Fuchu1
外国語教育学会 (JAFLE)
第20回研究報告大会

What's New
2016.7.12 日程決定
2016.9.12 会場、発表公募の予定
2016.9.23 研究大会発表の公募(10.17 まで)
2016.9.23 誤字修正、説明追加
2016.11.4 プログラム(暫定版)
2016.12.2 機材の修正(Windows 10)






Fuchu2
日時 2016年12月18日(日)
10:00-17:10
(予定)
場所 東京外国語大学

発表者はハンドアウト30部程度を用意してください。
PC (Windows 10), Office 2013 で、
プロジェクタ、スピーカー、Internet も利用可能です。


大会で発表ができるのは会員の方だけです。発表者は全員会員である必要があります。
論文・研究ノートの投稿も会員に限られます。


受付では会費の徴収を行いません。会費はあらかじめ郵便局で振込ください。

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年会費の振込




プログラム

会場 東京外国語大学
発表会場 大会議室(A会場)、中会議室(B会場)
理事会室




  会場 タイトル/発表者 内容レジュメ
10:00-10:05 A 開会の辞  
10:05-10:30 司会

馬場 哲生(A会場)

杉山 香織(B会場)

 
A 学習者特性に基づく語学科目履修者傾向分析

結城健太郎(東海大学)、
白澤秀剛(東海大学)
本発表では、前回の大会で報告したCSI(Communication Style Inventory)に基づくコミュニケーション特性の言語間・レベル間分布の継続調査の報告を行う。対象言語はスペイン語、中国語、朝鮮語、フランス語、ロシア語である。また、この履修者分析を補完するため、スペイン語入門クラスに対してSFA(Solution Focused Approach)に基づく履修動機調査を行い、学習行動・成績との相関を分析した。その結果、コミュニケーション特性に比べ、履修動機が学習行動・成績に強い影響を与えることがわかった。
B ポルトガル語母音音素/ o, ɔ /の日本人学習者の発音事例研究
―音響・調音音声学的手法を用いて―

三輪柊子(東京外国語大学言語文化学部3年)
本研究は、日本語を母語とするポルトガル語学習者における、円唇半狭奥母音/ o /及び円唇半広奥母音/ ɔ /の発音習得の事例研究である。観察と分析は、音響音声学的手法(フォルマント計測)と調音音声学的手法(唇形状撮影)を用いた。管見の限り、従来の研究で両方の手法が併用されている例はない。発表では、母語話者と日本人ポルトガル語学習者の発音の実例を、二つの手法により比較し、その結果の含意について論じる。また、今後の調査の可能性について述べる。
10:30-10:55 A 動機づけ理論を学ぶ授業: 自律した言語学習者の養成を目指して

山本大貴 (明治大学大学院博士後期課程)
自らの動機付けを適切にコントロールする能力は、自律した言語学習者になるのに欠かせないものだと思われる。本研究では、動機づけに関する3つの理論(「自己決定理論」「原因帰属理論」「期待-価値理論」)をアメリカ人日本語学習者に明示的に教え、それらの理論に基づいて自らの動機づけを高める方略を具体的に考えさせる授業を行い、その効果を調査した。発表では、研究の理論的背景、調査結果はもちろん、授業実践の内容も詳しく紹介する。
B スペイン語話者の日本語の発音学習及び発音指導について

赤木浩文(専修大学国際交流センター)
日本語を学習しているスペイン語話者の日本語の発音には母語の干渉や課題が指摘されている。本研究ではスペイン語話者(カタルーニャ語併用者を含む)に対するアンケーと及びインタビューから、学習者のモチベーション、ニーズ、レディネス、発音学習に対する意識について分析し、聴取実験、音響分析の結果から発音上の課題を考察する。さらに、学習者に対して行った意識化を促す発音指導やビート音を用いた練習方法の有効性について論じる。
11:00-11:25 A 日本語教育における動機づけ研究
―学会誌『日本語教育』の分析から

