2011年度 欧米第一地域基礎U
授業題目名:ドイツ語圏の文化1 (2011)
開講時間
前期水曜・2限
授業の目標
- ドイツ語圏の文化(主に文学、思想、音楽、美術の領域)の大きな流れを政治・社会史のうちに位置づけながら把握する。
- できるだけ多くの作品・文化的事象にふれ、特に関心をもった対象に対する知識を深める。
- アカデミック・スキルズのトレーニング
授業概要
ドイツ語圏の文化の流れを概観する講義を行う。前期は主に中世から19世紀末までを扱う。与えられたテーマ・対象に関して受講者が各自レポートを作成し、授業で発表する。
授業計画
ドイツ語圏の文化の流れを概観する講義を行う。前期は主に中世から19世紀末までを扱う。与えられたテーマ・対象に関して受講者が各自レポートを作成し、授業で発表する。
- 第1回 4月14日 オリエンテーション――(1)授業の目的、方法、成績評価について(2)アカデミック・スキルズについ
てのレクチャー (3) 発表のテーマ・対象と発表の日程
- 第2回 4月20日 講義01 中世・ルネサンス・バロック
- 第3回 4月27日 講義02 18世紀:啓蒙主義・「シュトゥルム・ウント・ドラング」・古典主義
- 第4回 5月11日 講義03 19世紀:ロマン主義(1)
- 第5回 5月18日 講義04 19世紀:ロマン主義(2)、写実主義、自然主義、象徴主義
- 第6回 5月25日 講義05 西洋音楽史概観
- 第7回 6月8日 講義06 オペラの展開
- 第8回 6月15日 講義07 演劇: ゲーテ『ファウスト』
- 第9回 6月22日 発表01: 中世 (『ニーベルンゲンの歌』、『トリスタンとイゾルデ』)
- 第10回 6月29日 発表02: ルネサンス・人文主義 (『ティル・オイレンシュピーゲル』、ルター)
- 第11回 7月6日 発表03: 「バロック」の建築・美術・文学・思想
- 第12回 7月13日 発表04: 啓蒙主義、疾風怒濤(『啓蒙とは何か』、『若きヴェルターの悩み』)
- 第13回 7月20日 発表05: ロマン主義の諸相1(E.T.A. ホフマン『砂男』、ティーク『金髪のエックベルト』)
- 第14回 7月27日 発表06: ロマン主義の諸相2(ハイネ『歌の本』、ヴァーグナー)
- 第15回 8月1日(月・振り替え日) 発表07: 写実主義、自然主義(シュティフター『石さまざま』、ニーチェ)
成績評価の方法
出席および授業への積極的参加20%、発表30%、レポート50%で評価する。
テキスト・教材・参考書等
教科書:柴田翔編著『初めて学ぶドイツ文学史』ミネルヴァ書房
その他、多数の参考文献を授業中に指示する。
受講上の注意
- 「地域基礎」という授業の性格にのっとって、ドイツ語圏に関する基本的な知識・理解を深めるために提供される入門的な授業である。
- 夏学期だけの受講も可能ではあるが、冬学期と内容的に連続して授業を行い、一年間でドイツ文化を概観するので前期と後期の両方の授業を受講することが強く望まれる。
- 受講希望者があまりに多い場合には人数調整を行う可能性もある。

