[[専門特殊研究2011]]
参考URL:http://www.surveysampling.com/ja/drpete/scales-surveys
*ガットマン尺度 [#j5ced699]
-ルイス・ガットマン博士が1944年に発明
-一次元尺度分析が特徴
-尺度を通じて一連の態度が 示されている中で、回答者は同意する態度で最も数値が高い回答を選ぶ
-選択された回答より数値が低い態度はすべて賛成、それより数値が高い回答はすべ て反対であることを想定
しかし、それをガットマン尺度に落とすと、以下のようになります:
1. 移民が自分の国に住むことに同意できますか?
2. 移民が自分の地域に住むことに同意できますか?
3. 移民が自分の近所に住むことに同意できますか?
4. 移民が自宅の隣に住むことに同意できますか?
5. 自分の子どもが移民と結婚することに同意できますか?
ここで「3」に同意すれば、「1」と「2」にも同意したことになります。
*サーストン尺度 [#ia62ea97]
-等現間隔法(method of equal-appearing intervals)
-ルイス・レオン・サーストン博士が1928年に開発
-絶対的な態度尺度測定法
-まずはテーマを決め、それに関する肯定・否定のいろいろな意見を作る
-意見項目を専門家に肯定・否定のライン上に並べてもらう→評定をもとに判定尺度値を決定
-全員の判定をもとに中央値を「判定尺度値」、四分位偏差を「多義性」の指標とする
-得点に従って項目を直線上に並べ、等間隔になるように項目を選択する
-以上をもとにできあがったスケールを利用して、被験者に意見をきき、当てはまるといった部分をその人の態度の得点とする
*リッカート尺度 [#d4de0fb6]
-米国の社会心理学者、レンシス・リッカート博士が1932年の大学論文で発表した二極尺度手法
-相対的な態度測定尺度の作成法
-中立的な選択肢を中間とした5段階の尺度を使う場合が殆どで、「非常に同意できる」、「やや同意できる」、「どちらともいえない」、「やや同意でき ない」、「まったく同意できない」の回答パターンが典型的
-7または9段階の尺度を使うことも可能
-尺度の選択肢に数値をつける方法が一般的
-通常は順序尺度で、累積尺度として用いる場合には間隔尺度で処理する
-リッカート尺度の良さは、特定の態度に関して方向性と強弱をはっきりとさせる点。
*SD 法 [#sdc7c263]
-チャールズ・オスグッド博士が発明した
-両端に相反する表現(公平/不公平、苦い/甘い、等)をのせた尺度を示して、その間のいずれかの点を回答者に 選んでもらう。