鈴木綾乃(開南大学)、
伊藤奈津美(早稲田大学日本語教育研究センター)、
岩下智彦(早稲田大学日本語教育研究センター)
本発表では、学会誌『日本語教育』に掲載された動機づけに関する研究論文を分析し、その問題点を探る。日本語学習の動機づけ研究は1890年代に遡るが、インターネットの普及や学習者の多様化に伴い、日本語学習者像には変化が生じている。今後の日本語教育を考える上で、動機づけについても新しい観点からの分析が必要だといえよう。そこで、本発表では、日本語教育における動機づけ研究を概観し、その問題点および動機づけ研究における新たな枠組みについて考察する。
B 無声舌頂閉鎖音の代用
―L2ロシア語の /tʲ, t͡ɕ/ とL1日本語の [t͡ɕ, t͡s]

Vakhromeev Anatolii(東京外国語大学大学院博士後期課程)
本研究は日本語母語話者のL2ロシア語の無声舌頂閉鎖音音類 /t, tʲ, t͡ɕ, t͡s/ における代用のメカニズムを記述し、その知見の発音教育へ応用の可能性について論じる。先行研究では /tʲ, t͡ɕ/ の代用音には2つのタイプ(「[t͡ɕ] 的タイプ」および「中間的タイプ」)が観察された。本発表ではL1日本語の [t͡s] の音響的特徴を新たに記述し、「中間的タイプ」の [t͡s] での代用の可能性について論じる。
11:25-11:50 司会

佐藤 玲子(A会場)

吉富 朝子(B会場)

 
A アラビア語の会話体と文章体のニーズと両文体同時提示への学生の感想
-アンケート調査報告-

長渡陽一(東京外国語大学特別研究員)
アラビア語教育では、会話体と文章体の2文体をどう教えるかが問題となっている。本発表では大学の授業において、各文体の「ニーズ」という観点から、履修した学生は何ができるようになることを期待しているのか、また、両文体を同時に提示すると混乱を招くという恐れが指摘されるが、この「提示方法」の観点から、両文体を同時に扱ったときに学生がどう感じたかについて、アンケート調査の結果を報告し、両文体の提示方法検討の手がかりを探る。
B 日本語説明文の聴解における再話プロトコルの一考察

王睿琪(東京外国語大学大学院博士後期課程)
発話プロトコル分析を行う際に、代表的な分析単位は「1 argument〈動作主・主語〉+1 relation〈関係・述語〉」である。しかし、この分析単位は広く使われているにもかかわらず、客観性と妥当性について論じられていない。故に、本研究は「単語単位」を分析単位として用い、66名の日本語学習者を対象に、聴解の再話プロトコルを分析した。そして、「再生率」と「日本語能力試験の得点」を比較し、再話課題と聴解力との関連を分析する。最後に「テキストの語彙と再生率」、「テキストの語彙と再生の質」に焦点を当てて、習熟度の異なる学習者にどのような影響をもたらすのかを考察し、聴解教育への示唆について言及する。発話プロトコル分析に関して、「単語単位」を分析単位として用いる手法は、ほとんど先行研究がなく、本研究はその点でユニークな研究と言える。
11:55-12:20 A キルギスの日本語学習者の学習意欲に影響を与える要因について
-授業参加者のインタビュー調査に基づいて-

アサノワ・グリザル(東北大学大学院文学研究科)

本研究では、学習者の学習意欲に影響を与える要因について、キルギス共和国の2大学で教える日本語教師と日本語学習者を対象にインタビュー調査を行い、分析をした。その結果、学習者はサブカルチャーやソーシャルネットワークといった要因が学習意欲を高めると認識しているが、教師はこの要因についてあまり認識していないことが分かった。学習者は現代のSNSや日本文化にマッチしているのにも関わらず、教師が乗り遅れているように考えられる。

B 英語学習者の関係節を含む文の習得状況調査

砂田緑
本研究は、日本語を母語とする英語学習者の関係節を含む文の習得状況を調べた。本研究では英文復唱課題を用いて測定しており、復唱率のみにとどまらず学習者の復唱の傾向やエラーの傾向なども探ることができた。使用するテストは、主格、目的格、前置詞の目的格の関係節を主語または目的語に持つ英文24文から成る。日本の高等学校で学ぶ高校生123名が受験した。全体の復唱率の平均、上位中位下位の復唱率の平均、上位中位下位に見られる復唱の傾向、エラーの分析から、習得の状況を探った。
12:20-13:10   昼休み/理事会  
13:10-13:35 司会

