日本における方言調査法
阿部 新
1.目的
本レポートは、これまでの日本における方言研究の流れを概観し、方言研究の変遷に対応して変化してきた方言調査法を紹介する。そして、今後の研究の方向についても略述する。
2.方言研究史の大まかな流れ
2.1研究内容
方言をある言語のバラエティの一部と考えると、その研究内容には以下の表1のようなものがあると言えよう(井上1997)。
表 1
言語の研究内容
|
Simplex (structure-centered) |
Complex (variation-centered) |
Competence (langue) |
(1)言語の構造 |
(2)言語の変異の構造 |
Performance (parole) |
(3)言語の運用 |
(4)言語の変異の運用 |
研究内容を「構造」という観点から眺めると、言語の「構造」と「構造の変異(variety)」の二種類が考えられる。また、「人間の行動」という観点から眺めると、「言語そのもの(能力)」と「言語の運用」の二種類が考えられる。
これら二つの観点から研究内容を分類すると、表1の(1)〜(4)の四種類に分類される。具体的な研究対象としては、(1)文化が規定した言語(音韻、文法、語彙)、言語が規定した文化(言語行動・意識)(2)言語間、方言間、個人間、個人内の変種の違い(3)言語行動、談話構造(4)ポライトネス、コードスイッチング、アコモデーション理論、などが挙げられるだろう。
この(1)〜(4)の順序は、方言の研究が発展してその研究を深めていった順序に対応している。次節でその大まかな流れを見てみよう。
2.2方言研究の発展−地域差から社会差へ−
まず、(1)言語構造の記述がしばらくの間行われていた。日本での方言の最初の本格的な記述は江戸時代に行われた。外国人宣教師によるものと日本人によるものがある。どちらも、ある地域の俚言や発音の訛を記述したものである(宮治1991)。
次に、(2)言語の変異の構造の記述が本格的に行われたのは明治以降のことだ。日本での研究は主に地域的「方言間」の変異に注目が集まっており、それが1960年代まで続いたといっていいだろう。東条(1962)によれば、日本の方言研究に「三つの山」がある。第一の山は国語調査委員会による方言の全国的調査の時代、第二の山は昭和初期の方言研究のための学会発足と雑誌創刊の時代、第三の山は戦後の国立国語研究所による研究の時代である。これらの山はそれぞれ関東大震災と第二次世界大戦によって分断されている。
第一の山は1900年代から1910年代あたりまでである。標準語制定のための基礎的研究が行われ、東西の方言の違いがわかった。これが東条操に影響を与え、「方言区画論」を提唱させる契機になった。
第二の山は1920年代から1930年代あたりである。ヨーロッパでの研究成果が日本の方言研究にも適用された。言語地理学の方法を日本の方言に適用した柳田国男による方言地理学では「蝸牛考」(1927)において「方言周圏論」を提唱した。比較言語学の手法をアクセントに適用した服部四郎は諸方言の系統を研究した。
第三の山は第二次世界大戦後である。1950年代はアメリカ構造主義言語学の影響を受けた「記述的研究」の時代、1960年代は言語地理学を背景として日本で独自に興隆した「地理的研究」の時代であった。これらはいずれも地域的変異に注目した研究である(真田1999)。その結果、語の変化や伝播のメカニズムなどの解明に大きく寄与した。
さらに、(3)言語の運用の研究は、1970年代に欧米の社会言語学の影響をうけた「社会的研究」が広まったころから盛んになったと言える。その後の1980年代はコンピュータの普及による「計量的研究」が主流となった(真田1999)。
そして、(4)言語の変異の運用の研究は1990年代以降、(3)の研究とともにも広がってきたと考えられる。1990年代の主流は「コミュニケーションに果たす方言の機能に注目した機能的研究」(真田1997)、「方言の運用にかかわる意識をめぐっての研究」(真田1999)、「生の談話資料、録音資料に基づく」談話音声研究(井上2000)、2000年代の主流は「心理的研究」で、「方言を使うときの話者の心理的側面に焦点を当て、方言の機能を分析する」研究(真田1997、1999)と考えられている。
以上の流れを以下の表2のようにまとめた。
表 2
方言研究の流れ
|
年代 |
研究の主流 |
キーワード |
(1) |
