外国語教育学会 (JAFLE)
第12回研究報告大会

What's New
大会発表の募集 8/26
大会発表者募集の締切は9月29日です。期限厳守です。
なお現在は、6件の発表希望があります 9/19
まもなくプログラムが掲載されます。 10/12
第12回大会プログラム掲載。 10/15
会場詳細、懇親会。懇親会の参加は事務局まで。 10/31
パソコン、インターネットについては各自で。 11/4

プログラム最終版。 11/12
写真他掲載。 11/16
紀要12号への投稿について 11/26

日時 2008年11月15日(土)
10:00-17:50
第12回大会は無事終了しました。
場所 東京学芸大学
当日入会可能

紀要第12号への投稿について

紀要第12号に寄稿を希望する発表者の方は,以下のページから書式をダウンロードし,内容を熟読のうえ,最終原稿を,2008年3月10日(期限厳守)までに,事務局に添付ファイルあるいはフロッピーで提出ください.

書式(Word ファイル style_sheet(2008).doc) ダウンロード


紀要に論文・研究ノートを投稿する方は,原則として大会発表者に限られます.発表者の方はハンドアウトを40部程度用意ください。会場ではテープレコーダ、CD、DVD、プロジェクタ、マイクが利用可能です。パソコンとインターネットは発表者各人でお願いします。

大会発表の募集は終了しました。



プログラム

会場 東京学芸大学
発表会場        S103 教室
理事会会場・控え室  S102 教室

     

タイトル 発表内容
10:00-10:05 開会の辞

野田 哲雄(東京学芸大学)
 
第1部 司会  野田 哲雄(東京学芸大学)
01
 
発表1
10:05-10:20
聴覚音声学と音韻構造の相互関係からみる音声教育
中川 裕(東京外国語大学)
02
従来の発音学習研究において、組織的調査が手薄であったL1とL2の聴覚音声学的な通言語比較研究の重要性と方法を、聴覚音声学的研究成果の具体例を示しながら論じ、今後の研究展開のための指針を提案する。
発表2
10:20-10:35
教授者の微細な発音変異が学習者にもたらす聴覚的知覚:日本語・ロシア語事例
大崎 沙織(東京外国語大学外国語学部)
「ザ行子音」の微細な社会言語学的2変種の違いが、日本語母語話者とロシア人日本語学習者との間で、音韻論的に重要な聴覚認識上の差異をもつという事実を実証し、この事例の言語教育学的含意について論じる。
発表3
10:35-10:50
日本語学習における母音無声化とアクセント知覚の相互作用
森 健太(東京外国語大学外国語学部)
03
ピッチアクセントの音声実現が通常とは異なる無声化母音が現れる発話のアクセント知覚を、日本語とイタリア語(強勢アクセント言語)の話者の間で比較し、その結果がもつ韻律学習への応用的含意を考察する。
質疑応答
10:50-11:05
04  
休憩
11:05-11:15
   
第2部 司会  川口 裕司  (東京外国語大学)  
発表4
11:15-11:30
日本人ラオ語学習者の声調の発音における問題点 ‐高低尺度と時間的配置‐
柳村 裕(東京外国語大学博士前期課程)
05
ラオ語母語話者と日本人学習者の声調の発音を、両言語がもつピッチ特徴の音声構造の違い(高低尺度と時間的配置)に注目して比較・分析し、声調の発音教育において構造上重要な点がいかなるものかを考察する。
発表5
11:30-11:45
調音点画像を用いた中国語そり舌調音の発音教育の可能性
高橋 康徳(東京外国語大学博士前期課程)
06
中国語発音学習において重要なそり舌調音の指導に従来の教材では用いられることがなかったパラトグラムとリングォグラムの同時表示を利用することにより、発音習得により効率的ヒントを与える方法を探求する。
発表6
11:45-12:00
聞きやすい日本語学習者のスピーチ ―ポーズと速さを視点に―
高村 めぐみ(桜美林大学言語教育研究所)
07

母語話者が聞きやすい日本語学習者のスピーチは、発話速度が310〜320モーラ/分(230〜250字/分)であることが分かった。これは従来言われてきた「300〜400字/分が適当」と異なる結果となった。

質疑応答
12:00-12:15
08  
昼食・理事会
12:15-13:30
   
第3部 司会  馬場 哲生  (東京学芸大学)  
発表7
13:30-13:45
メタ言語能力の育成を外国語学習に生かす試み― 日本語と英語を例として ―
末岡 敏明(東京学芸大学附属小金井中学校)
09
目標言語を教室等の環境の中で「外国語」として学ぶ場合、メタ言語能力の育成が有効(あるいは必須)であると言われている。本発表では、日本語話者の英語学習にメタ言語能力の育成を導入する試みを紹介する。

