コンピュータでハングルを使いたいQ&A:改訂新版
02 July 2000

目次------------------------------
●コンピュータは買うべきか?
●いつ買うべきか?
●どんな機種を買うべきか?
●ノートかデスクトップか?
●いくらぐらいのノートを買えばいい?
●どんな機種のノートを買えばいい?
●どこでどうやって買う?
●ハングルはどうする?
●インターネットやメールはあとでもいい?
●インターネットにつなぐには?
●ずばり,今ならどれがいい?
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●コンピュータは買うべきか?
コンピュータを買おうかどうか迷っているなら,無条件に買うべきだ.大学や職場で使えるのはとてもいいことだが,自分で買うかどうかという問題が立つ程度であれば,無条件に買うのがいい.買おうかどうか迷うということは,頑張れば買えるということを意味するのだから.コンピュータを所有し使用することの意義は計り知れない.是非とも買うべきだ.

●いつ買うべきか?
すぐに買えるなら,すぐに買うのがいい.そしてすぐに使い始めること.買っておいておくなどというのは全く意味がない.そういう意味では,時間のかかる通信販売などより,すぐ使えるような状態で売っている製品を買って,その日のうちに使い始めるのがよい.少し待てば安くなる?もちろん安くなる.驚くほど安くなる.しかし待っている間に使う事の方が遙かに生産的だし,重要だ.今買える機種もしばらく前には驚くほど高価なものだったのだ.目の前にあるものは,ものすごく安くなったものなのだ.今買うべきだ.

●どんな機種を買うべきか?
大きく分けると,Windows(ウィンドウズ)系列,Mac(マック)系列,UNIX(ユニックス)系列などがあるが,最低限,Windows98(ウィンドウズ・きゅーじゅーはち.「きゅーはち」ではない.)というOS(オペレーティング・システム)が入っているものがいい.理由は簡単だ.最も普及しているからで,周囲の人々がたくさん使っているからだ.コンピュータは易しいが,つまらないことが難しい.どうしても人に聞かねばならぬことが出てくる.そういう時に,周囲に同じものを使っている人がいるというのは,時間の上でも労力の上でも,とても助かるのだ.また,コンピュータは必ずどこかが動かなくなる.そういう時に,やはり周囲の人に尋ねることができるというのが重要なのだ.大事なときに限って動かなくなる.そんな時に,「いやー,ぼくはMacのことはよくわからないんで...」などという答えを聞きたいだろうか?機種の善し悪しは重要ではない.コンピュータの世界では,長いものにまかれるのが何よりも安全なのだ.おまけに,あなたの目指すのは,ハングルをコンピュータ上で使おうという環境だ.周囲にどこにもある環境ではないのだ.
また,既にWindows2000というOSが発売されている.このOS自体はWindows98の直接の後継ではなく,WindowsNTと呼ばれるOSの後継だが,いずれこちらの系列に統合されるだろう.従って,Windows98が入っていて,かつWindows2000への対応をメーカが公式に謳っている機種にしておく必要がある.まだそう多くの機種は出回っていないが,可能なら,Windows2000が最初から入っているもの,即ちプリ・インストールされている機種を買うのが最も良い.WindowsMEというWindows98の後継OSも出てはいるが,無視してよいと思う.半年もしないうちに新しい機種は全てWindows2000の系列に取って代わられるだろうから.なお,Windows2000マシンを買う場合には,プリンタなどの周辺機器もWindows2000が使えるものをあわせて選ばなければいけない

●ノートかデスクトップか?
同じ価格ならノート型よりデスクトップ型がはるかに性能は良い.しかしここでも上の原則が当てはまる.ノートを買うべきだ.故障したとき,わからなくなったとき,デスクトップを持って知人のところまで行くのか?ノートなら簡単だ.ノートは,日常的に持ち運ぶためにあるのではなく,困ったときに持ち運ぶために小さいのだ.繰り返し言うが,大事な締切の直前に動かなくなる,それがコンピュータである.また,ノートは,場所をとらない.狭い机の上でも使えるだろう.これがまた重要なことだ.デスクトップは3年も立てば粗大ゴミになる.ノートは動きさえすれば,とっておいても構わないだろう.場所をとらないからだ.どうしてもデスクトップがほしい人は,モニタが液晶のものを選ぶといい.目に易しいし,場所をとらないし,軽く,精神衛生上,非常に良い.机の上がテレビのような巨大なもので暴力的に占有されるなどというのは,そもそも伝統的な思考を妨げる.