江戸時代以前 |
散発的な記述研究 |
|
(2) |
明治時代 |
標準語制定のための基礎的研究 |
国語調査委員会 |
大正時代 |
|
国語調査委員会の廃止 関東大震災 |
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1930年代 |
採集的研究 |
初期の言語地理学、比較言語学 |
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1940年代 |
区画論的研究 |
方言区画論(東条操) |
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1950年代 |
記述的研究 |
アクセント・文法の記述 |
|
1960年代 |
地理的研究 |
『日本言語地図』 |
|
(3) |
1970年代 |
社会的研究 |
地域差の減少による 地域内の社会的差 |
1980年代 |
計量的研究 |
コンピュータの普及 |
|
(4) |
1990年代 |
談話的研究 |
方言差のさらなる減少と 分析単位の拡大 |
2000年代 |
心理的研究?文献的研究? |
|
表2によって流れをまとめると、研究対象が時代を経るごとに変化してきたことが分かる。まず(1)では研究対象が各地の地域言語であった。(2)では広範囲を調査することによって地域差を見ていた。(3)では地域差が減少したことにより地域内の差、すなわち社会差を見るようになった。(4)では地域差がより減少し、地域内の社会差やさらに個人差・個人内の差を見るようになった。すなわち、地域差、社会差、個人差、個人内という方向で研究対象が狭まってきたことが分かる。この変化によって扱う言語事象のデータ量は格段に増えている。
3.方言の調査方法の変化
さて、方言研究のためのデータはいくつかの方法で集めることができる。もし自分が研究対象とする方言の母語話者ならば、内省によって集められる。母語話者でない場合には、過去に現地調査で収集されたデータや文献によって集められる。
しかし、母語話者でもなく、過去のデータもない方言の場合には、自分でデータを収集するために現地調査(field work)を行う必要が出てくる。現地調査にはいくつかの種類がある。どの方法を行うかは、どのような場所(調査地)で、どのような人(被調査者)に、何を調査するか(調査内容)によって決まる。
3.1研究対象の変化と調査の変化
研究対象が地域差(方言間)から社会差(個人間)へと広がったのに伴って、調査地、被調査者、調査内容、調査方法も変わってきた。地域差を見るためには、日本全体や日本各地を調査地として、典型的な地域方言を話す生え抜き老人男性が調査対象となることが多かった。しかし、社会差を見るために広範囲・複数の地域を比較して見るよりは、ある地域内や社会内の個人・小グループを対象とするようになっていくと、社会内の生え抜き話者でも、様々な世代の話者を対象として年齢差を見たり、男性や女性の被調査者を大量に用意して性差を見たりすることが多くなっていった。対象とする地域が複雑なメンバーで構成されるような大都市などになると、もはや生え抜きではない人も調査対象とされるようになった。生え抜きも非生え抜きも調査対象となるようになり、小グループや個人から大量のデータを集める調査も行われるようになった。
3.2現地調査におけるデータ収集方法の変化
現地調査にはいくつかの種類があることはすでに述べた。大まかに言えば、観察調査と質問調査がある(田原1991)。方法および長所短所を以下の表3にまとめた。
表 3 調査方法
名前 |
方法 |
長所 |
短所 |
|
@観察調査 |
自然観察法 (自然傍受法) |
被験者が他の人としゃべっているのを、被験者に悟られないようにこっそりと聞く。(隠しどりは倫理的に問題となる場合がある。) |
もっとも自然な形の方言を集めることが出来る。 |
被験者が必ずしも調査者の知りたいことを話してくれるわけではない。 |
A質問調査 |
面接調査 |
面と向かって被験者にどのような言い方をするのか尋ねていく。 |
少人数に対して、目的とすることを直接・間接に聞き出すので、無駄がない。 |
被験者が本当にその言い方を日ごろ使っているのかどうかわからない。「どういう言い方をしているかについての意識」の調査となる。 |
アンケート調査 |
質問事項をまとめた調査票を渡して記入してもらう。 |
