2012年度 欧米第一地域基礎U
授業題目名:ドイツ語圏の文化
開講時間
前期水曜・2限
授業の目標
政治史・社会史・文化史の大きな流れを念頭に置きながら、ドイツ語圏のさまざまな領域の文化がどのような展開をたどっていったかを概観する。その際、できるだけ多くの作品を知る機会を作り、特に関心を持った対象に対する知識・理解を深めていくことを目指す。こういった概観を通じて、「ドイツ的」な特質として理解されているものをとらえるとともに、その批判的受容についても考察する。
授業概要
ドイツ語圏文化の展開を、思想、文学、音楽、建築、美術、映画などのさまざまな領域について概観する。基本的に講義形式で進める。
授業計画
- 第1回 4月11日 導入:〈文化〉を考える――「ドイツ文化」の特質?
- 第2回 4月18日 ドイツ文学の展開 (1)
- 第3回 4月18日(6限) 未定
- 第4回 4月25日 ドイツ文学の展開 (2)
- 第5回 5月9日 ドイツの哲学
- 第6回 5月16日 キリスト教文化
- 第7回 5月23日 ドイツの音楽 (1)
- 第8回 6月6日 ドイツの音楽 (2)
- 第9回 6月6日(6限)未定
- 第10回 6月13日 ドイツの建築文化
- 第11回 6月20日 ドイツの美術
- 第12回 6月27日 ドイツ映画の展開 (1))
- 第13回 7月4日 ドイツ映画の展開 (2)
- 第14回 7月11日 ドイツのポップカルチャー
- 第15回 7月18日(試験日)未定
成績評価の方法
授業への積極的参加(30%)とレポート(70%)。
テキスト・教材・参考書等
- 教科書:柴田翔編著『初めて学ぶドイツ文学史』ミネルヴァ書房
- 参考書:山口裕之『映画に学ぶドイツ語』東洋書店(6月刊行予定)
- その他、多数の参考文献を授業中に指示する。
受講上の注意
- 「地域基礎」という授業の性格にのっとって、ドイツ語圏の文化に関する基本的な知識・理解を深めるために提供される入門的な授業である。
- 前期の地域基礎IIは文化領域からの概観、後期は時系列による歴史的概観を行う。その意味で、前期と後期の授業は互いに独立したものであるが、ドイツ語圏の文化に対する広い視野を得るために、続けて受講することが望ましい。
- 受講希望者があまりに多い場合には人数調整を行う可能性もある。

