学芸大1
外国語教育学会 (JAFLE)
第17回研究報告大会

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大会発表の募集 8/19
文言修正 9/12

プログラム掲載 9/27
文言修正 9/29
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写真 11/11

学芸大2
日時 2013年11月10日(日)
9:30-19:00
場所 東京学芸大学
第17回大会は無事終了しました。関係者の方々にお礼申し上げます。

研究発表者の留意事項
・発表者は年度会費を納入していることが条件になります。
・以下の機器が利用可能です。PC (Windows), プロジェクター, マイク。OHPは利用できません。
・発表者はハンドアウト40部を持参ください。
・今大会は多数の発表があり、制限時間の30分(発表+質疑応答)を厳守ください。
・発表者はできる限り他の発表者の報告を聞いてください。

投稿規定および流れについては、以下のページを参照ください。
投稿規定と出版までの流れ


受付では会費の徴収を行いません。会費はあらかじめ郵便局で振込ください。
入会手続き
年会費の振込




プログラム

会場 東京学芸大学

  発表会場  S棟203室  
午前の部 タイトル 発表内容
9:30 開会の辞
 

司会 吉冨 朝子(東京外国語大学)  
9:40-10:10 日本語学習者の作文を効果的に評価する方法の提案――Can-do StatementおよびSNSを利用したトライアングル・モデル――

ソ アルム(東京外国語大学博士後期課程)

17001
昨年度の12月から約1カ月間、日本語教師および日本語学習者を対象に、1)日本語の授業におけるフェースブックやツイッターなどといったソーシャル・ネットワーク・サービス(以下、SNS)の活用に対する意見、2)実際のSNS利用率を把握するために質問紙調査を行った。 本発表では、その質問紙調査の結果を参考にし、SNSおよびCan-do Statementを取り入れた作文評価モデルである「トライアングル・モデル」を提案する。それから、今後、その評価モデルを作文評価や作文の授業にどのように用いることができるかについて考察する。
10:10-10:40 日本語の授業におけるビジターセッションの学習効果― 学習者及びビジターの「気づき」、「学び」に注目して

赤木 浩文(専修大学)
17002          
日本語学習者(留学生)を対象とした日本語の授業に日本人大学生が参加して活動を行うビジターセッションについての実践研究を行う。学習者(留学生)、ビジター(日本人学生)、教師の三者の評価から、インターアクションにおける学習者及びビジターの「気づき」、「学び」に注目し、①教室活動としてどのような効果があったか、②学習目的は達成されたか、③活動内容は実際場面として有効か、について考察する。
10:40-11:10
第二言語習得研究に向けた学習者コーパスの開発:『日本語学習者言語コーパス』の開発事例

鈴木 綾乃(東京外国語大学博士後期課程)、
海野 多枝(東京外国語大学)
17003
本発表では、多様な観点によるSLA研究が可能となるよう設計・構築された『日本語学習者言語コーパス』(東京外国語大学グローバルCOEプログラム「コーパスを基盤とする言語学教育研究拠点」(2007-2011年度)の検討を通じて、SLA研究に向けた学習者コーパス設計のあり方を考察する。特に、SLAの学習者言語データ収集とコーパス設計上の考慮点に焦点を当て、本コーパスによる研究の具体例も交えながら論じる。
11:10-11:40
CbLLE品詞検索エンジン(日本語学習者による書き言葉)におけるデータ構造と検索機能の実現方法について

梅野 毅(東京外国語大学)
17004
CbLLE品詞検索エンジン(日本語学習者による書き言葉)は、「日本語学習者言語コーパス」の文章中の単語を品詞情報でタグ付けし、品詞や品詞の並びから文章を検索できるようにしたシステムである。本発表では本システムのデータ構造、実現している検索パターンとその出力、およびデータベース構築までの作業手順について述べる。また、データ構造から実装可能な検索や、他の言語への応用についても検討する。
休憩    
  司会 野田 哲雄(東京学芸大学名誉教授)  
11:45-12:15 英文復唱課題における学習者の文処理の考察