大人数に対して、目的とすることを直接・間接に聞き出すので、無駄がない。 |
どの調査方法を行うかは、どのような場所(調査地)で、どのような人(被調査者)に、何を調査するか(調査内容)によって決まる。しかし、調査地・被調査者が研究の進歩とともに変化してきたので、当然調査方法も変化をしてきたことになる。
日本各地の典型的な地域方言を知ることが目的だった当初の方言調査では、観察調査は非常に非効率的なので、質問調査特に面接調査が行われていた。このような調査方法がお行われていた理由としては、被調査者数が少なかったことと、被調査者の生え抜き老人の識字率も関係していたと思われる。そして、調査対象が若年層の生え抜きや非生え抜きにまで広がると、少人数のデータ収集に適した面接調査から多人数のデータ収集に適したアンケート調査も行われるようになっていった。小グループや個人から大量のデータを集める調査も行われるようになると、自然観察法に基づいた談話資料の収集が行われるようになってきた。調査方法の普及には調査機器の充実も関係していたと思われる。
また、研究の発展に伴って、両者の調査方法の長所、短所を補うために、両者の折衷的な方法が開発されている。実験的手法による面接調査(被験者に調査内容を悟られない工夫をする)や、ある話題を提示して被験者同士自由に会話してもらい、調査者は一歩下がって観察する方法など、調査者が会話をコントロールして、知りたいことを聞きだす努力がなされている。
3.3.質問調査における質問方法と分析方法
日本における多くの方言調査が質問調査によって行われてきたことを述べた。以下ではその質問調査の種類とその方法、そしてその結果得られたデータの分析方法を概観する。
3.3.1質問方法
決められた時間で目的とすることを直接聞き出す質問調査では、調査票を用いる。調査票は「フェイスシート」+「本体」の二つの部分から構成される。フェイスシートは被験者に関する情報(名前、年齢、性別、住所、職業、居住歴、配偶者・両親・祖父母の出身地)を記入する。本体には調査項目が並んでいる。
以下の表4では、質問調査における質問方法の種類とその調査対象、調査票の質問例を示した。(表右端の@〜Eは、図1〜6に対応している。)
表 4 質問調査における質問方法
調査方法 |
質問方法 |
調査対象 |
例 |
|
面接調査 (電話調査) |
なぞなぞ式 |
語彙 |
「人間がよく飼う、ワンワンとなく動物をなんと言いますか。」 |
@ |
音声(韻律) |
「人間が食べた食べ物を消化する内臓をなんと言いますか。」 |
A |
||
翻訳式 |
文法 |
「共通語で“走らない”ということをこのあたりではどのように言いますか。」 |
B |
|
語彙 |
「共通語で“かたつむり”のことをこのあたりではどのように言いますか。」 |
|
||
読み上げ式 |
音声(韻律) |
(紙に文字を書いておく) |
C |
|
アンケート調査 |
選択式 |
方言意識 方言境界意識 |
「この土地のことばについてどのように思いますか。次の中から選んでください。1大好き 2好き 3どちらでもない 4嫌い 5大嫌い」 |
D |
方言(語彙・音声・文法)使用意識 |
「次の言い方を使いますか。使う、使わない、のいずれかで答えてください。」 |
E |
3.3.2地図による分析
面接調査には、直接対面せずに電話を介して行う電話調査も含む。面接調査の質問方法には、なぞなぞ式、翻訳式、読み上げ式の3種類がある。
なぞなぞ式は語彙や音声を調査する方法である。目的とする方言語形や方言音を含む語がなぞなぞの答えとなるような形式である。質問文が適切でないと目的とする答えを得られない場合がある。なぞなぞ式による調査結果をまとめたものの代表として図1、図2を示す。図1は『日本言語地図』180図「かぼちゃ」、図2は『日本言語地図』3図「「火事」の「か」」の調査結果である(徳川・グロータース1976より)。各地の「かぼちゃ」を表す語形の地域差や、「火事」という単語の「か」の音の地域差を一覧できるようになっている。
図 1 なぞなぞ式による語彙の調査結果
図 2 なぞなぞ式による音声の調査結果
翻訳式は文法項目や語彙を調査する方法である。共通語の項目を翻訳させる。質問文に含まれる共通語の形式が被調査者の回答に影響してしまう場合がある。翻訳式による調査結果をまとめたものの代表として図3を示す。『方言文法全国地図』20図「東京に(着いた)」の調査結果である。このような文法項目は、なぞなぞ式で問うことはできない。したがって、必然的に翻訳式で問うことになるのである。(大西1999より)
