前期水曜・2限
「何が語られているか」とともに、むしろ「どのように語られているか」という視点をもちながら、物語のテクストを読む(あるいは映像を見る等)読みのスタンスを獲得すること。
いくつかの物語理論を概観するとともに、とくにシュタンツェルの物語理論に基づいて、さまざまな語りの類型を見てゆく。かなり多数の物語テクスト(ドイツ語・英語・日本語)にふれることになる。
出席、授業への積極的参加、発表、レポートにより判断する。ただし、しかるべき理由の申し出なく出席が極端に少ない場合、評価の対象外となる。
参考書:F. シュタンツェル『物語の構造』岩波書店1989年。Franz K. Stanzel Theorie des Erzählens. UTB, Stuttgart; Auflage: 7., Aufl. (Mai 2002) その他、授業中に多数指示。
ドイツ語既習者が望ましい。(ドイツ語未習者で履修を希望する人は、初回の授業のときに相談します。)