●いくらぐらいのノートを買えばいい?
筆者はNECのPC9801(きゅーはちまるいち)Eという古典的なマシン以来,NEC,IBM,コンパック,SOTEC,SHARP,SONY,Gatewayなどを何台も使い潰してきた.これらの経験から述べたい.
現在,安くなった値段で,20万から30万ぐらいの機種ならいい.25万以上ならとりあえず良い.29万9800円などというものなら文句はない.40万出せれば,すごいものが買える.
前述のように,デスクトップなら,ノートよりはるかに安い.10万くらいでもとりあえず使えるマシンが買えるが,すぐスペックが見劣りするようになる.15万くらいは出したい.
もちろんこれは3年くらいは買い換えないことを前提にしての話だ.ためしに買ってみてまた買える人は,15万以下のノートでも十分に使える.

●どんな機種のノートを買えばいい?
(1)画面はTFT液晶であること.DSTNだとか,HPAだどか,TFTに匹敵する云々の宣伝文句のものは不可.画面の大きさは13インチ以上がいい.12.1インチもとりあえず使える.液晶画面が大きいというのは,使ってみるとわかるが,実に気持ちのいいものだ.
(2)CPU(中央演算装置)と呼ばれる部分が,いわばコンピュータの脳にあたる.PentiumIIやPentiumIII, Celeronなどという商標がついている.クロック何MHzというふうに表示される演算の速度は速いほうがいい.初心者だから遅くても・・・などというのはあたらない.可能な限り速いものを選ぶ.PentiumIIIがいい.CeleronというCPUも今は十分使えるが,将来的には寂しい.
(3)メモリはどんなに少なくとも64メガくらいはほしい.128メガくらいあると気持ちがいい.
(4)FDD(フロッピー・ディスク・ドライブ)とCD-ROMドライブが同時に本体に内蔵してあるものがよい.どちらか一方をケーブルでつないで外付けする方式も多いが,非常に不便.CD-ROMは,余裕があればCD-Rドライブではなくて,書き込みのできるCD-RWがついているものがよい.DVD-ROMもいいが,CD-ROMを作ることなどはできない.とにかく,ケーブルなどでつないで本体の外に何かが飛び出しているなどと言うのは,すでにそれだけでノートではない.本体がいくら小さくても,付属品があれこれ外に飛び出しているのはほんとうに場所を取るし,使いにくいのである.
(5)HDD(ハード・ディスク・ドライブ)は最低でも5G(ギガ)以上.6Gから8Gくらいはほしいところだ.できれば12Gくらいは用意したい.
(6)キーピッチ(キーの間隔)は,自分でさわってみるのがいい.17mmはかなり小さい.小さいものは,ちょっとさわるにはよいが,長時間使うには不便なので注意.17mmくらいだと,店頭で触ってみると使いやすそうでも,長時間じっくり作業するのには苦しい.19mmあれば十分.
(7)モデム内蔵であること.これは現行の機種はほとんど大差なし.ただし,Mebiusの一部の機種のように,LANとモデムの両方が使えるようになっているものもある.大学などでも使うには,LANも使えるとうれしい.
(8)スピーカは大きいほうが音は良いので,実際に音楽CDなどを聞いてみよう.
(9)ノートと他の機器を接続するポート(端子)にどんなものがついているかも重要.PCカードはあたりまえ,USBポートは2つくらいついていると助かる.IEEES1394端子も便利.デジタルビデオやデジタルカメラに活用できるだけでなく,最近はその他の多様な機器にも使われ始めている.IEEE1394はSONYではiLINKと呼んでいる.ただし,端子の形には何種類かあり.SONYのVAIO同士だと,このiLINKでPCをつないでデータのやり取りや,他のPCのCD-ROMを読んだりなど,かなり手軽に連結できる.この他にも,MDなどにPCから出力できる,光デジタルオーディオ出力端子などがあると泣かせる.

