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*外国語教育学研究、言語教育基礎 [#w5b8126a]

**春:330教室  秋:217教室(PC教室) [#a56d6dc9]

**講義題目(和文) [#ac8bdd40]

-CEFRの原理と応用(1):CEFR-J プロジェクト入門
-Principles and Practice in Using the CEFR (1) : Introducing the CEFR-J project
 
**授業の目標 [#m055badc]

-本講義は Super Global University (SGU) の特設科目およびキャリア・アップ・プログラムの全専攻共通科目である。
-世界で拡充しているヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)を活用した新しい外国語教育の手法を学び、諸君の学ぶ当該言語の最新の教育手法を学んで、将来外国語を使って活躍してもらうためのスキルを身につける。
-CEFRをヨーロッパの言語のみならずすべての外国語の学習・教育・評価に共通に利用して統一的なカリキュラムと評価を行うためには、どのような理論的枠組みの理解、言語材料の整備、教材・タスク・テストの開発などが必要かを総合的に論じる。
-また、CEFRの基礎的な理解をもとに、筆者が中心で開発しているCEFR-J という日本の英語教育向けのCEFR準拠汎用枠を紹介し、その概論と具体的な手法の解説を行う。
 
**授業の概要 [#nb3e8eee]
-CEFRの基本的な理念と主要な概念の構造および中核となる can do ディスクリプタの作成とリストの妥当性検証に関して基本的な理解を深めてもらう。同時に、A1からC2までの言語能力レベルに関して、感覚を養うための familiarization のトレーニングも持つ。それをもとに各個別言語ではどのようなレベル別特徴が想定されるかを言語ごとに学生にレポートしてもらう。CEFR-J の開発経緯と方法を吟味する中で、多言語展開への応用可能性や課題を議論する。

**テキスト [#a545089f]

-以下のテキストを著者割引で用意します:

--[[投野由紀夫(編)『新しい英語到達度指標 CEFR-J ガイドブック』(大修館書店)>http://www.amazon.co.jp/CAN%E2%80%90DO%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E4%BD%9C%E6%88%90%E3%83%BB%E6%B4%BB%E7%94%A8-%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E5%88%B0%E9%81%94%E5%BA%A6%E6%8C%87%E6%A8%99CEFR%E2%80%90J%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF-%E6%8A%95%E9%87%8E-%E7%94%B1%E7%B4%80%E5%A4%AB/dp/446924578X]]


***春学期 [#oba46086]

-4月10日:
--イントロダクション:TUFS CEFR-J x 27 プロジェクトの背景
--CEFR とは何か? 〔 投野 〕

-4月17日:
--歴史的背景 テキストQ1
--CEFR の基礎理念(1):[[CEFR 原文をダウンロード>http://www.coe.int/t/dg4/linguistic/Source/Framework_EN.pdf]] | 
[[CEFR(日本語訳)>http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/corpuskun/pdf/2018/CEFR_juhan.pdf]]
---CEFR 第1章を全員で読んできて、グループでまとめと質疑応答
---複言語主義 テキスト Q3

-4月24日:[[投野スライド>http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/corpuskun/pdf/2017/tue4/lecture01.pdf]]
--CEFR の基礎理念(2):レポーター制(※原典を必ず読んでください)
---行動中心主義(2.1) 〔   平井   〕  テキスト Q2  [発表資料: [[PDF>xxx.pdf]]]
---共通参照レベル(2.2) (   高橋   〕 テキスト Q6      [発表資料: [[PDF>xxx.pdf]]]
---言語教育・評価の理念(2.3 & 2.4) 〔 オウヨウ   〕 テキスト Q9   [発表資料: [[PDF>xxx.pdf]]]

-5月1日:[[投野スライド>http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/corpuskun/pdf/2017/tue4/lecture02.pdf]]
--CEFR の基礎理念(3):
---共通参照レベル(3.1-3.3) 〔 ジャックス・ミカエラ    〕 テキスト Q6     
---can do ディスクリプタの特徴(3.4) 〔 アマリ   〕 テキストQ4/18  

-5月8日:[[投野スライド>http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/corpuskun/pdf/2017/tue4/lecture03.pdf]]

---レベルの細分化(3.5) 〔 全員 〕テキストQ18
---CEFRレベルの内容一貫性(3.6) 〔      山崎      〕    [発表資料: [[PDF>xxx.pdf]]]

--Active Learning 課題1:Content coherence をレベル×スキルの表に細分化した表を作成し、それに A4 2ページくらいでどういう記述の特徴があるかを自分なりに解釈してまとめたレポートを提出する(提出:5月22日)
---表は以下を使ってください(pwd: cefr2018 )[[ダウンロード>http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/corpuskun/pdf/2018/tue6/CEFRContentCoherenceChart.zip]]