砂田 緑(東京学芸大学博士課程)
17005
英語力上位・中位・下位の学習者の英文復唱時の英文処理の特徴を探ることを目的とする。それぞれのレベルの学習者の英文復唱課題(テキストはなく、聞いた英文を復唱する課題)の結果について、復唱できる文の要素、復唱時に落としてしまいがちな文の要素を特定した。各単語の文中における要素別の復唱率(内容語、機能語)(主部、述部、修飾部)と、句構造内の役割別の復唱率(主要部名詞、修飾語)、品詞別の復唱率(名詞、形容詞、副詞、動詞)をそれぞれ計算した。
12:15-12:45 大学における英語変種を教える試み
―TUFS-KANDA英語モジュールの開発を事例に―

新城 真里奈(東京外国語大学博士後期課程)、
矢頭 典枝(神田外語大学)
17006
日本の学校英語教材の多くはアメリカ標準英語をモデルとしているが、外国人英語教師の出身地域が多様になり、教室における英語の多様化が進んでいる。英語研究の分野では、様々な英語変種を“World Englishes”と捉え、変種間の相違に関する研究が教育に応用されてきている。この流れのなか、8つの英語変種のオンラインモジュールの開発と教育現場への応用が進められている。本報告では、この英語モジュールの特徴及びこれを使った授業で行ったアンケート調査の結果について論じる。
12:45-13:15 校閲データから見たアジア圏英語学習者のL2使用:ICNALEプルーフモジュールの分析に基づいて

石川 慎一郎(神戸大)
発表者は,アジア圏10カ国で学習者の統制英作文を収集し,国際英語学習者コーパスICNALEとして公開した(Ishikawa,2013)。ICNALEは100万語を超えるデータを集め,世界最大級の学習者コーパスの1つである。その後,ICNALEの中核モジュールについて,職業的プルーフリーダーによる校閲データを収集し,プルーフモジュールの開発を行っている。本発表では,プルーフモジュールの解析をふまえ,日中韓の学習者のL2使用の固有特性について新たに得られた知見を報告する。

昼休み  13:15~14:00 (S棟202室で理事会)


  発表会場  S棟203室  
  司会 馬場 哲生(東京学芸大学)   
14:00-14:30 教材のSCORM化による、学習の可視化-東京外国語大学の取り組み-

松澤 水戸(東京外国語大学博士後期課程)、
梅野 毅(東京外国語大学)
東京外国語大学では2013年度より、e-learning教材開発・管理システムであるMoodleを導入し、主専攻語の日々の学習教材をe-learing教材化しはじめた。その目的は、いつでもどこでも学習できる教材の作成に止まらず、学習の可視化、つまり、学習者の日々の学習状況を把握すること、である。本発表では、東京外国語大学におけるMoodle導入、教材のSCORM(e-learning教材を効率よく運用するための規格)化、学習の可視化について、フランス語の文法学習用教材を例に説明する。
14:30-15:00 フランス語学習者におけるCEFR-Jを用いた自己評価と客観評価との関係

杉山 香織(東京外国語大学博士後期課程)、
川口 裕司(東京外国語大学)
日本語を母語とする外国語学習者向けに改良された外国語達度指標であるCEFR-Jを用いて、まずフランス語学習歴が約3ヶ月である東京外国語大学1年生を調査対象に自己評価を行い、後にCEFR-Jの記述に沿ったタスクに基づくパフォーマンスの評価を行った。本発表では、この自己評価と、パフォーマンスの評価との関係性を明らかにする。3ヶ月間のフランス語学習到達度を自己評価と客観的評価から明示し、これら2種類の評価間に隔たりがあるのかどうかを検証する。
15:00-15:30 日本人フランス語学習者の語彙学習ストラテジーについて

