○著作
〔単著〕
『村上春樹と夏目漱石──二人の国民作家が描いた〈日本〉』(祥伝社新書、2011)
『中上健次と村上春樹――〈脱六〇年代〉的世界のゆくえ』
(東京外国語大学出版会、2009)
『漱石のなかの〈帝国〉――「国民作家」と近代日本』(翰林書房、2006)
『〈作者〉をめぐる冒険――テクスト論を超えて』(新曜社、2004)
『三島由紀夫 魅せられる精神』(おうふう、2001)
『大江健三郎論――地上と彼岸』(有精堂出版、1992)
『閉じられない寓話』(沖積舎、1990)
〔共著〕
『越境する漱石文学』(「〈地方〉と〈世界〉の間で──漱石の「グローカリズム」と「明治の精神」」 思文閣出版、2011)
『大岡昇平『野火』作品論集』(「審美的な兵士――『野火』における狂気と倫理」、
クレス出版、2003)
『三島由紀夫『金閣寺』作品論集』(反転する話者――『金閣寺』の憑依、
クレス出版、2002)
『三島由紀夫論集T 三島由紀夫の時代』 (「跳梁する主観――『青の時代』論」、
勉誠出版、2001)
『三島由紀夫論集U 三島由紀夫の表現』 (「二つの〈太陽〉――『潮騒』の深層へ」、
勉誠出版、2001)
『三島由紀夫事典』(「午後の曳航」「サド侯爵夫人」「班女」「大江健三郎」など、
勉誠出版、2000)
『太宰治研究8』(「作家の手帖」論――イロニーの戦略、和泉書院、2000)
『境界の「言語」』(「翻訳としての文化」、新曜社、2000)
『現代文学史事典』(「全共闘の文学」、東京堂書店)
『文学における道化』(「大江健三郎における道化」、笠間書院、1995)
○最近の論文(2006〜2010)
「勝利する淋しさ──『こゝろ』と漱石的三角関係」(『東京外国語大学論集』80号、2010・12)
「他者の表象──『こゝろ』と漱石の方法」(『東京外国語大学論集』80号、2010・7)
「〈遺書〉と〈物語〉の間で──『こゝろ』下巻のかたち」」(『総合文化研究』13集、2010・3)
「動かされる行動──漱石的無意識の表象」(『東京外国語大学論集』79号、2009・12)
「反転する過剰と欠如──『鼻』から『歯車』へ」(『芥川龍之介研究』2号、2009・7)
「倒幕派としての漱石」(『総合文化研究』12集、2009・3)
「漱石における個人と国家」(『日本文学』2009・5)
「「倒幕派」としての漱石」(『総合文化研究』12集、2009・3)
「遍在する「底」――『ねじまき鳥クロニクル』『アフターダーク』における暴力」
(『
敍説』V―02、2008・12
)
「〈終わりの後〉の物語――『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』と
ポストモダン批判」(『東京外国語大学論集』77号、2008・12)
「重層する現代と古代――『枯木灘』の時空」(『東京外国語大学論集』75号、2007・12)
「受動的な冒険――『羊をめぐる冒険』と〈漱石〉の影」(『東京外国語大学論集』74号、
2007・7)
「転移する暴力――『岬』への道程」(『
敍説』V―01、2007・8
)
「未来への希求――『こゝろ』と明治の終焉」(『東京外国語大学論集』72号、2006・7)
「表象される〈半島〉――『行人』と朝鮮統治」(『総合文化研究』9集、2006・3)
「自己を救うために――『それから』と日韓関係」(『
敍説』U―10、2006・1
)
柴田勝二研究室