2018年度 第一回FINDAS若手研究者セミナー「南アジア系移民の文化と社会」  5/26

掲載日 | 2018年04月05日

2018年度 第一回FINDAS若手研究者セミナー「南アジア系移民の文化と社会」

 

【日時】 2018年5月26日(土)13:00~17:00
【場所】 東京外国語大学 本郷サテライト 4階セミナー室(http://www.tufs.ac.jp/access/hongou.html)

【報告者・題目】

◆栗田 知宏(大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター・客員研究員)

「イギリスのエイジアン音楽産業におけるサブ・エスニシティの力学」
“Dynamics of sub-ethnicity in the British Asian music industry”

イギリスでは「エイジアン音楽」と呼ばれる南アジア系ポピュラー音楽においては、バングラーに代表されるパンジャービー音楽が常に中心的な実践として位置づけられてきた。インド本国や他国出身のパンジャービーのアーティストによる楽曲も人気を博しており、トランスナショナルなパンジャービー音楽の存在感はさらに増してきている。一方、グジャラーティー、ベンガーリー、タミルなどの音楽的要素を含んだ楽曲はほとんど制作されておらず、一般的に注目される機会も非常に少ない。こうしたアンバランスな状況は、エイジアン音楽産業内部のサブ・エスニシティをめぐるいかなる力学によってもたらされているのだろうか。本発表では、グジャラーティー、南インド・スリランカ系、バングラデシュ系の業界関係者へのインタビューなどをもとに、この問いにアプローチしたい。

◆東 聖子(近畿大学国際学部・講師)

「トロント市周辺の南アジア系移民による社会形成と文化的紐帯に関する考察」
“The cultural tie and socialization of South Asian migrants in the Greater Toronto Area”

本発表では、カナダのトロント市周辺に暮らす南アジア系移民が、自身の文化的共通性を介した繋がりをもとに、移民社会を形成し、その一員として生活を営んでいるさまを考察する。出身地、エスニシティ、世代など、様々な差異を横断し人々に共有されるその文化的紐帯が、南アジア系移民による社会形成や社会参画意識などを牽引している様子を、トロント市周辺の事例より報告する。

【使用言語】 日本語

※本研究会は、予約不要でどなたでもご参加いただけます。