2012年度 総合文化研究入門A
授業題目名:さまざまな文化の理解のために
Understanding Global Cultures
開講時間
後期水曜・4限
授業の目標
総合文化コースの導入的授業として、さまざまな文化圏・研究領域について、それぞれの文化圏をかたちづくる最も基本的な思考のあり方やそれらをめぐる問題、生活に根差した文化の根本的な部分に目を向け、理解を深める。
授業概要
総合文化コースのスタッフによるリレー講義。各講義担当者の専門の文化圏・研究領域について、それぞれの文化圏の基本的諸問題や、生活に根差した文化の根本的な部分を理解することにかかわるテーマを取り上げる。
授業計画
全部で15回のリレー講義のかたちで進められる。各講義の内容はそれぞれ独立している。
- 10月3日 第1回 山口裕之:導入-〈文化〉を考える
- 10月10日 第2回 桑田光平「フランスにおける脱宗教性(ライシテ)の問題」
- 10月17日 第3回 東憲一「武道を巡る文化的視点」
- 10月24日 第4回 未定
- 10月31日 第5回 真鍋求「脳と言語と文化」
- 11月7日 第6回 岩崎務「ギリシア・ローマにおける全人的教養(humanitas)の思想」
- 11月14日 第7回 前田和泉「ロック音楽から見るロシア」
- 11月28日 第8回 村尾誠一「日本古典文化という異文化理解のために」
- 12月5日 第9回 橋本雄一「住居・乗り物・文字の都市 ~中国~」
- 12月12日 第10回 青山亨「伝統芸能に見るジャワの文化伝承」
- 12月19日 第11回 粟屋利江「インドにおけるカーストという問題」
- 1月16日 第12回 佐々木あや乃「イランの食文化」
- 1月23日 第13回 林佳世子「現代に生きる伝統文化、伝統を作る現代社会」
- 1月30日 第14回 山口裕之「〈ドイツ的〉なもの――ドイツと日本における受容」
- 2月6日 第15回 山口裕之:まとめ
成績評価の方法
授業への積極的参加とレポート。
テキスト・教材・参考書等
全体の統一的なテキストはない。各講義の担当者が適宜指示する。
受講上の注意
自分自身が直接的に関わる文化圏・領域だけでなく、さまざまな文化のあり方に目を向けることが、この授業の重要な目的の一つである。そのことを意識して、幅広い視点から世界の文化の特質をとらえてほしい。