発表8
13:45-14:00

日中異文化コミュニケーションのエスノグラフィー:解釈的質的研究アプローチ
佐藤 洋一(明星大学博士前期課程)
10
本研究は日本人と中国人の談話をポライトネス理論を用いて調査する。研究手法としては実際の発話を記録し、会話分析を用いて分析する。そして第二の世界公用語になるであろう中国語の教育の今後の方向性を示唆する。
発表9
14:00-14:15
言語使用と慣習〜母語話者信仰の脱構築に向けて
中川 亜紀子(大阪大学非常勤講師)

言語行為と慣習の一致を絶対的なものとみなす考え方と母語話者の慣習を学習者に教え込もうとする外国語教育との関連性について考察し、その矛盾点を脱構築的な視点から指摘する。
質疑応答
14:15-14:30
   
休憩
14:30-14:40
   
第4部 司会  秋田 辰巳  (市立甲府商科専門学校)  
発表10
14:40-14:55
携帯端末を活用した語彙学習ネットワークの構築について
奥山 慶洋(茨城工業高等専門学校)
12
本研究はeラーニングとモバイルラーニング両者の利点を活かした語彙学習ネットワーク構築に関する研究である。両者を有機的に連携させ、学習者がいつどこでも語彙学習できる環境の提供方法について報告する。
発表11
14:55-15:10
インターネットによる日本語学習―台湾の大学生を対象にした質問紙調査―
楊 嘉貞(東京外国語大学博士後期課程)
インターネットの普及と共に、e-Learningも普及し続けている。インターネットによる語学教材が溢れている現在、日本語学習者が実際にどう利用しているのか、また日本語学習者がどんな教材を求めているのか、といった学習者の視点からの調査がまだ少ない。そこで、本調査は台湾の大学生を対象にインターネットによる日本語学習についてアンケートを行い、考察したものである。
質疑応答
15:10-15:20
   
休憩
15:20-15:30
   
第5部 司会  吉冨 朝子  (東京外国語大学)  
発表12
15:30-15:45
大学入試の英語ライティング問題の波及効果 −受験者の捉え方とその対策−
木幡 隆宏(東京外国語大学大学院博士後期課程)
14
英語の大学独自入学試験の波及効果について、ライティング問題に焦点を当てて調査した。、受験者は大学入試のライティング問題を受験するにあたりどのように捉え、どのような対策をしているのかについて報告する。
発表13
15:45-16:00
中国語グループ・オーラルテストにおけるテスト得点の分析
曲 明(東京外国語大学博士後期課程)
本研究は、大規模教室における中国語のスピーキングテスト、具体的にグループ・オーラルテストとインタビューテストの比較をすることによって、異なるテストの形式が被験者のテストの得点と発話に与えた影響を明らかにしたものである。
発表14
16:00-16:15
タスク・タイプがパソコンによるスピーキング・テストにおけるパフォーマンスへの影響について
周 育佳(東京外国語大学博士後期課程)
本発表は、タスク・タイプ(reading aloud、 sentence repetition、 narrative task とopinion task)によって、パソコンによるスピーキング・テストにおける受験者のパフォーマンスがどのように異なるかを分析的評価を中心に比較分析した結果を報告する。
質疑応答
16:15-16:30
   


特別講演  

ヨーロッパ連合(EU)における高等教育改編と言語教育政策の問題点について


会場 S103教室

講演者 富盛 伸夫(東京外国語大学)

EUでは「ボローニャプロセス」の推進にみられるような抜本的な高等教育の制度改革が行われつつあるが、統合と多様性の尊重という理念の間でゆれる言語教育政策と教育現場との諸問題について調査に基づいた報告をする。
17

司会 川口 裕司(東京外国語大学)

16:40-17:30

 

17:35-17:50 総会
新入会員の承認,予算,お知らせ等
 
17:50- 閉会の辞  



お知らせ −懇親会−

昼食

  注意: 参加者の方は、武蔵小金井駅、国分寺駅、または大学のバス停近くのコンビニで各自昼食を用意してください。生協は休日のため営業していません。

懇親会

第2むさしのホール 2階
   18時〜20時 会費 3,000円

年会費 一般会員 5000円,学生会員 3000 円,賛助会員 10000円

183-8534 府中市朝日町 3-11-1
東京外国語大学 外国語教育学会(川口裕司)
振込口座 郵便局 00120-6-33068