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授業の概要
この授業では、多様な文化、宗教伝統の中で、小説、演劇、芸能の中に「神」がどう姿を現すかを見たり、あるいは一見まったく宗教的と思われないような慣習や儀礼、現象の中に潜んでいる絶対者や超越的な真理を見つけだすことにより、「神」や「宗教」という概念についての先入観や固定観念を壊し、そこから文化現象の持つ多様性について考える契機を得ることを目的とする。
また、総合文化講座に属する教官が毎回交代で講義を行うので、総合文化コースでなにが勉強できるかの紹介をも兼ねている。
日程
4/11 0.八木久美子 「講義の概要・趣旨説明」
4/18 1.八木久美子「神とはどこで出会えるのか?-- イスラム教徒の多様な模索」
4/25 2..麻田 豊「カッワーリー(インド・イスラーム賛歌)・神・陶酔」
5/2 3.水野善文 「神?悪魔?人間?---インドを舞台に」
5/9 4.宇戸清治「タイの現代小説に現れた神」
5/16 5.菊池陽子 「仏陀も精霊も混在する社会主義‐ラオスの場合」
5/23 6.岡田 知子 「カンボジア式八百万の神−都市生活者の信仰」
5/30 7.川口健一「竈(かまど)の神さまがベトナムを不在にする日」
6/6 8.小林二男「(タイトル未定)」
6/13 9.東 憲一「日本の伝統的スポーツ文化に見る「神」ー相撲を例にー」
6/20 10.真鍋求「脳を作り上げたもの」
6/27 11.栗田博之(5月以降)「ヒトと精霊の世界:文化人類学からみたパプアニューギニアの「神」」
7/4 12.亀山郁夫「20世紀文化における「神々」の表象」
7/11 7/18 予備日
成績評価の方法
成績評価は、毎回提出するレビュー・シート、レスポンス・ペーパーによって行う。
1. 毎回、10分程度の時間を授業中に取り、授業の感想あるいは短い問いへの回答を行う。
2. 毎回提出されたペーパーをA,B,Cの三段階で採点する。
特に優れていれば、A
平均的な回答、反応であれば、B
特に劣っていれば、C
3. 最終的な評価は
A=2点, B=1点, C=0点 と換算し、合計し、それを10倍した値を成績とする。
100点以上は切り捨てる。
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