押尾 江里子(東京外国語大学博士前期課程)
17008
学習ストラテジー研究は教授法が学習者に与える影響ではなく、学ぶ行為がどのように習得に作用しうるのかに関心を寄せいている。語彙の習得に焦点を当てた語彙ストラテジー研究は英語や日本語分野において活発に研究されているがフランス語分野ではほとんど研究されていない状況にある。語彙習得は語彙サイズなどによって測られる幅と、ある単語についての統語的知識などにみられる深さ、そして受容と発表というもう二つの技能の側面がある。今回は受容語彙の広さと学習者のストラテジーの関係について中学3年生を対象に調査した結果とその考察について発表する。



パラレルセッション

  発表会場  S棟202室  
  司会 黒澤 直俊(東京外国語大学)  
15:35-16:05 外国語コミュニケーションにおける知識と知性—ポライトネス研究の視点から

吉田 達彦(獨協大学博士後期課程)
17010
外国語習得場面では多くの場合習得言語の体系的情報(例えば文法)に関する知識の獲得が主題にされる。しかし、その知識は、特に、現実の「会話(異文化コミュニケーション)」という«社会的行為»を可能にする«実践的知性»の本質事象とは異なると私は考える。つまり、例えば、ある言語文化の«社会慣習的事柄»に関し(理性的知識として)知っている、という知識状態は、状況脈略的な実践場面でポライトネス知を社会実践«できる»という意味の知性とは同義•同質でない。これを事例的に論じ、この知識と知性は外国語会話能力の教育法を講ずる上では厳密に区別されるべきであることを報告したい。
16:05-16:35 ツイッターを用いたアラビア語学習

榮谷 温子(慶應義塾大学講師)
ツイッターでアラビア語のツイートをしているアラビア語学習者A氏の実例を紹介し、ツイッターでのアラビア語学習の利点や注意点を考察する。A氏が、日本語とそのアラビア語訳を併記する形のツイートを始めたところ、アラブ人のフォロワーが増え、ツイートのアラビア語の誤りなどを指摘してくれるようになったという。ただし、その指摘がアラビア語でなされ、ときに口語表現が混じるなどすることもあるため、判読に苦労するという。
16:35-17:05 ダイグロシア言語の能力評価基準と教授法の課題~CEFR・アラビア語教育の再考~

長渡 陽一(東京外国語大学講師)
17012
アラビア語は、口語と文語が乖離したダイグロシア(二層状態)にある(多層、連続体との見方もある)。ところが、CEFRを含めこれまでの教授法や第二言語習得論は、口語と文語が均質で単層であることが暗黙の前提になっている。本発表では、二層からなる1言語としてのアラビア語教育を提案し、その上でCEFRの能力評価基準やコンテクスト、テーマを再検討する。これによって、どの言語にも多かれ少なかれある口語と文語の違いの問題のほか、アラビア語教育の課題も浮き彫りになると思われる。
  発表会場  S棟203室  
  司会 富盛 伸夫(東京外国語大学名誉教授)  
15:35-16:05 スマートフォーン用の英単語倍増アプリ

萩野 博子(明治大学講師)
17009
「三日で英単語倍増」は、系統的にギリシア/ラテン語源の意味を日本語で示し、短期間に語彙力を伸ばすことをはかるアプリ。カタカナ語と英語の違いも提示。魚(単語)自体より、魚の釣り方(語彙解析方法)を教え、語彙を増やすこと図る。単語や文例と和訳、発音を提示。ゲームのようなクイズで遊びながら学べる。TOEIC、 TOEFL、 英検、ケンブリッジ試験、SAT、大学受験の準備を考慮。アプリ構想と制作のプロセスを提示する。
16:05-16:35 教員免許状更新講習と外国語教育