野田 哲雄(A会場)

佐野 洋(B会場)

 
A 初級フランス語におけるスピーキング能力の可視化
―タスク評価法と学習ストラテジーの観点から―

佐藤千秋(東京外国語大学博士後期課程)、
ファール・エロディ(東京外国語大学博士前期課程)、
川口裕司(東京外国語大学)
外国語教育学会第19回大会における伊藤他(2015)では、初級フランス語学習者のスピーキング能力を可視化するための試みとして、①CEFRの自己評価、②ネイティヴスピーカーによるタスク評価、③学習ストラテジーに関するアンケート調査という3つの指標間にみられる相関関係を分析した結果、タスク評価と学習ストラテジーの関連性が明らかになった。本発表では、前回のタスク評価の基準を精緻化し、Oral ExpressionとOral Interactionの2つの観点から (1)CEFR に基づく評価に加え、新たに(2)ACTFLの能力基準による評価尺度を用いることで、より効果的なタスク評価の可能性を探る。さらに各スピーキング評価と学習ストラテジーの間の相関関係についても考察を行ない、より妥当なスピーキング能力の可視化方法を模索する。
B 英語を不得意とする大学生の品詞の習得

小西瑛子(帝京科学大学非常勤講師)
英語が不得意な大学生を対象に、日本語及び英語の品詞の習得テストを実施した。参加した大学生の多くは、英語が苦手な上に不得意である。今回、対象となる品詞の問題は、日本語1種類、英語2種類である。いずれも問題下線部の単語と同様の品詞を、名詞・動詞・形容詞・副詞の4つの選択肢から選ぶというものである。筆者の博士論文では名詞の習得が遅れがちであるという結果が出たが、今回の大学生はどのような傾向があるのかを述べる。
13:35-14:00 A フランス語学習者の発話に見られる社会言語学的特徴

近藤 野里(名古屋外国語大学)
本発表では、現代フランス語中間音韻論(InterPhonologie du Français Contemporain)プロジェクトの基で録音された日本人フランス語学習者の話し言葉コーパスを使用し、日本人学習者の話し言葉に表れるフランス語の社会言語学的特徴の頻度について分析する。フランス語母語話者の話し言葉で実際に観察される、特に否定副詞neの脱落、リエゾンの非実現、三人称代名詞il(s)の[l]の脱落のような社会言語学的特徴が、学習者の話し言葉ではどのような頻度で起こるのかについて観察する。
B ブラウザプラグインを使用しない録音用Moodle機能の開発

梅野毅(東京外国語大学)

今までのWeb上での録音はJavaアプレットやAdobe Flashというブラウザプラグインを使用していました。ブラウザプラグインという技術はセキュリティ上の理由などで廃止ないし廃止予定の技術であり、現在はWebブラウザで使える標準的な録音手段がありません。
今回開発したMoodle用の録音機能は、ごく最近になって提供されたJavaScriptの録音用APIだけを使用しています。今後のWebでの標準的な録音技術になっていくと思われます。今回は、このJavaScriptのみで実装したMoodle用の録音機能について発表いたします。

14:05-14:30 A スピーキングに関する学習方略の使用と方略の有効性の認識との関連

周育佳(東京外国語大学非常勤講師)、
井之川睦美(東京外国語大学)、
鈴木陽子(東京外国語大学)
近年、外国語教育において学習者の方略使用について関心が高まっている。方略使用を促進するため、方略使用に影響する要因を解明することは重要だと考えられる。学習者要因の中、方略使用の有効性の認識は、指導によって直接的に働きかけることが可能であることから、注目を集めているが、外国語教育において方略使用への影響を実証する研究はまだ少ない。従って、スピーキング方略使用と有効性の認識との関係性を探ることを目的に本調査を行った。約100名の日本人大学生が、英語スピーキング方略の使用頻度と方略の重要度を尋ねるアンケートに回答した。本発表では、アンケートのデータ分析結果を報告し、方略指導への示唆を議論する。
B Web初級日本語、語彙練習補助教材の開発とその効果
―モバイルラーニングの試み―

