自己紹介?

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修士論文研究計画・進捗状況?

研究計画

目的

 学習者用和英辞書に収録されている用例は、自然言語としての日本語、英語から見て、typicalな用例であるといえるかを検証する。

研究設問

1.和英辞書の用例(日本語部分)と、日本語コーパスの発話では、語の共起関係、N-gramは異なるか。異なるとすれば、どのような差異が観察されるか。
2.比較検討した場合、和英辞書の用例は日本語としてtypicalなものといえるか。
3.和英辞書の用例(英語部分)と、英語コーパスの発話では、語の共起関係、N-gramは異なるか。異なるとすれば、どのような差異が観察されるか。
4.比較検討した場合、和英辞書の用例は英語としてtypicalなものといえるか。

コーパス

学習者用和英辞書より用例(日本語)を集めたコーパスを研究のために作成する。
日本語は国立国語研究所の日本語コーパス
英語はBritish National Corpusを比較対象として用いる。

研究方法

国内の和英辞書を、年代、対象とする学習者レベルで分類する。
用例に現れる表現を国立国語研究所日本語コーパスのデータを用いて、単純頻度、Log-likelihoodによって比較する。

データ分析

まず、学習者用和英辞書の用例を集めたコーパスを構築せねばならない。
辞書到着まで鋭意待機中。

今後の課題

最終的に「学習者用和英辞書の用例デザイン」への提言を目標としたいが、そのために分析するべき項目はどうすればいいのか。

共起関係やN-gramは一つの指標であるといえるが、これらを分析しただけでテキストの特徴をとらえたといえるのか。

コーパス統計には、どのような基準を用いればいいのか。目下対数尤度比(log-likelihood)が有力

参考文献

Biber, D. (1988). Variation across speech and writing. Cambridge: Cambridge University Press.
Biber, D., Conrad, S., & Reppen, R. (1998). Corpus linguistics: Investigating language structure and use. Cambridge: Cambridge University Press.
Hanks, P. Chapter 6: Definitions and explanations. in Sinclair, J. (ed.) (1987.) Looking up: an account of the COBUILD Project in lexical computing and the development of the Collins COBUILD English Language Dictionary. London: Collins ELT.
McEnery?, T., Xiao, R., & Tono, Y. (2006). Corpus-based language studies: an advanced resource book. London: Routledge.

国際協力基金, & 日本国際教育協会. (2002.) 『日本語能力試験出題基準 改訂版』. 東京: 凡人社.
阪本一郎. (1958.) 『教育基本語彙』. 東京: 牧書店
辞典協会. (2008.) 『優良辞典・六法目録 No. 59 2008』. 埼玉: 日教販.


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