学部・院	年度学期	授業名	講義題目	担当者	受講生区分	単位数
外	2012 2	欧米第一地域言語論ヨーロッパ言語研究 I (講義)	ドイツ語の統語論	藤縄康弘	3-	2

授業の目標

ドイツ語を対象に、統語論の基礎知識を身につける。とりわけ、理論の背後にあるマクロな理念とそうした理念を証明する手順としてのミクロな立論方法を理解する。
ドイツ語で書かれた専門文献の読み方の初歩を学ぶ。

授業の概要

代表的な統語理論を紹介する。特に生成文法については、日本語や英語による紹介が多いだけに、ドイツ語への適用例を詳しく解説する。

授業の計画

第1回　統語論とは
第2回　伝統文法
第3回　文域モデル
第4回　依存文法：補足語と添加語
第5回　依存文法：主語と語順をめぐって
第6回　生成文法：句構造分析
第7回　確認テスト1、生成文法：語彙範疇と機能範疇
第8回　確認テスト1の解答・解説、生成文法：主語と目的語
第9回　生成文法：構造格と語彙格
第10回生成文法：非対格仮説
第11回生成文法：不定詞
第12回範疇文法
第13回統語論と意味論・語用論
第14回確認テスト2
第15回確認テスト2の解答・解説、まとめ

成績の評価

2回の確認テスト60%と平常点（受講姿勢、コメントシート、課題の提出状況など）40%で評価する。

受講上の注意

ドイツ語の知識を前提とする。

テキスト・教材

Dürscheid, Christa (2010): Syntax. Grundlagen und Theorien. Göttingen: Vandenhoeck & Ruprecht.