研究活動

研究業績    講演・公開講座・研究発表ほか  文部科学省科研費研究    トップへ戻る

●●研究業績 (2001年以降の分のみ)
著書

辞書

語学書

『はじめての外国語(アジア編)タイのことば』(監修、文研出版)、40頁、2007年1月

『タイ語の読み書きと基本文法』(東京外国語大学教科書シリーズ)、137頁、2006年4月

『デイリー日タイ英・タイ日英辞典』 (監修、三省堂)、1032頁、2004年6月
 
『世界の文字と言葉入門5:タイの文字と言葉』 (監修、小峰書店)、55頁、 2004年3月
 
『指さすだけでわかるトラベルタイ語』 (日本文芸社)、127頁、2002年5月


『東南アジア文学への招待』 (宇戸清治・川口健一編著、段々社)、350頁、2001年11月
 旅をしただけでは出会えない、東南アジアに脈動する魂の文学。第一線の執筆陣が分かりやすく解説し紹介する各国の文学事情、詩や短篇の作品群、文 学史年表。日本ではじめて東南アジア文学を体系的に捕らえた画期的一冊。巻末=日本語で読める東南アジアの文学作品リスト。


タイのことば


タイ語の読み書きと基本文法


日タイ英・タイ日英辞典


東南アジア文学への招待
翻訳

『鏡の中を数える』(プラープダー・ユン著、Typhoon Books Japan)、244頁、2007年5月
 
実験ずきで少しオタクで人園っぽい−東南アジアの文学の季節から生まれた衝撃の果実! タイのカリスマクリエーター、 プラープダー・ユン。噂の短編小説12編、ついに和訳完了! オタク的行為によってしか紐帯を確認できないファミリー、乳 房と肉まんに同価値を見いだす寡婦、ただ公園を観察し続けるだけの孤高の非行為者。。。。彼が創造したユーモラスな人 物は、どの作品をとってもどこかにタイ的なメンタリティやオポチュニズムを漂わせ、きわめて人間的である。そう、ここにはタ イ化されたポストモダン文学の愉しみがいっぱい詰まっているのだ。

プラープダー・ユン短篇「バーラミー」 (『新潮』2005年1月号)

プラープダー・ユン短篇「存在のあり得た可能性」 (『新潮』2004年3月号)

ウィン・リョウワーリン短編「僧子虎鶏虫のゲーム」 (『言語文化』第21号、明治学院大学言語文化研究所)、2004年3月

ウィン・リョウワーリン傑作短編集『インモラル・アンリアル』 (国際言語文化振興財団発行、サンマーク出版)271頁、2002年7月
 東南アジア文学賞をはじめ、多くの文学賞を受賞した、現代タイを代表する作家の傑作短篇集。「肉欲と涅槃」「ラート・エ  カテートの三つの世界」など9つの中・短篇を所収。

チャート・コープチッティ短篇「功徳を買う」、「真昼の夢」、「新しい器官」(以上短篇)、「シーナークに感謝する」(エッセイ)(『開高健記念アジア作家講演シリーズ11』 国際交流基金アジアセンター)2001年11月






論文 『1980年代のタイ映画に表象された大衆文化の変容の研究』平成16年度〜平成17年度科学研究費補助金(基礎研究C、課題番号16520201)研究成果報告書、2007年3月

「チュート・ソンスィー監督映画におけるナショナリズムについて、『東京外大東南アジア学』 第12巻、2007年3月

タイローカル映画におけるモダニティとその背景「闇の天国」(サワン・ムート、1958)における表象をめぐって」、『東京外国語大学論集』 第72号、2006年8月

「現代タイ小説に見る表現技法(2):レーゼ・シナリオとしての『ロム・ロン』」、『東京外大東南アジア学』 第10巻、 (東京外国語大学東南アジア課程)、2005年3月

「現代タイ小説に見る表現技法(1):チャート・コープチッティの実験的小説『時』の研究」、『東京外大東南アジア学』 第9巻、 (東京外国語大学東南アジア課程)、2004年3月

「ウィン・リョウワーリンの小説技法:短篇「情夫」を読む」、『総合文化研究3号』 (東京外国語大学総合文化研究所)、2001年3月

コラム ●「世界の文学タイ: ラープチャルーンサップ短篇集『観光』、グローバリズムの壁を暗示」 東京新聞、2007年     3月29日(夕刊)