-5月15日:

---ディスクリプタの読み方(3.7) 〔      〕   [発表資料: [[PDF>xxx.pdf]]]
---ディスクリプタの言語能力への利用法(3.8) 〔     〕   [発表資料: [[PDF>xxx.pdf]]]
---能力レベルと到達度評価(3.9) 〔     〕  [発表資料: [[PDF>xxx.pdf]]]
---ディスクリプタの読み方(3.7) 〔  前田  〕   [発表資料: [[PDF>xxx.pdf]]]
---ディスクリプタの言語能力への利用法(3.8) 〔 トウイ  〕   [発表資料: [[PDF>xxx.pdf]]]
---能力レベルと到達度評価(3.9) 〔 アキオ カー チュン 〕  [発表資料: [[PDF>xxx.pdf]]]


-5月22日:

---課題提出
---CEFR のレベル感覚を磨く(1):sorting exercise とディスカッション
---CEFR のレベル感覚を磨く(2):descriptor を書いてみる
---来週までの宿題: CEFR レベルに慣れるためにレベル別のデモ・ビデオを視聴する [[CefrFamilialisation]]

-5月29日:

---CEFTrain の演習とレベル判定のずれの原因のレポート

-6月5日:

---CEFR-J とは何か?   
Q17〔    〕   [発表資料: [[PDF>xxx.pdf]]]
---CEFR-J における can do ディスクリプタの作成と妥当性検証 
---Q20〔     〕  [発表資料: [[PDF>xxx.pdf]]]
---Q21 〔             〕  [発表資料: [[PDF>xxx.pdf]]]
---Q22 〔     〕  [発表資料: [[PDF>xxx.pdf]]]

-6月12日:

---Q23  〔     〕   [発表資料: [[PDF>xxx.pdf]]]
--CEFR-J の関連リソースの整備:CEFR-J Wordlist の整備
---Q24 〔     〕  [発表資料: [[PDF>xxx.pdf]]]
---Q25 〔     〕  [発表資料: [[PDF>xxx.pdf]]]
--CEFR-J の関連リソースの整備:CEFR-J ELP Database 

-6月19日:

---各言語のCEFRリソースや学習語彙表の存在などを報告
--皆さんの専攻言語の CEFR リソースの調査(各言語で発表してもらう)

-6月26日:

---各言語のCEFRリソースや学習語彙表の存在などを報告
--皆さんの専攻言語の CEFR リソースの調査(以下分担)
---各専攻言語別

-7月4日:

---CEFR-J 文法プロファイルの整備手法
---各言語の文法の難易度レベルなどの現状レポート
---CEFR-J テキストプロファイルの整備手法
---まとめとディスカッション




**授業の計画 [#d5f749cf]

***秋学期 [#rf77e17f]
-10月2日 CEFR から CEFR-J そして CEFR-J x 27 へ
-10月9日 語彙学習リソースの構築
--学習語彙表のいろいろ
---GSL
---JACET8000
---EVP
-10月216日 CEFR-J Wordlist の作成工程と27言語翻訳リストの基本的構築方法(投野) 
-10月23日 各言語に分かれた語彙表評価作業(実習)
-10月30日 発表1
-11月16日 発表2
-11月13日  講義:Core Inventory に基づく CAN-DO からレッスンへの具体化の方法と考え方
--[講義資料: [[PDF>http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/corpuskun/pdf/2017/tono_coreinventory.pdf]]]
-11月20日 外語祭
-11月28日 演習:レベルを決めて scenario を英語から自分の言語用に作成してみる
--フレーズ、例文レベルの翻訳作業の可能性と課題
-12月5日 演習:各言語の発表
-12月12日 多言語ラウンジのセッションに参加してみる
-12月19日 多言語ラウンジのセッションの教材を分析してみる
-1月9日 CEFR の評価に関するいろいろなアプローチ
-1月16日 Performance test の言語ごとの作成と課題 


**成績の評価 [#m04ef639]
-CEFR 関連の文献資料の購読内容の理解度チェック 20%;アクティブ・ラーニングの課題 20%;授業時の課題の取り組み(含む発表) 30%;期末レポート 30%
 

**事前学習等 [#j67a900c]
-CEFR 関連の文献を PDF で配布し、毎回の授業で読む部分を指定するので予習しておくこと。
 

**授業上の注意 [#le043df8]
-SGU CEFR-J x 27 プロジェクトに貢献してくれる人材の養成も目的の1つとなっています。
-自分の言語で CEFR 基準で教育・学習・評価を行う、という課題設定をもって臨んでください。
-皆さんの経験などを考慮して、多言語ラウンジでのセッション運営などに参加してもらうことがあります。


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