57.1%)、マラーティー語(22.6%)、ヒンディー語(5.7%)、カンナダ語(5.5%)である。しかし、印刷メディアに関しては、コーンカニー語のものを目にする機会は極めて少ない。英語が他の言語を圧倒しており、他にはマラーティー語のものが多少目に入る程度である。なぜこのような状況になっているのだろうか。印刷メディアにおけるコーンカニー語の状況を、ゴアの歴史、政府の言語政策、言語教育などに焦点を当て、その原因を探る。

発表者2:井坂理穂(東京大学)
タイトル:現代インドにおける出版業界の変化-グジャラート州の事例ー

近年のインドにおける経済自由化や経済成長、新中間層の台頭、教育機関の拡大、識字率の上昇、グローバル化の流れは、インドにおける各種出版物の生産・流通・消費のあり方にも大きな変化をもたらしている。それはたとえば、出版社の再編や提携、Crosswordに象徴されるような新たな販売形態、消費者による本の選び方、買い方の変化(ネットの利用など)、海外におけるインド系移民の市場の拡大など、様々な側面にあらわれている。本研究は、こうした出版業界をめぐる近年の変化を、歴史的な文脈のなかからとらえたうえで、とりわけ英語出版物と在地諸語出版物のそれぞれのあり方や両者の関係が、近年、どのように変化しつつあるのかに焦点をあてる。調査地域は、当面はグジャラート州に限定する。

2011年7月9日 第4回FINDAS研究会「現代(いま)、タゴールを読む」のお知らせ≪終了しました≫

掲載日 | 2011年06月09日

FINDAS外大拠点では、今年度第4回目の研究会を下記の日程で行います。
皆様のご参加をお待ちしております。

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日時:7月9日(土) 13:00~
場所:本郷サテライト7F 会議室
(アクセスマップ→http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html)
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今年2011年は、ベンガルの詩人ラビンドラナート・タゴールの生誕150周年にあたります。また5月には、丹羽京子著『人と思想 タゴール』(清水書院)が出版されました。これを機に、現代インド地域研究外大拠点(FINDAS)は、タゴールがベンガル文学に与えた影響、近代ベンガル社会におけるタゴールの位置づけ、タゴールと日本知識人との関係など、改めてタゴールを多角的に検討する会を開催します。

タイトル:<現代(いま)、タゴールを読む>

第一部
丹羽京子 「ベンガル詩人がみるタゴール」

第二部 『人と思想 タゴール』書評会
臼田雅之 「タゴールと近代ベンガル人の世界」
外川昌彦 「タゴールとその周辺」
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以上、よろしくお願い申し上げます。

2011年6月25日 第1回若手研​究者セミナーのお知らせ≪終了しました≫

掲載日 | 2011年06月08日

FINDAS外大拠点では、今年度第1回目の若手研究者セミナーを下記の日程で行います。
皆様のご参加をお待ちしております。
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日時:6月25日(土) 13:00~
場所:本郷サテライト3F セミナールーム
(アクセスマップ→http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html)
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<ケーララ・モデル>再考: ジェンダーの視点から
報告者1.小林磨理恵(JETROアジア経済研究所)
タイトル:「インド社会の変容と『結婚持参金(ダウリー)問題』:ケーララの事例を中心に」
要旨:
結婚時に花嫁の家族から花婿の家族に渡る金品である「結婚持参金(ダウリー)」をめぐる問題は、インド社会における主たる「女性問題」とされてきた。南インドのケーララ州は、過去に多くのコミュニティがダウリーの慣習をもたない母系制度下にあったことで知られているが、現在は旧母系制コミュニティにもダウリーの慣習化が及び、結婚時には花嫁家族の大きな出費と化している。本報告では、ケーララの一農村における「ダウリー問題」の実態を明らかにするとともに、ダウリーの慣習化を取り巻くケーララ社会の変容を分析することを試みる。
報告者2.町田陽子
タイトル:「インド、ケーララ州における社会変化と女性の生:女性の『ライフ・ヒストリー』調査を通して」
要旨:
現代ケーララ女性には2つの大きく異なる評価がなされている。1つは社会指標上、高い達成を遂げているという評価であり、もう1つはインドの他地域の女性と同様、多くのジェンダー問題に直面しているという評価である。現代ケーララ女性がこうした2つの側面を持つに至った理由について、従来の多くの研究では、ケーララ社会のコロニアル・ポストコロニアルの社会変化の中で生じたとされる「新しい家父長主義」の出現に依拠した説明が行われている。しかしながら、「新しい家父長主義」の出現が女性の位置づけを説明する――決定するという議論に留まると、構造が個人を決定するという議論の構図に取り込まれ、女性の創造的な行為主体性を看過することにつながりかねない。本研究は、女性のライフ・ヒストリーの聞き取りを通して、現代ケーララ女性がケーララ社会の社会変化にどのように取り組んでいるかを考察する。本研究を通して、現代ケーララ女性の、社会変化に取り組む主体、また社会変化を生み出す主体としての行為主体性の特徴を明らかにする。
コメンテーター:喜多村百合(筑紫女学園大学)
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以上、よろしくお願い申し上げます。