本間 直人(日本大学講師)、
神谷 善弘(大阪学院大学)、
山崎 吉朗(日本私学教育研究所)
17011

本発表は、平成21、23、24年度の多言語教員免許状更新講習の調査、研究発表に引き続くものである。今年度(平成25年度)実施された全国の多言語教員免許状更新講習を概観するとともに、改めて過去4年間に実施された講習を振り返り、講習の問題点を明らかにする。ここ数年、言語に関する講習は減少傾向にあり、一方で異文化理解に関する講習は増加している。これらについて分析を加え、教員免許状更新講習そのものの今後の在り方と方向性について考察する。

16:35-17:05 中等教育における複言語教育の現状と問題点

山崎 吉朗(日本私学教育研究所)
5月に文科省の現状調査が発表されたが、今回は、最新データと共に過去の修正データが公表され、現状分析の再考が必要となった。大学入試センターによる独仏中韓4言語に関する、アンケート実施も注目される。厳しい状況としては、仏語を専門的に学べる唯一の短大が2015年度から募集停止になる。期待される動きとしては、日本言語政策学会による第2外国語必修の提言、英語以外の外国語の学習指導要領作成(何れも準備中)である。以上4点を中心に報告する。

  発表会場  S棟203室  
  司会 野間 秀樹(国際教養大学客員教授)  
17:10-17:40 愛知県立大学ICoToBaの中国語科目における言語行動目標の設定及び妥当性の検証

曲 明(愛知県立大学)
17013
愛知県立大学多言語学習センター(以下ICoToBa)が開講する中国語科目は、A0~B2の5段階と設定されている。各レベルの言語行動目標を設定するため、中国語科目の独自のCan-do-statementsが開発された。本稿では、そのCan-do-statementsをより有効に指導と評価に活用するため、当該リストに含まれる各項目のレベル付けとその妥当性検証に関する調査について報告する。中国語教育分野でも、到達目標に準拠した学習支援は求められてきたが、本稿はそのような支援を行う上での具体的な視座を提供し、近い将来中国語学習者の習得レベルに関する基準の統一化に貢献したい。
17:40-18:10 日本語母語話者のL2ロシア語における無声舌頂閉鎖音の発音指導法

ヴァフロメーエフ アナトリー(東京外国語大学博士前期課程)
17014
日本語を母語とするロシア語学習者による、ロシア語の無声歯茎硬口蓋破擦音音素 /tɕ/ と無声歯茎口蓋化破裂音音素 /tʲ/ の音響特性を調査し、数量的な観測によって当該2音素の発音の区別に役立つ音響的パラメータは何か、という問題に取り組んだ。複数のパラメータを比較した結果、「偏り度」が最も安定性を持つ妥当な指標となるということを結論した。この指標や2子音のスペクトルの特性の観察に基づく本研究の成果の発音指導への応用を論じる
18:10-18:40
進行アスペクト形式に関する日本語とキルギス語の対照研究—現地での「(〜テ)イル」形式の習得状況調査をもとにー

スバゴジョエワ アセリ(宇都宮大学博士後期課程)
17015
キルギスにおける日本語教育はロシア語を媒介語とする。また、キルギス語学の研究にはロシア言語学の影響が大きく、当該現象にもスラブ語のVid(体)の概念が適用されるだけで、両言語の相違点は明確にされなかった。キルギス語と日本語の語順と膠着語性という類似点も無視された。本研究は、キルギスの日本語学習者の習得状況調査から、両言語間の時間の捉え方の違いを明確にしたうえで、進行アスペクト形式の対応関係を再整理する。

18:40-18:50 総会
 
19:00 閉会の辞
17016
 



お知らせ -懇親会-

昼食

注意: 参加者の方は周辺のコンビニで各自昼食を用意してください。食堂は休日のため営業していません。

懇親会

当日の参加も歓迎します

年会費 一般会員 5000円,学生会員 3000 円,賛助会員 10000円

183-8534 府中市朝日町 3-11-1
東京外国語大学 外国語教育学会(川口裕司)
振込口座 郵便局 00120-6-33068