■■ 語・品詞について ■■ |
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便宜上、代名詞 dia を「彼(女)」としました。「彼」「彼女」と、男性・女性の両方に使えますが、思想的な背景によるもの、あるいは男女の差別をするしないの問題とはおそらく関係ないでしょう。また、単純化した結果一つの語にまとまったわけでもないでしょう。 |
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「格」は他の語との関係、あるいは文中での働きを明示する(主として)名詞の表示形式ですが、インドネシア語にはこのような表示形式はありません。けれども、語順などで他の語との関係や文中での働きがわかります。つまり、「格」がなくてもそれに相当する方法はあるのです。 |
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インドネシア語の動詞には、現在形・過去形などの時制変化はありませんが、時相を表す助動詞や時を示す副詞(句・節)などを使うことによって、あるいは文脈から判断できます。 |
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語それ自体の属性と、文中での働きは違うレベルのものであることに注意してください。 |
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例示した語、文中に現れた語について細かく話をしませんでしたが、動詞や助動詞がないとは授業中では述べていなかったはずです。授業で紹介した Dia sedang mandi.「彼(女)は今水浴をしています」の sedang は「〜している(最中)」という助動詞に、mandi は「水浴する」という動詞に分類されています。 |
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答えは簡単です。"bekerja" (働く)という語を用いて、"Anak saya // bekerja di Jakarta." とします。 |
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いわゆる be 動詞に相当する語(コピュラ)がないわけではありません。"Saya orang Jepang."「私は日本人です」は、adalah というコピュラを使って "Saya adalah orang Jepang." と言うこともでき、フォーマルな文ではむしろコピュラを多用します。 |
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誤解のないように付け加えておきますが、インドネシア語には接中辞は痕跡的には若干認められるものの、文法的には意識する必要はありません。 |
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インドネシア語を学んでいく際に大きなハードルとなるのが接辞法です。 |