以上のことを総合して一言でいうと,「A4オールイン・ワン」として売っているものになるだろう.このページを印刷して,店の人に見せればいい.マウスは付属していないことが多いので,別に必ず買う.できればマイクロソフト社のインテリマウスか,その同等品が良い.
アプリケーション・ソフトウェアは既に入っているものがよい.ワープロソフトで一太郎モデルとWordモデルの両方があれば,Word2000モデルがよい.日本語だけなら,どちらでも構わないが,ハングルも使うなら,やはり長いものに巻かれるのがよいのだ.Word98は現在はWord2000という名でヴァージョンアップされているので,かならずこちらにする.Word2000などをはじめとするソフトをOffice2000というパッケージにして,あらかじめ入っているのがなおよい.これには,Outlook2000という,メールをやりとりしたり,スケジュール管理をしたりできるソフトもついている.なお,Office2000はアプリケーションソフトを集めたパッケージの名称で,Windows2000はそれらアプリケーションソフトがこの上で動くOSの名称なので混同しないこと.
インターネットを見るためのブラウザと呼ばれるソフトとしてインターネット・エクスプローラかネットスケープが入っているものがよい.同じようなスペックのものがあれば,電源のケーブルをチェック.機種によって以外に大きさに差がある.もちろん小さい方がいい.ボタン1つでメールをチェックできるというような機種も最近は増えた.なお,プリンタとパソコンをつなぐプリンタ・ケーブルも買うのを忘れぬように.プリンタはUSBケーブルで接続できると便利.
韓国のPCに日本のプリンタはまず使えないと思ってよい.逆に日本のPCに韓国のプリンタも使えない.いろいろ手があるが,危ない橋は初心者は渡ってはいけない.この点で日本語WindowsとハングルWindowsの両方が入っているPCも薦めない.
中古品は薦めない.理由は簡単で,概ね,世代が古いからだ.高くても新品がいい.サポートも新品がいい.
購入にあたっては日経BP社刊『日経ベストPC』という月刊誌などがとても参考になる.広告も充実していて,問い合わせには便利.通販のカタログ的な雑誌だが,デジタルコミュニケーション刊の"Sofmap World Hyper"という月刊誌も役に立つ.コンピュータの製品は日進月歩なので,これらの雑誌でスペックや新製品の情報,市中での販売価格を確認しておくと損はしない.
 

●どこでどうやって買う?
ビック・カメラやさくらやなどの量販店,秋葉原のラオックスやツクモ,T-ZONEなど専門店.通販もいろいろある.上述の雑誌でも確認しよう.値段の違いはそれほどない.大事なのはすぐ使えること.混まない時間帯に行って,親切そうな店員さんに相談しよう.なお,これらの販売店はもう既に安いので,値引きは期待できない.ただし,ポイント・カードを作っておけば次に買うときに安くなるなどというサービスがあるところもあるので,あらかじめ忘れずにチェックしておくこと.お金のある人はよいのだが,お金がない筆者のような人はクレジットを利用するのがいいかも.お金を貯めている月日に,コンピュータに習熟して利用するだけ利用する方が,クレジットの手数料をけちるより,はるかに生産的だと思うが,どうだろう.ただし,経験から言って,36回払いはあまり薦めない.手数料が高いこともあるが,支払いが終わったころは,マシンが何世代も古くなっていて,相当悲しい思いをする.コンピュータは2年ぐらいしか一線では活躍できないと思えば,24回払いが無難な線か?

