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2012年度 第1回FINDAS若手研究者セミナー<教育とポリティクス>のお知らせ(4月28日(土))≪終了しました≫

掲載日 | 2012年04月04日

FINDAS外大拠点では、今年度第1回目の若手研究者セミナーを下記の日程で行います。

皆様のご参加をお待ちしております。

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日時:4月28日(土) 13:00~17:00
場所:本郷サテライト3F セミナールーム
(アクセスマップ→http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html)
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テーマ:
<教育とポリティクス――現代南アジアの教科書にみる言語・歴史・宗教>

報告者1.澤田彰宏(東洋大学東洋学研究所)
タイトル:「近年のインドにおける歴史教科書をめぐって」

要旨:
インドでは先のインド人民党を中心とする連立政権時に、公教育においては、国家機関(NCERT)のナショナル・カリキュラム作成や歴史教科書の書き換えなど、政府からの介入などが起きた。それはヒンドゥー・ナショナリズムにもとづく国づくりの一環であったともみなせる。その後、現国民会議派中心の政権に移行したことで、再度新たなカリキュラムと教科書がつくられた。
本発表では、この2つ政権時の歴史教科書の内容、特に宗教に関する記述を比較して、何がどうかわったのかを検討する。また、新しい教科書で示そうとしているインド史・インド社会象がどのようなものであるのかを考えてみたい。

報告者2.須永恵美子(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)
タイトル:「多民族国家パキスタンの歴史観と国民像:学校教育において共有される言説の事例を通して(仮)」

要旨:
2012年3月、パンジャーブ州南部とスィンド州北部にまたがるサラーイキー語話者を中心とした、州自治権獲得要求が国民議会にかけられた。このニュースの背景には、パキスタンが1947年の独立当初より民族ごとの独立を妨げるため、民族と州/言語と州の線引きを意図的にずらしていたことがあげられる。この他にも、隣国インドとの差異化をはかり、東パキスタン独立による国家崩壊の危機を乗り越えるため、政府主導の国民統合政策が繰り返されてきた。
本発表では、これらの国民統合の結果、どのようなパキスタン人像が共有されているのかを明らかにする。分析対象は、初等・中等教育で使われているウルドゥー語の教科書とし、この中で細切れに語られる歴史を、ムガル朝史、独立闘争史、現代史などに整理した上で、そこで語られるパキスタン史の特徴や言説の潮流を明らかにする

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