図 3 翻訳式による文法形式の調査結果
読み上げ式は主に音声や韻律を調査する方法である。調査票に読み上げてもらう調査項目を記しておき、それを被調査者に渡して読み上げてもらう方法である。文字を読むという行為なので、本来の話し言葉とは異なる「読み」のスタイルを調査してしまっていると考えられる。読み上げ式による調査結果をまとめたものの代表として図4を示す。平山輝男による日本全国のアクセントの調査結果である。アクセントの地域差を見ることができる。(徳川・グロータース編1976より)
図 4 読み上げ式によるアクセントの調査結果
アンケート調査は選択式と自由回答式がある。しかし、多人数のデータを効率的に処理するには選択式の方が適している。方言に対するイメージ、方言の違いに関する意識、方言使用意識など、被調査者の心理的側面を調査する方法である。選択肢にない回答を排除してしまっている可能性がある。
アンケート調査による調査の集計結果の例として、図5、図6を挙げた。アンケート調査は多人数に対するデータを一度に大量に集められる。そのため、複数の地図を作成し、比較することも可能になる。
図5は標準語が話されている地域はどこかという意識を地図化したものである。上図は関西地区の若年層が「標準語を使用している」と思っている領域を示している。下図は日本各地8地域の回答者と比べて、関西の回答者が標準語使用地域だと思う度合いを示す。複数の地図で多角的な分析を行うことができる。(ロング1995、真田・ロング編1997より)
図 5 アンケート調査の調査結果(1)
図6は「この服はまだ着られる」という文脈での「着れる」という「ラ抜き言葉」の使用率を地図化したものである。上図は全都道府県の102の中学校の中学生の保護者の回答、下図は中学生の回答である。複数の地図によって年齢差を分析することもできるのである。(井上1998)
図 6 アンケート調査の調査結果(2)
3.3.3その他の図表による分析
前節で見たように、収集したデータを分析する際に地図によって結果を示す方法が多くとられてきた。地図(図1〜6参照)による分析は多くの社会的要素を同じにして地域差を見るのに有効である。しかしそれは言語を一側面からしか見ていない。そのため、研究対象が地域差から社会差へと広がるにつれて、多くの側面を取り込んだ図表(図7〜9)による分析方法が開発されてきた。
図7、図8はグロットグラムという図示方法である。街道沿いや川沿いの数地点で複数の年齢層の話者に調査した結果を表示する。縦横どちらかの軸に年齢差と地点をプロットしている。この手法によって地域差と年齢差を一度に表示することができる。
図7は、「じゃん(か)」「やん(か)」の東海道線沿線での地域差と年齢差を示したグロットグラムである。「火事ではないか」という表現をどのように言うかたずねたものである。縦軸には沿線の各駅が並び、上が東京、下が関西になっている。横軸は年齢別の回答が並び、左が若い人、右が老年層である。(井上1998)
図 7 グロットグラム
図8は、富山県のある谷における新しいアクセントの広がりを示したパーセントグロットグラムである。アクセントの揺れが聞かれる語について、地点別、年齢別に調査した結果を示している。縦軸が年齢、横軸が地点を示しており、右が谷の上流、左が下流である。各地点の各話者が小さな円で示されているが、この小さな円がそれぞれ新しいアクセントの使用率を示す円グラフになっている。地域差や年齢差だけではなく、語形の使用率まで示しており、情報を多く提示することが可能になっている。(真田1979、真田・ロング編1997より)
図 8 パーセントグロットグラム
図9は「リーグ戦方式」という図示方法である。富山県のある集落の構成員全員を対象として、集落内の各構成員に対して「どこへ行くのか」と尋ねたときの「行く」にあたる表現形式の使い分けを示している。ある一人の被調査者は、集落内の他の構成員に対してどのような表現形式を使うかを回答する。これをすべての構成員について行う全数調査であった。図9では、年齢差や性別のほかに、階層差(どの家に属するか)も示して、言語使用を規定する要因をきれいに示した。(Sanada 1993、真田・ロング編1997より)
図 9 リーグ戦方式
3.3.4質問調査における質問方法と分析方法のまとめ