●ハングルはどうする?
ハングルを使用するには,いろんな方法がある.これには他の良いサイトを参照.本サイトのリンクのページからたどればよい.
Windows98用には,高電社のKoreanWriterV4というハングル・ソフトがメジャーなのでよい.Windows2000でも使えるようなモジュールが高電社のサイトから提供されている.Windows98用には,オムロンのkWnn(ケイ・ウンヌ)98R3.0やCGSのWINK98 Ver.4.0というのもある.これらのソフトを入れれば,Wordなどのワープロや,Excelなどの表計算でもハングルと日本語が同時に使えるようになる.インターネットで韓国のハングルで表記されているサイトも見ることができる.韓国で作っているワープロ「アレア・ハングル」もよい.日本版が出ている.古語はこれしか打てるものがない.ただし,ワープロという閉じた系の中でのみハングルを使うことになる.詳しい特徴などは他のサイトを参照.以上は有料だが,Microsoft社からインターネットで無料でダウンロードして使えるハングル・フォントもあり.メールのやりとりや,インターネットでのハングルについては上述のように,他に良いサイトがある.リンクの頁を参照.IE4で極楽ハングル環境などのサイトを是非参照のこと.なお,市販のアプリケーション・ソフトは,学生や大学関係者にはアカデミック・パックと銘打って安く販売していることがあるので,アカデミック・パックの有無を販売店や製造元に電話で確認してから買いに行くこと.

●インターネットやメールはあとでもいい?
だめだ.買ったその日から使えるようにしたい.単独でぽつんと置いてあるパソコンは所詮パソコンにすぎないが,電話線やLANで世界中のコンピュータとつないであるパソコンは巨大な動的システムだ.前者の利用価値を1とするなら,後者は初心者でも1000は下らない.ネットワークで結ばれたコンピュータは,図書館や企業,団体,諸個人とつながっている巨大な知のツールである.メールがやりとりできるようになれば,そもそもわからないことは知人にメールで尋ねることができるではないか.

●インターネットにつなぐには?
インターネットを電話線によりつなぐには,モデムという装置を通したダイヤルアップという形を取る.コンピュータにモデムが内蔵してあるパソコンを最初から買っておくのが便利.ダイヤルアップを利用するには,プロバイダと呼ばれる会社と契約をせねばならない.インターネットにつないでコンピュータ上でオンライン・サインアップをし即日使えるようにするにはVISAやJCBなどのカードがいる.この点で,留学生諸君はちょっと不利かもしれない.保証人がないとなかなかカードも作れないからだ.
たいていの新しいコンピュータにはプロバイダへの接続の仕方が既にプログラムとして内蔵してあったり,CD-ROMがついているので,それらを利用する.プロバイダを詳しく比較して選ぶには,やや専門的だが,インプレス刊『インターネットマガジン』などの雑誌を見るのがよい.しかしそこまでやらずとも,DTIやIIJ4U,niftyserveといったプロバイダなら安心だろう.私自身はbutamanとDTIを利用した経験がある.少なくとも私に関しては,どちらもよくつながる.なお,料金体系は,従量制より,上限が決まっている定額制が安心だ.なお,インターネットの設定は,初心者にはとても難しい.できれば経験者に助けてもらうのがよい.LANでつながっている人は当然周囲に使用者がいるだろうから,助けてもらうのがいい.
なお,もろもろのパスワードは,絶対に他人に教えてはいけない.また,自分の名前や,有名人の名前,生年月日などをパスワードに使うことは絶対に不可.辞書に載っているような有意味的な単語も不可.簡単に解読されてしまって,大変なことになる!
なお,メールのやりとりぐらいならともかく,インターネットでホームページを見るなどには通信速度が速い方が良い.CATVでインターネットのサービスをやっているところも増えた.これなら24時間つなぎっぱなし,かつ極めて高速.各地域のCATV会社に問い合わせてみる価値はある.衛星インターネットやISDN回線の利用も予算と併せて考えてみよう.携帯電話での通信は,単純な軽いメールならなんとか我慢できるが,ホームページを見るのには時間がかかりすぎるし,電話料がかさんで,非常につらい.PHSは64kという速度で,それなりに速くて手軽だが,電話料は安いとはいえない.

●ずばり,今ならどれがいい?
2000年7月2日現在の情報をもとに,いくつか挙げてみる.

(1)A4ノートの高級機−A4標準機
自宅で使うメインのマシンならこのタイプ.

*NEC LC700J/34DL
 (Mobile Pentium III 700MHz, 128M, 14.1inchTFT,XGA, 100Base-TX, HDD 20G,IEEE1394*1,USB*2, CD-RW, 光digital出力, 3.2kg). OSは Windows2000 Professional版.33-35万円くらいではないかと思うが,量販店で少し前に問い合わせたところ在庫がなく,買えないかもしれない.あったら是非とも買いだ.

