比 較 政 治 学 演 習 (月・3)
小笠原
欣幸
演習の目標:
演習の目的は,次年度卒論執筆ができるように研究の基礎を作ることです。年間を通じて各自の研究発表と基礎文献精読が中心となります。演習は時間割上週1回ですが,その準備は毎日積み重ねていくことが必要です。演習を学生生活の中心に位置づける気持ちがないとしっかりした研究には結びつきません。
演習の内容:
この演習の研究テーマは,比較政治の観点から,東アジア・東南アジアにおける経済発展と民主主義の意味を考えることです。異なる地域を研究対象とする参加者が,「地域」の特殊性および「地域」を超える一般理論を探求する作業を通じて相互啓発をすることを期待しています。基礎的作業として,政治発展論,権威主義体制論,ナショナリズムに関係する理論を勉強していきます。
事前の準備:
演習の連絡や研究の相互批評には電子メールや掲示板を利用します。また,各自のホームページを通じて研究の成果を公開することにしていますので,参加者はコンピュータの操作ならびにインターネットに習熟していることが必要です。コンピュータが苦手の人は早めに勉強しておいてください。
受講上の注意:
専修基礎科目「政治学」(小笠原・大川担当),専修専門科目「比較政治学」を履修済みであるか,または,今年度同時に履修することが条件です。
定員・選抜方法:
定員は10名をめどとしますが,研究のテーマがはっきりしない人,また研究テーマについてほとんど何も勉強していない人は演習に参加することができません。面談をしますので,予め研究したい地域の政治経済状況を把握しておいてください。自分の考えている研究テーマがこの演習と合致するかどうか心配な人は,事前に電子メールで相談してください。
連絡先:ogasawara@tufs.ac.jp