研究室紹介



 本研究室は「教育」に何らかの関心を持ち、そこにみられる様々な問題や重要性を「学問」として研究したいと願う人たちが集う場所です。すなわち「教育学」を志す人々に広く機会を提供し、かつここに集う人々との自由で闊達な議論を通して知識を深めていく賑やかなサロン(交流場)といってもよいでしょう。

研究内容



 比較・国際教育学は、諸外国の様々な教育事象をミクロ・マクロ的な両視点から考察し、 二国間以上の比較分析を通して、そこに内在する同質性と差異性を見つけ出し、ひいては全世界に共通する理想的な教育像をいかにして構築していくのかを真剣に考える学問です。  対象となるものは日本国内の教育だけではなく、ここに集う人々の関心がある諸外国全てを研究フィールドとして選ぶことができます。テーマに関しても教育政策・改革研究をはじめ、カリキュラム、国際理解、開発教育、マイノリティ問題、平和教育など多岐にわたっており、種々の学際的手法を駆使しながら、教育における「自由」・「平等」・「正義」・「権利」・「寛容性」などの諸概念に対する認識を深めていきます。

活動内容



 学部から博士課程後期の学生までが一丸となって、ファミリーのような雰囲気の中で教育・研究活動をしています。基本的には毎週の講義と演習を中心に、学生の主体性を重んじた活動をしています。春・秋のゼミ合宿をはじめ、留学生も参加した様々な交流活動が盛んに行われております。活動場所は研究講義棟532号室です。留学生、学部生、大学院生、研究生等いろいろなプログラムの学生がいます。卒業後の進路は、海外大学院留学や国際機関、また国内外資本の一般企業等多岐に渡ります。