*Compaq Parosignia 190
 (Mobile Pentium III 600MHz, memory 192M, 14.1-inch XGA, HDD 18G, OSは Windows2000 Professional版).このスペックで35万円ほど.通販でスペックはユーザが例えばここにあげたような具合に決める形になる.CD-RWでないこと,iLINKや光digital出力がないことなどが上のNECより劣る点.価格は上がるが,DVD-ROMにもできる.

*Gateway Solo 9300
Windows2000プリインストールではなく,98マシンなのが大弱点だが,これもスペックはユーザが決めることができるので,多少金額が張ってもいいなら,性能は凄くなる.

*SONY VAIO PCG-F66/BPK
(Mobile Pentium III 600MHz, 64MB, HDD 12G, 15inchTFT, 3.1kg, Windows2000).
このクラスの数少ないWindows2000プリインストールマシン.液晶大画面もいい.しかしSONYはメモリにけちだ.30万円弱.SONYにはこれらとは別に,XR7E/Kなど,XRシリーズもある.キーを打った感触など,好みもあろうが非常にいい.XRシリーズのWindows2000マシンはなかなかいいが,FDDがリムーバブルの外付けである点が決定的に不便.高いのだからFDDくらい内蔵してほしい.

(2)B5携帯ノート
B5携帯用ノートをメインのマシンにするのは薦めないが,どうしても持って歩きたいならこのクラスになる.A4のマシンは重くて持って歩くには適さない.なお,ACアダプタやFDDなど,周辺機器も持って歩くといよいよ重いことも留意.

*SONY VAIO PCG-SR9/K
(Mobile Pentium III 600MHz, 64MB, 10.4inchTFT XGA, HDD 12G, 1.34kg, Windows2000).このクラスの数少ないWindows2000プリインストールマシンである点で推す.FDD外付けであることが不便,CD-ROM別売が大欠点.キーピッチが17mmで,やや狭い.バッテリ駆動時間が3.5-5.5時間と,驚異的に長いのが素晴らしい.これくらいあると本当に外で使える.しかし,メモリはきょうび128MBくらい積んでほしい.液晶の10.4inchは11.3くらいにしてほしい.USB端子は1つ.iLINK端子あり.28万円くらい.
なお,同じ形で98マシンのPCG-SR1/BPになると,いろいろ各部のスペックが下がって20万円前後,こちらはバッテリとデザイン以外はあまり魅力がない.

*Panasonic Let's note CF-M2R
(Mobile Pentium III 600MHz, 64MB, 11.3inchTFT XGA, HDD 20G, CD-RW, 1.85kg, Windows98).
B5なのにCD-RWが内蔵され,HDDも20Gと十分,USB端子も2つあり,モデム,LAN,携帯とPHSが使えるなど,非常に魅力的なマシンであるが,残念ながらWindows98マシンである!初心者のためにも,Windows2000プリインストールマシンを出してほしい.もちろんFDDは外付けで不便.バッテリ駆動時間も1.7時間と,上のVAIOに比べればはるかに短い.1.85kgは,それなりに重い.28万円くらい.

*SONY VAIO PCG-C1XG/BP
(Moble Pentium II 400MHz, 64MB, HDD 12G, 8.9inchTFT, 1.0kg, Windows98)
横長の小型軽量マシン.1kg.ただし,長いこと持っているとやはり重いことは思い.はやくWindows2000マシンにしてほしい.簡単なデジカメつき.25万円弱.Officeがないと21万円くらいか.これもキーピッチは17mm.あくまで持って歩くためのもので,メインには厳しい.でもHDD12Gなので,強力な辞書を入れたりと,使いではある.

とにかく,各社にはWindows2000プリインストールマシンを出してほしい.98では見劣りがするし,アップグレード作業など,初心者には望めない.メーカではSONY, NEC, Panasonicが市場では気を吐いている感じだ.

なお,上述のように,Windows2000マシンを買う際は,必ず,プリンタなど,周辺機器が使えるものを用意することに注意.
 

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