日本人はRとLが区別できない。イギリス人はスリ・ランカをシュリ・ランカと発音してしまうのはなぜか。こうした疑問に答えてくれるのが音韻論である。音素の歴史をたどり、音韻論の成立過程を考えることによって、伝統的な音韻論の理論が解説される。最近の理論までカヴァーした便利な1冊。
Jean-Louis Duchet, La phonologie, Collection QUE SAIS-JE ? no.1875,
4e éd., 1995.
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第3章 音韻体系
T 体系内部での音素
U 音韻対立の機能
V 相関と相関の束
W 音素体系の仕組み
X 韻律論
第4章 通時音韻論
T 共時態と通時態
U 体系と歴史
V 音声変化の経済
注、参考文献、索引、訳者あとがき
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