2011年5月21日 第3回FINDAS研究会(インド文学史科研共催)のお知らせ≪終了しました≫

掲載日 | 2011年05月05日

FINDAS外大拠点では、今年度第3回目の研究会を下記の日程で行います。
今回の研究会は、インド文学史科研(「多言語重層構造をなすインド文学史の先端的分析法と新記述 (基盤A)」)との共催となります。
皆様のご参加をお待ちしております。

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日時:5月21日(土) 13:00~15:30
場所:本郷サテライト7階 会議室
(アクセスマップ→http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html)
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○研究報告
1.石川まゆみ(東京外国語大・学部4年生)
タイトル:「フィジーにおけるヒンディー文学―現状報告―」

要旨:イギリス植民地時代にフィジーに移住したインド人労働者とその子孫たちによるヒンディー文学は異国の地でどのように展開したのか、故郷の伝統文化の保持という視点をもって実施した現地調査の報告である。
2.坂田貞二(拓殖大学・名誉教授)
タイトル:「文学の媒体(写本、印刷技術、メディア)―問題提起―」

要旨:19世紀後半のヒンディー語地帯では、聖典ほかが筆写されるなかで、石版印刷が導入されて多部数の印刷・制作ができるようになった。そしてその直後に活字印刷も普及した。この移行過程をトゥルスィーダース(1532-1623)による叙事詩『ラーマの行いの湖』の例で辿ってみたい。

2011年4月23日 第2回FINDAS研究会 「出産の医療化―インドと中国の農村地帯から」≪終了しました≫

掲載日 | 2011年04月14日

FINDAS外大拠点では、今年度2回目の研究会を下記の日程で行います。

大変な時ではありますが、皆様のご参加をお待ちしております。

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日時:4月23日(土) 13:00より
場所:本郷サテライト4階セミナールーム
(アクセスマップ→http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html)
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<出産の医療化―インドと中国の農村地帯から>

発表者1:松尾瑞穂(新潟国際情報大学 情報文化学部情報文化学科)

タイトル「母子保健がもたらすもの―西インド農村地域における微細な生政治」
 
概要
報告者が人類学調査を行っている西インド、マハーラーシュトラ州農村地域では、近隣大都市部の経済発展に伴う雇用機会の拡大や通信・交通の発達により、村落女性と医療施設/医療者との日常的な接触が飛躍的に増大している。
本発表では、農村地域において広まる母子保健が、女性の福祉やリプロダクティブ・ヘルスの向上という面をもちつつも、どのように人々の出産慣行の変容や家族計画の推進、子どもの選択等と接合していくのかを検討する。

発表者2:姚毅(東京大学外国人研究員)

タイトル「中国農村における病院分娩の推進と女性経験・主体―農村調査を通して」

概要
中国の農村では、今日分娩の病院化・医療化が急速に進行し、病院での出産が一般的になってきている。これは、人口政策、母子衛生、医療改革、地域格差の是正などの国策に絡めとられ、上から推し進められたものでもある。こうした政策は、国家の統制力の比較的弱い農村地域で如何に実施され、浸透し、また当の女性はそれをどのように受け止め対応してきただろうか?本報告は、東北に位置する遼寧省と南部に位置する湖南省の二つの村で行った聞き取り調査を中心に考察する。

コメンテーター:松岡悦子(奈良女子大学)