秋山敬子(東京外国語大学大学院博士前期課程)、
林俊成(東京外国語大学)
自律的な語彙学習を促すうえで、効果が期待されるmラーニングに着目し、モバイル端末にも対応したリスト、リズム、クイズからなる語彙練習教材を作成した。教材の効果を検証するため、日本語の教育現場で、教材使用前後にテストを行い、t検定を行った結果、5%水準で有意差があった。独自に開発した語彙練習教材作成ツールは、現場の教師もツールを利用し、教材作成可能なものであり、語学教育現場に広く貢献するものと言えよう。
14:30-14:55 司会

黒澤 直俊(A会場)

野間 秀樹(B会場)

 
A TUFS言語モジュールの会話文を活用したアジア諸語の社会・文化的特質の指標化

富盛伸夫(東京外国語大学名誉教授)、
YI Yeong-il(東京外国語大学大学院博士前期課程)
EUという言語・文化的にほぼ均質な土壌に育ったCEFRは、その世界的な適用拡大に伴い、多様な言語特徴や社会・文化的コンテクストに対応する必要が生じうる。本発表では、2014年に行った東京外国語大学での学習者能力評価調査の分析をふまえ、さらにWeb教材として公開されているTUFS言語モジュールの会話文をコーパスとして社会・文化的コミュニケーション能力指標の抽出を試み、アジア諸語にも柔軟に適用しうるCEFRの開発に寄与したい。
B 高等学校における中国語アクティブラーニングの導入効果

渡邊晶子(大阪大学大阪大学博士前期課程)
初中等教育機関では、次期学習指導要領にアクティブラーニングを積極的に取り組むことが決定したことから、その取り組みが各教科で始まってきている。しかし、まだその実践や効果についての研究は少ない。本研究では、高等学校での中国語授業においてアクティブラーニングを取り入れ、生徒の成績に変化があるかクラスと実施期間を変えて実施した。授業で取り入れたアクティブラーニングの手法と成績から、今後の可能性を検討する。
15:00-15:25 A マレーシアの中等学校における日本語教育の現状と課題
-現職教師へのアンケート調査の結果から―

芹澤有美(国際交流基金クアラルンプール日本文化センター)
マレーシアでは、現在約130校の中等学校で日本語が教えられている。発表者の所属する機関では、そのような中等学校で日本語を教える教師に対しての教師研修を行っている。研修の内容を計画するにあたっては、現場のニーズをふまえる必要があるが、現職教師自身がどのような問題意識を持っているかについては明らかになっていなかった。そこで、本発表では、マレーシアの中等学校で日本語を教える現職教師に対して行ったアンケート調査をもとに、教師側から見たマレーシア中等日本語教育の現状を明らかにし、課題を考察する。
B 日本語学習者の「いえ」「いいえ」「いや」
―学習者コーパス分析からみる使い分けとその機能―

野口芙美(お茶の水女子大学博士後期課程)、
福嶋真由美(元早稲田大学日本語教育研究センター)
「いいえ」系応答詞は、日本語母語話者の自然会話における用法と日本語教科書の提示に隔たりがあるとの報告がいくつか見られるが、実際の日本語学習者の発話に焦点を当てたものはまだない。本発表では、多言語母語学習者コーパスI-JASの自然会話データ分析により、「いえ」「いいえ」「いや」それぞれの応答詞の出現頻度・割合とそれらの機能を調査し、実際に日本語学習者がどのように「いいえ」系応答詞を使用しているのかを報告する。
15:25-15:50 A 文部科学省の英語以外の外国語教育政策

山崎吉朗(日本私学教育研究所)

