授業内容 インターネットが1995年に飛躍的に広まったあと、それまでには予期されていなかったいろんな事態が生じています。
この授業では、そうした事態のなかでとくに、新しい情報技術を使い、社会の多くの場所に張り巡らされた監視技術と、人間の自由の相克の問題を取り上げます。
問題をごく簡単に表現すれば、インターネットの普及によって自由が広がるはずであったのに、自由はむしろセキュリティの名のもとに縮減を迫られているように感じられる。そこでは一体何が起こりつつあるのか、ということです。
東浩紀氏の『中央公論』における優れた連載論文「情報自由論」を手がかりに、リスク論(安全論)、自由論、の基本的な文献を読んで行きます。
(受講希望者は、東浩紀氏の連載論文に目を通しておいて下さい。)
成績評価の方法 報告ならびにタームペーパー
履修上の注意
なお、より詳しくは、次のホームページをご覧下さい。
http://members.jcom.home.ne.jp/hide.yoshimoto/