みなさんは“教育”という言葉を聞いてどんなことを想像するでしょうか?
学校、受験戦争、学級崩壊、いじめ、塾、学力低下、ゆとり教育、大学改革…
“教育”を取り巻くテーマは数え切れないほどあり、それは世間が“教育”に対して抱く興味と期待の表れでもあります。新聞やテレビでは“教育”をテーマにしたニュースが毎日喧しく流れ、その多くは現在の“教育”に批判的な視点を持っているのが現実です。
ですが、それがゆえに“教育”を考えることは“おもしろい”と言えるでしょう。
岡田ゼミでは“教育”を研究・教授の基本軸に据え、身の回りで起こっている出来事、つまり“社会”や“世界”そのものをより深く理解することを大きな目的としています。
「比較・国際教育学」と銘打っていますが、扱うテーマは何も外国の教育事情や異文化理解のことだけではありません。あらゆる学問の総合(寄せ集め?)とも言える教育学はその性格がゆえに、社会学や政治学、経済学、国際関係論、心理学など他の分野に触れることもしばしばです。そのため、分からないことは自分で調べ、発表することが多く、ゼミはゼミ生が主役となって動いています。あくまで先生はサポート役に徹しており、ゼミ生自身が互いに“教え育て”“教わり育つ”姿が見られます。
ホームグラウンドである532研究室には和気あいあいとした雰囲気が流れています。
先生、学部生、院生、留学生が絶えず出入りし、部屋には笑い声や真剣に議論する声がいつも聴こえています。岡田文庫には教育学に関する専門書や各学問の基本書はもちろんのこと、TOEIC・TOEFL対策本、留学準備本などが揃っており、いつでも借りることができます。部屋のいたるところに観葉植物や学生から贈られた世界中のお土産が飾られており、ゴタゴタした雑貨屋のような感じです。
余談になりますが、不定期で有志による『岡田組』のバンド活動も行っており、最近では留学生のお別れパーティにて、本学のブラジル研究会、尺八奏者のドイツ人留学生とのコラボに演奏を行いました。(曲目は井上陽水『少年時代』)>
“教育”に興味のある方はもちろん、留学を考えている方、日本語教育に興味のある方、留学生と友だちになりたい方、大学が暇で暇で仕方ない方、岡田研究室へ一度いらしてみてください!