英語以外の外国語教育政策について発表する。
昨年の秋以来、JACTFLが中心となり、文科省に要請を行ってきた。そのような中で文科省多言語政策について大きな変化が2点ある。
「次期学習指導要領に向けたこれまでの審議のまとめ」に次のような文言が入った。
英語以外の外国語教育の必要性を更に明確にするとともに,学習指導要領の改訂に向けて,外国語教育における指標形式の目標設定を踏まえたカリキュラム研究,研修,教材開発などの取組について支援することが必要である。(下線部筆者)」
概算要求も変わった。
小・中・高等学校を通じた英語教育強化事業 1,516百万円(前年度 741百万円)の中に、「外国語教育強化地域拠点事業 英語25件+多言語6件」が入っている。昨年までは、「英語教育」のみであった。文言は「外国語教育」に変わり、「多言語6件」と明記されている。

B 学習者話し言葉コーパスに基づく日本人フランス語学習者の複文構造の使用についての研究
ーフランス人母語修得の場合と比較して

秋廣尚恵(東京外国語大学)
フランス語学では、複文構造の記述言語学研究、理論言語学的研究が近年盛んに行われている。とりわけ、話し言葉コーパスを基盤とした研究では、Debaisieux(dir.)(2013)Analyse linguistique sur corpus, subordination et insubordination)を挙げることができる。 この本で現れた結果は、話し言葉におけるフランス人のネイティブによる複文構造の使用を明らかにしている点でとても興味深い。今回の発表では、上級フランス語学習者の会話コーパスに基づきながら、日本人学習者の複文構造の使用について、どのような複文構造のタイプをどのように使用する傾向があるのかを明らかにし、その結果をDebaisieux(dir.)(2013)の結果と対照させつつ、その違いを考察する。
15:55-16:20 司会

秋田 辰巳(A会場)

川口 裕司(B会場)

 
A 教員免許状更新講習と外国語教育、その推移と現状

本間直人(日本大学非常勤講師)、
山崎吉朗(日本私学教育研究所)

本発表は、平成21、23、24、25、26、27年度の多言語教員免許状更新講習の調査、研究発表に引き続くものである。今年度(平成28年度)実施された全国の多言語教員免許状更新講習を概観するとともに、改めて過去7年間に実施された講習を振り返る。
その際、平成28年度から、必修12時間が2つに分かれて必修6時間と必修選択6時間になったことを踏まえ、改めて、教員免許状更新講習の意義そのものについて考える。言語に関する講習と異文化に関する講習の分析によって、今、外国語担当教員に求められる講習とは何かについて考察を加える。

B 日本語上級前半レベルにおけるレポート課題のためのルーブリックの実践
―学習者アンケートと教師インタビューの結果より―

高橋雅子(早稲田大学日本語教育研究センター)、
伊藤奈津美(早稲田大学日本語教育研究センター)、
安田励子(早稲田大学日本語教育研究センター)、
山同丹々子(早稲田大学日本語教育研究センター)
発表者らが担当する上級前半レベルのクラスは、同一シラバスの複数クラスをチームティーチングで運営している。レポートの添削・評価も複数の教員が行うため、その公平性が求められる。そこで、「評価の公平性」の担保、学習者への明確な「到達目標提示」、「自律学習の促進」を目指しルーブリックを作成した。本発表ではルーブリックの使用方法と学期末に実施した学習者アンケートと教師インタビューの結果について報告する。
16:20-16:45 A 「教員免許状更新講習」における大学の「英語以外の外国語教員」の役割を考える

神谷善弘(大阪学院大学)
発表者は、2014年度及び2015年度の大阪学院大学「教員免許状更新講習」において、外国語教育の専門家として、選択6時間講習「異文化理解のための外国語教育を考える」を担当した。本発表では、まず講習内容の概要を説明する。その上で、講習終了時に書いてもらった受講者51名(2014年度26名+2015年度25名)の感想文を「KJ法」により分析する。その結果を踏まえて、今後の「教員免許状更新講習」おける「大学の英語以外の外国語教員」の役割を提案する。
16:45-17:10 A 総会/閉会の辞  

お知らせ

昼食

注意: 参加者の方は周辺のコンビニで各自昼食を用意してください。

懇親会

学会終了後に周辺で懇親会を行います。奮ってご参加ください。

年会費 一般会員 5000円,学生会員 3000 円,賛助会員 10000円

183-8534 府中市朝日町 3-11-1
東京外国語大学 外国語教育学会(川口裕司)
振込口座 郵便局 00120-6-33068