フランス語におけるリエゾンについて 諸富 礼

 第1章と第2章では、DelattreFouchéMalécotといった伝統的分析の結果がまとめられています。 第3章ではL'Écho de la FranceLe Conte d'Hiver (Eric Rhomer)を実際のコーパスとして、リエゾンの実態が、品詞や様々な状況をわけを行ないながら分析されています。とくに、p.62-63の単音節語にみられるリエゾンは、資料的な価値があるように思われます。