おもに面接調査による地域差の研究では、一枚の地図による分析が多かった。その後地域差と年齢差、性差なども分析するようになって、複数の地図による分析が行われ、ある地域内の社会差を分析するためにグロットグラムやリーグ戦方式などの分析方法が開発されていった。
4.まとめと今後の研究の方向
本レポートでは、これまでの日本における方言研究の流れを概観し、方言研究の変遷に対応して変化してきた方言調査法を紹介した。日本の社会の地域差が少なくなっていったことに対応して、日本の方言研究も地域差を見る研究から社会差や個人差を見る研究へと発展したことを述べた。そして、このように研究の着眼点が変化していったことにより、調査地・被調査者・分析方法にも変化があった。調査地が日本全体→日本各地→個人・小グループと変化していった。そして被調査者も生え抜き老人→各世代の生え抜き→非生え抜き→個人・小グループと変化していった。分析方法は地域差を見るのに非常に有効な地図による図示から、いろいろな種類の図表が用いられるようになっていった。
調査方法ももちろん変化している。初期には少人数のデータ収集に適した面接調査だったが、多人数のデータ収集に適したアンケート調査も行われるようになっていった。小グループや個人から大量のデータを集める調査も行われるようになると、自然観察法に基づいた談話資料の収集が行われるようになってきた。これまでの面接調査やアンケート調査では、一個人からの得られるデータ量に限りがあったが、これからは自然観察法により一個人から得られる言語データが大量になっていくことが考えられる。そして、このような大量の個人によるデータが多人数分蓄積されることによって、大量データに基づいた社会差や地域差を見る研究へと進み、新たな知見が得られることになるだろう。
参考文献
井上史雄(1997)「社会言語学の4分野」unpublished manuscript
___(1998)『日本語ウォッチング』岩波新書
___(2000)「標準語・方言・新方言の一世紀」『国文学 解釈と鑑賞』65巻1号
大西拓一郎(1999)「言語地図による方言研究」真田信治編『展望 現代の方言』白帝社
真田信治(1979)『地域語への接近‐北陸をフィールドにして‐』秋山書店
Sanada, Shinji (1993) “The dynamics of honorific behavior in a rural
community in
真田信治(1997)「方言研究はどこまで来たか」『國文學 解釈と教材の研究』42巻7号
___(1999)「現代方言の諸相」真田信治編『展望 現代の方言』白帝社
___・ダニエル ロング編(1997)『社会言語学図集』秋山書店
ダニエル ロング(1995)「方言認知地図」『パソコン国語国文学』啓文社(真田・ロング編(1997)より)
田原広史(1991)「データの収集と処理」徳川宗賢・真田信治編『新・方言学を学ぶ人のために』世界思想社
東条 操(1962)「方言研究のあゆみ‐国語調査委員会と東京方言学会と雑誌「方言」‐」『国語学』35
徳川宗賢・W. A.グロータース編(1976)『方言地理学図集』秋山書店
平山輝男(1960)『全国アクセント辞典』(徳川・グロータース編(1976)より)
宮治弘明(1991)「方言研究史」徳川宗賢・真田信治編『新・方言学を学ぶ人のために』世界思想社
日本の方言研究法に関する参考文献
<雑誌>
『国文学 解釈と鑑賞』(1969)34巻8号(『方言研究のすべて』)至文堂
『国文学 解釈と鑑賞』(1984)49巻7号(『新しい方言研究』)至文堂
『言語』(1978)7巻9号(特集・野外調査の言語学)大修館書店
『言語』(1996)25巻6号(特集・ことばのフィールドワーク アウトドア言語学入門)大修館書店
『日本語学』(1984)3巻1号(特集 方言研究の方法)明治書院
『日本語学』(1994)13巻6号(臨時増刊号)(『ハンドブック 論文・レポートの書き方』)明治書院(宮地裕・甲斐睦朗・野村雅昭・荻野綱男編(1997)『ハンドブック 論文・レポートの書き方』明治書院 として再編集)
『日本語学』(1998)17巻10号(特集:現代語調査の手段と方法) 明治書院
『日本語学』(2001)20巻5号(臨時増刊号)(『日本語の計量研究法』) 明治書院
<書籍>
藤原与一・神部宏泰編(1984)『方言研究ハンドブック』和泉書院
飯豊毅一・日野資純・佐藤亮一編(1984)『講座方言学2 ‐方言研究法‐』国書刊行会