ウルドゥー語文法

ここでは、ウルドゥー語の文法を詳しく解説します。
原則として、独習可能なように説明をしてあります。

このページでは、品詞別に詳しい説明をしています。適宜項目を追加していきますので、ときどき新しい項目が追加されているかどうかを確認して下さい。

本サイトでのウルドゥー語の表示について

このサイトでは、ウルドゥー語を表示するためのフォントとして、Nafees Nastaleeqというフォントを用いています。このフォントは、CRULP (Centre for Research in Urdu Language Processing)というパキスタンの機関が配布している無償フォントです。こちらからダウンロードすることができます。なお、このフォントがない場合でも、レイアウトは多少異なりますが、ウルドゥー語は表示されます。

ウルドゥー語(Urdu اردو)とは

ウルドゥー語は、パキスタン(正式国名:パキスタン・イスラム共和国 Islamic Republic of Pakistan اسلامی جمہوریہ پاکستان (islāmī jumhūriyah-e pākistān ))の国語であるとともに、隣国インドの重要言語の1つでもあります。母語話者は、パキスタンに約1000万人(1998年国勢調査)、インドに約520万人(2001年国勢調査)います。
重要なのは、理解者の数です。パキスタンでは総人口約1億9000万(米国CIA The World Factbook 2012年版)の約95%が理解可能です。民族ごとに言語が異なるパキスタンで、共通語、連接語としての役割を果たしています。また、インドでも約1億人が理解します。南アジアのムスリム(イスラーム教徒)の共通語としての役割をも果たしています。一方で、ウルドゥー語を話さないムスリムや、ヒンドゥー教など他宗教を信仰していても母語がウルドゥーという人もいます。
また、口語レベルでは、ヒンディー語とも相互理解が可能です。したがって、「日常会話が『理解できる』」という点に限れば、4~5億人と会話をすることができる、と言えます。

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ウルドゥー語を学ぶための参考文献

ここでは、入手が比較的容易な日本語による文献を挙げます。

1.辞書・語彙集
黒柳恒男, 2008,『アラビア語・ペルシア語・ウルドゥー語対照辞典』(大学書林)
加賀谷寛, 2005,『ウルドゥー語辞典』(大学書林)
鈴木斌・麻田豊(編), 1992(初版),『日本語ウルドゥー語小辞典』(大学書林)
鈴木斌・麻田豊(編), 1980,『ウルドゥー語常用6000語』(大学書林)
鈴木斌・麻田豊(編), 1978,『ウルドゥー語基礎1500語』(大学書林)

2.文法書
露口哲也, 2009,『まずはこれだけ ウルドゥー語』(国際語学社)
村山和之, 2007,『旅の指さし会話帳75 ウルドゥー語』(情報センター出版局)
黒柳恒男, 2002,『アラビア語・ペルシア語・ウルドゥー語対照文法』(大学書林)
鈴木斌, 1996,『ウルドゥー語文法の要点』(大学書林)
鈴木斌、ムハンマド・ライース, 1987(初版),『実用ウルドゥー語会話』(大学書林)
鈴木斌, 1981(初版),『基礎ウルドゥー語』(大学書林)
鈴木斌, 1978(初版),『ウルドゥー語会話練習帳』(大学書林)

3.インターネット上の情報(準備中)
東京外国語大学『言語モジュール』
大阪大学
大東文化大学国際関係学部

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