外国語教育学会 (JAFLE)
2014年度 シンポジウム
外国語教育における学習者のニーズと動機づけ
What's New
2015.1.22 HP開設
2015.2.2 内容追加
2015.2.23 司会者追加
2015.2.25 レジュメ追加
2015.2.27 レジュメ追加・修正
日時 2015年3月14日 (土) 14:00~17:20(予定)
 東京学芸大学 (S203教室)

参加費 無料(会員、学生) 1000円(一般)
場所 東京学芸大学
東京学芸大構内マップ

プログラムは予定ですので変更される可能性があります。
シンポジウムでは、英語、朝鮮語、日本語等の言語について、それぞれの発表者が、その言語を学ぶ際にどのようなニーズと動 機が あるのか、学生の希望や将来の進路なども含めて報告する。また、教師が学習者をどのように動機づけしていくか、どのように自律的学習へ導いているのか等についても紹介する。最後に、報告内容に関連する事項について自由討論を行う。
14:00-14:10 開会の辞  
    司会: 黒澤 直俊 (東京外国語大学教授)

14:10-14:40    英語教育における学習者のニーズと動機づけ
   本田 勝久 (千葉大学准教授)

学習動機は学習者のニーズ、学習プロセス、学習内容などによって、可変性を有するものである。動機づけの解明には、刻々と推移するダイナミズムに関する研究が必要である。本発表では、英語教育における動機づけ研究の動向を踏まえ、「動機づけが果たす役割」や「動機を高め自律を促す授業づくり」などについて議論する。
14:40-15:10    フランス語教育における学習者のニーズと動機づけ
   杉山 香織 (西南学院大学専任講師)

日本におけるフランス語の実用性の低さや、フランス語圏との地理的距離などの要因から、学習者のフランス語学習動機を持続させることは難しい。その中、動機を高めるためには、学習の目標を明確化させ、達成度を可視化することが重要であると言える。本発表では、日本の高等教育におけるフランス語学習のニーズや動機づけの研究を概観し、発表者が行った言語能力の自己評価調査を紹介する。
休憩    
15:30-16:00    言語学習=言語教育としての朝鮮語教育
--学習者の「ニーズ」と「動機づけ」を超えて
   野間 秀樹 (明治学院大学客員教授)

朝鮮語教育・学習におけるニーズと動機付けをめぐって、現状の調査やテクニカルな課題ではなく、言語教育論を言語学習論として捉え返す視座から、朝鮮語教育・学習のあるべき方向を構想する。言語をめぐる様々な危機に溢れる同時代にあって、母語をも含めた、言語一般に対する構えを培う場としての〈学び〉とは。
16:00-16:30    日本語教育における学習者のニーズと動機づけ
   鈴木 綾乃 (早稲田大学日本語教育研究センター 常勤インストラクター)
日本語学習者の数は増加を続けており、現在日本国外では約400万人が、国内では約15万人が何らかの機関に所属して学習している。こうした中、日本語学習のニーズ・動機も変化し、多様化している。本発表では国内・国外の学習者のニーズ・動機について報告し、発表者自身の所属機関での試みについて紹介する。
16:30-17:10    自由討論 

17:10-17:20 閉会の辞