●「歴史大作「ナレスワン大王」」 『DACO』208号、2007年1月

「世界の文学タイ: 両極の作家、アーチンとムックホーム」 東京新聞、2006年1月27日

「世界の文学タイ: プラープダー・ユン」 毎日新聞、2005年4月8日

「世界の文学タイ: 『トーンデーン物語』と『都会の犬』」 東京新聞、2003年11月28日

「アジア新世代が変える文学:スピードとビジュアル化」、『STUDIO VOICE』、2003年9月号

「世界の文学タイ: 東南アジア文学賞受賞のプラープダー・ユン」 東京新聞、2002年9月13日

「世界の文学タイ: プラープダー・ユン『目の中の洪水』」 東京新聞、2001年6月8日

「太平洋戦争は真珠湾ではなく、アジアにおいて始まっていた」 (『少年義勇兵』、徳間書房)、2001年11月


●●講演・公開講座・研究発表ほか(2001年以降の分のみ)
講演

コーディネート

「タイの文化とその魅力について」

福岡県た。・バンコク都友好提携記念事業および九州国立博物館タイ・フェア文化講演の一環として上記タイトルの文化講演を行った。

期日:2006年9月9日
場所:九州国立博物館

「現代タイ映画とナショナリズム」

小説家・評論家・エッセイスト・料理人でもある注目のタイ女性カム・パカーさん(小説『エロい女たち』、エッセイ『京都からの手紙』、評論『娼婦のスレッド』、翻訳『上海ベイビー』など多数の著書あり)を招き、表題の講演会を催した。カム・パカーさんは京都大学博士課程修了の経歴を持つ日本通であり、講演後は学内外の関係者と共に武蔵境の居酒屋「一休」で懇親会を催した。

講演者:カム・パカー(本名ラッカナー・パンウィチャイ、ほかにヒミト・ナ・キョウトの筆名も)
期日:2006年6月21日
場所:東京外国語大学研究講義棟108教室


「タイ文学の現場とその周辺」

小説家・マルチクリエーターと多くの顔を持つタイのプラープダー・ユン氏(2002年度東南アジア文学賞受賞作家)を本学に招き、表題の講演会を実施した。

期日:2002年11月5日
場所:東京外国語大学研究講義棟115教室

「開高健記念アジア作家講演会シリーズ第11回:チャート・コープチッティ(タイ)」

国際交流基金主催の上記講演会にコーディネーターとして関わり、タイを代表する作家チャート氏を迎えて、10日間にわたり日本各地で講演会を実施し、前座として「世界一短いタイ文学史」を講演した。日本人作家、津島祐子、島田雅彦両氏との対談会も新宿のタイ料理店「バーン・キーラオ」で実施することができた。

期間:2001年11月12日〜24日

場所:東京、京都、広島


左がカム・パカーさん
            聴講者に囲まれて
公開講座
●調布市民カレッジ「バンコク:発展するメガロ・シティー」

平成17年度調布市民カレッジ『地球ナビゲーションVI:変貌する現代アジアの都市〜文化の諸相と行方〜』において、21世紀を迎え加速度的な発展を続けるバンコクの都市消費文化、若者文化、日本のポップカルチャーの影響、タイ現代小説の新展開などを語った。

期日:2005年11月26日
場所:調布市文化会館


●東京外国語大学公開講座「日本語から見た世界の言語:タイ語」

大学の社会的活動の一環として開かれた公開講座でタイ語の講義を担当した(10月17日)。ほかに台湾語(講師:樋口靖)、チェコ語(講師:金指久美子)、イタリア語(講師:山本真司)、ペルシャ語(講師:吉枝聡子)の合計5講義。

期間:2003年10月10日〜11月7日
場所:東京外国語大学本郷サテライト


●東京外国語大学連続公開講座「アジアの表象文化」

大学の社会的活動の一環として開かれた連続公開講座でタイ地域の文化を担当した(10月16日)。

題目:「タイ:ジャータカ物語と『ラーマキアン』」
期間:2001年10月17日〜12月8日
場所:東京外国語大学総合文化研究所


●群馬県民カレッジ主催講座「教養文化講座II」

題目:「タイの生活・文化について」
期間:2001年2月3日
場所:群馬県生涯学習センター


研究発表
●「チャトリーチャルーム・ユコン監督作品における社会問題の表象」(タイ語)

現代タイ映画の第一人者であるチャトリーチャルーム・ユコン監督の一連の社会派映画のテーマと時代背景の関連について研究発表を行った。平成17年度文部科学省科学研究費補助金基礎研究(c)の一環。

期日:2005年12月23日
場所:Thai Film Foundation(タイ国立フィルム財団、ナコンパトム県)


放送大学
●放送大学特別講義「東南アジア文学はいま:タイ文学〜新世代の作家たち〜」

放送日:2005年10月15日、2006年2月19日


●●文部科学省科学研究費研究
種目

題目


●科学研究費補助金 基礎研究(C)

研究題目:「タイ映画におけるナショナリズムの研究」(研究代表者)
期間: 2006年4月〜2008年3月

●科学研究費補助金 基礎研究(C)

研究題目:「1980年代のタイ映画に表象された大衆文化の変容の研究」(研究代表者)
期間: 2004年4月〜2006年3月