2002.7.2

情報リテラシー多言語実習

―モンゴル語―

担当 上村 明

kamimura.akira@tufs.ac.jp

目的

1. WINDOWS98上で、モンゴル語(キリル文字)を読み書きできるようにする。
2. インターネット上のモンゴル関連リソースを活用できるようにする。

1.モンゴル語用フォント(キリル文字)とキーボード・ファイルの入手とインストール

a.ダウンロード
モンゴル語 Language Kit
http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/kamimura/prg/98/Mongolian Language Kit.zip
をダウンロードし、適当なディレクトリに解凍する。

b.インストール
* Mongol_Lang.inf を右クリックし、出てきたメニューの中から、
「インストール」を選択する。

→ フォントとキーボード・ファイルがインストールされる。


c.キーボードの言語とレイアウトを選択
* スタート → 設定 → コントロールパネル → キーボード
キーボードのプロパティの「言語」を開く。

*「追加」をクリックし、Mongolian を選択する。
(Mongolian ANSI は、多言語対応でない 1 byte フォント用)

* キーボード・レイアウトは、2 種類を選択することができる。

B.Mongolian Transcript を選択するときは、
まず、キーボードのプロパティの「言語」で Mongolian を選択し、「プロパティ(R)」で、キーボード・レイアウトを変更する。

A.Mongolian Standard モンゴル国のナショナル・スタンダード配列

B.Mongolian Transcript キリル文字のローマ字転写の配列に近い


2.MS-WORD でモンゴル語(キリル文字)を書く

* 右下隅の言語インジケータをクリックするか、右 Alt と Control キーを同時に押して、言語を変更し(トグル)、選択する。

* Mongolian を選択しても文字化けする場合、モンゴル語対応のフォントが選択されているか調べる。モンゴル語対応のフォント、 Arial、Courier New、 Times New Roman の 3 種類のいずれかを選択する。


3.インターネット上のリソースの利用

日本語リンク

モンゴルHP探偵団 http://www.geocities.jp/mongol_link/
しゃがぁ http://www.NetLaputa.ne.jp/~SHAGAA/

モンゴル語

リンク
http://www.mol.mn/

新聞・ニュース
http://www.mongolmedia.com/
http://www.unen.mn/
http://www.mongolica.mn/
http://www.newtimes.mn/
http://www.mongolnet.mn/
http://mongolianews.com/
http://www.mongolianews.net/

音楽

http://www.mglclub.com/
http://www.come.to/FM102.5

モンゴルの国連サイト

http://www.un-mongolia.mn/

* 文字化けする場合は、ブラウザの「エンコード」がキリル言語、あるいは windows-1251になっているか確認する。

4.モンゴル語で E-mail を書く

* 添付ファイルとして送る
* モンゴル語のローマ字転写法


5.練習 ДАСГАЛ

Монголоор бич.

Овог нэр, оюутны vнэмлэхийн дугаар.
Θнеедер Интернетээс ямар ямар зvйл vзэж сонирхсон бэ?
Монголоор бичихэд хэцvv санагдсан юм юу вэ?

参考

* 自分でキーボードの配列を変えたい場合

http://solair.eunet.yu/~minya/Programs/klm/index.html
にキーボード・エディタがあります。

* 現在使われているモンゴル語キリル文字のフォントは、つぎの4種類に分けられます。(True Type Font のみ)

1.ASCIIコード(7bit)のローマ字部分にキリル文字を割り当てたもの。
例 Danzan
2.拡張ASCIIコード(1byte)の拡張ローマ字部分にキリル文字を割り当てたもの。
例 Times Mon, Pragmatica CCT
3.Multilingual(2byte)対応だが、モンゴル語キリル文字には対応していないもの。
例 Tahoma
4.Multilingual(2byte)対応で、モンゴル語キリル文字にも対応しているもの。
例 今回インストールしたフォント

* WINDOWS98は、モンゴル語キリル文字に対応していません。

フォントがモンゴル語キリル文字に対応していても、OSやアプリケーションが対応していなければ、モンゴル語キリル文字を使うことは出来ません。今回インストールしたフォントは、ΘとYをロシア語部分に割り当ててあります。

* モンゴル語キリル文字 1 byteフォントの使用

モンゴル語キリル文字 1 byte フォントは、種類が多く、
http://member.nifty.ne.jp/kam_aki/prg/fonts/font_list.html
から入手できます。

この場合、1.c.の手順で Mongolian ANSI をインストールする必要があります。


* WINDOWS XP は、インストールした時からモンゴル語キリル文字<に対応しています。

今回インストールしたフォントとΘとYの割り当てコードが異なってくるので、つぎのように変換する必要があります。

Θ大文字 &H404 → &H4E8、小文字 &H454 → &H4E9、
Y大文字 &H407 → &H4AE、小文字 &H457 → &H4AF

* Times Mon, Pragmatica CCT など拡張ASCIIコード(1byte)をMultilingual(2byte)(モンゴル語キリル文字未対応)に変換するMS−WORD用マクロはここにあります。http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/kamimura/prg/98/Convert_Code.bas