授業の目標
総合的なドイツ語能力の基礎を固めることを目的とした授業です。具体的には以下のことを学習目標とします:
- ドイツ語の初級文法(CEFR A1~A2程度)を身につける。
- 基礎語彙1200語程度を受動的に理解し、700語程度は能動的にも使えるようになる。
- 文法と語彙の知識を応用し、日常的・一般的な話題について普通に通用するドイツ語の文章を書くことができるようになる。
- コツコツ継続して、計画的に物事に取り組む姿勢を育み、教室を離れても学習する習慣を身につける。
授業の概要
通年の授業です。春学期は対話式の口頭表現トレーニングを通じて目標 (1)(2) の力を身につけます。秋学期はその力の定着とさらなる伸長をはかるべく、やや高度な文法事項を学習しながら、作文力の強化をはかります。作文力の前提となる文章読解力や聴解力の養成もあわせて行います。ドイツ語らしい表現を数多く学び,文法事項の定着とレベルアップに向けた学習を継続することで、(3) や (4) も達成しましょう。
授業の計画
- 第1回 オリエンテーション、つづりの読み方 (2)、あいさつ等
- 第2回 人称代名詞 (2)、職業の名称
- 第3回 動詞の現在人称変化 (2)、所有の動詞 haben
- 第4回 不定冠詞、人称代名詞 (3)、小テスト1
- 第5回 非人称文、小テスト1解答・解説
- 第6回 所有冠詞
- 第7回 名詞の複数形 (2)
- 第8回 3格支配の前置詞
- 第9回 4格支配の前置詞
- 第10回 3・4格支配の前置詞 (2)、行き先の表現
- 第11回 指示代名詞、3格 (2)、小テスト3
- 第12回 前つづり動詞 (2)、再帰代名詞と再帰動詞、小テスト3解答・解説
- 第13回 話法の助動詞 (2)
- 第14回 形容詞と副詞 (2)
- 第15回 実力判定テスト (1) の解答・解説
- 第16回 現在分詞と過去分詞、読解
- 第17回 時制 (2)、読解
- 第18回 受動態と受動表現 (2)、読解
- 第19回 接続詞 (2)、読解
- 第20回 dass文と間接疑問文 (2)、読解
- 第21回 関係文 (2)、読解
- 第22回 接続法 (2)、読解
- 第23回 接続法 (4)、読解
- 第24回 実力判定テスト (2) の解答・解説、読解
- 第25回 総合トレーニング:In der Mitte Europas (2)
- 第26回 総合トレーニング:Man spricht Deutsch (2)
- 第27回 総合トレーニング:Die liebe Familie (2)
- 第28回 総合トレーニング:Die Lichter brennen (2)
- 第29回 総合トレーニング:Kirche, Feste und Bräuche (2)
- 第30回 実力判定テスト (3) の解答・解説、総まとめ
成績の評価
- 定期的に実施する小テストや課題により、目標 (1)(2) の基礎部分の習熟度を評価 20%
- 各学期の終わり近くで行う実力判定テストにより、目標 (1)〜(3) の習熟度を評価 60%
- 授業参加への積極性や課題の提出状況により、目標 (4) の到達度を評価 20%
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事前学習等
- あらかじめ教科書の解説を読み、単語の意味や使い方を調べて、授業での練習に備える。
- 授業後は、添付CD等の音声教材を使い、アクセントやイントネーションに気を配りながら発音する練習を行う。
- 同じ音声教材を用い、ディクテーションの練習も行う。
- 定期的に課される補足練習や発展課題にも取り組む。
受講上の注意
- 月3(担当者:A 藤縄 B 櫻井)と木3(担当者:A 阿部 B 田中)で同じ教材を使い、リレー方式で授業をします。クラス編成は別途、通知します。
- 授業のサイトを設け、追加の教材や練習・テストの解答などを提供します。アクセスには授業中に伝える専用 ID が必要です:http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/fujinawa/jugyo/14/dt1/index.html
テキスト・教材
藤縄康弘・V.スパニョーロ『対話で学ぶドイツ語文法 [入門編]』(朝日出版社)
Uta Matecki: Dreimal Deutsch, Stuttgart: Ernst Klett, 2011.