前期火曜・3限
70年代以降のドイツ文学における「語り」のあり方を考察する。とりわけ、1995年以降の「ポップ文学」のさまざまな特徴に焦点を当てることになる。
いくつかの歴史的概観・導入的テクストを読んだ後、そのエポックにおいて重要な意味を持ち、かつ「語り」という点でも顕著な特徴を持つ作品を取り上げる。
前期の前半は、テーマの導入として理論的・歴史的テクスト(二次文献)を読み、また、95年以降、さまざまな文化的・社会的局面において顕著に現れた転換を考察する。後半では実際にいくつかの作品を呼んでいくことになるが、どの作品を扱うかは参加者と相談する。
授業への積極的参加
後期の授業を履修することが望ましい。(後期の授業と組み合わせて開講される。)
Walter Delabar/Erhard Schuetz (Hrsg.), Deutschsprachige Literatur der 70er und 80er Jahre. WBG 1997; Nikolaus Foerster, Die Wiederkehr des Erzaehlens, WBG 1999; Moritz Bassler, Der deutsche Pop-Roman, Beck 2002.