自 己 紹 介


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趙 義 成 (조의성 チョ・ウイソン CHO, Eui-sung)

所属: 東京外国語大学大学院 総合国際学研究院 言語文化部門(外国語学部東アジア課程朝鮮語専攻担当)

専攻分野: 朝鮮語学 (現代朝鮮語文法,中期朝鮮語)

所属学会: 【日本】朝鮮学会,朝鮮語研究会(幹事)   【韓国】国語学会

略歴


1964年 東京生まれ,新潟育ち

1993年 東京外国語大学大学院修士課程修了 (朝鮮語学)

1995年~1999年 韓国ソウル大学校言語学科博士課程,延世大学校国語国文学科博士課程に留学

1999年04月~2002年09月 県立新潟女子短期大学専任講師

2002年10月~2008年03月 東京外国語大学 外国語学部 言語・情報講座 専任講師

2008年04月~2009年03月 同 准教授

2009年04月~ 東京外国語大学大学院 総合国際学研究院 言語文化部門 准教授(至現在)

著書等 論文等 学会発表等


著 書 等

『月印釋譜(巻一)語彙索引』

(도서출판 박이정(図書出版博而精),2002年3月,282P,ISBN 89-7878-573-5,定価 10,000ウォン)

著者が独自に開発したコンピュータプログラムを基に作った中期朝鮮語のKWIC索引(文脈つき語彙索引)。正順索引と逆順索引のほかに接尾辞索引を加え,研究の便宜を図った。また,月印釈譜の本文には,声調を中心とした詳しい校註を加え,本文の言語学的分析も同時に行なっている。


― 目 次 ―

일러두기
각주 설명에 관한 주석
月印釋譜 巻一 본문
月印釋譜 巻一 語彙索引(순방향)
月印釋譜 巻一 語彙索引(역방향)
月印釋譜 巻一 語彙索引(접미사)

『初刊本『釋譜詳節』統合KWIC索引』

(三鈴印刷,2005年3月,1005P)

2004年度の科学研究費補助金の交付を受けて行なった研究の一環として作成した,初刊本『釈譜詳節』の統合KWIC索引。『釈譜詳節』巻六,九,十三,十九,二十三,二十四が収められている。2分冊からなり,第1分冊は釈譜詳節の本文および正順索引,第2分冊は逆順索引。(この作成物は,旧対照言文情報講座と関係ありません。)


『訓民正音』(東洋文庫 第800巻)

(平凡社,2010年11月,290P,ISBN 978-4-582-80800-1,定価2600円〔税込2730円〕)

1446年に頒布された「訓民正音」の原本(訓民正音解例本)とそれに反対する崔万理らの「反対上疏文」,また訓民正音と密接な関係にある「東国正韻」の序文の3つを収録。それぞれについて漢文訓読と現代日本語訳を施し,必要に応じて朱子学や言語学に関する詳細な注を附した。巻末には『訓民正音』解例本の影印を収録。


― 目 次 ―

『訓民正音』解例本
   訓民正音
   訓民正音解例
崔万理等諺文反対上疏文
東国正韻序
解説
『訓民正音』解例本影印

『中・上級者のための ハングル長文読解講座』(文法監修)

(NHK出版,2013年10月,144P)

波田野節子著。韓国の作家,オ・ジョンヒのエッセー集から長文を抜粋して問題集を作成した本。このうち,文法に関する部分を文法監修として執筆。


『基本ハングル文法―初級から中級まで』

(NHK出版,2015年2月,256P)

初級~中級レベルの文法学習書。助詞(体言語尾),用言の活用から始まり,終止形,連体形,接続形などのさまざまな用言の語形を,体系的かつ簡潔に解説した。


― 目 次 ―

文字と文の基本を知ろう
第1章  助詞
第2章  代名詞・指示詞・疑問詞・数詞
第3章  用言とその活用
第4章  用言の終止形
第5章  用言のさまざまな文法
第6章  連体形と接続形
第7章  さまざまな表現
第8章  単語の形作り

論 文 等

「現代朝鮮語の-에서格について」

(『朝鮮学報』 第150輯,朝鮮学会,1995年1月,pp.19-72)

この研究の目的は,現代朝鮮語の格語尾である-에서の,現実の文における意味を検討するものである。-에서の意味は,現実の文において,いわゆる「で」的なもの(場所的なもの)や「から」的なもの(起点的なもの)に代表されるように,さまざまな意味として現われるが,それらの意味が実現される条件を,-에서の形をとる体言の種類や,-에서との関連において共起する語と-에서との関係といった客観的な言語事実に基づいて分析する。分析の理論的基礎は,ロシア言語学で広く行なわれている「単語結合論」によるところが多い。また分析に際しては,韓国で80年代末から90年代初に出版された小説・戯曲から-에서の実際の用例2500余例を収集しそれを分析する,徹底した言語事実主義に依拠している。

この研究によって,起点的な意味となる-에서は用言との結びつきが強く,単語結合の構成素となるが,場所的な意味となる-에서は用言との結びつきが弱く,さらに抽象化したものは非単語結合的に用いられることが判明した。この研究において今一つ重要な点は,-에서の観点から動詞と名詞の語彙=文法的な分類を行なった点である。

― 目 次 ―

0. はじめに
1. 先行研究
2. -에서形の体言
3. -에서の実現のされ方
4. 非単語結合と-에서
5. 単語結合における-에서の統辞論的機能
6. おわりに

「현대한국어의 단어결합에 대하여」(現代朝鮮語の単語結合について)

(『朝鮮学報』 第163輯,朝鮮学会,1997年4月,pp.1-36)

右クリックし「対象をファイルに保存」→ 論文ダウンロード(PDFファイル,820キロバイト,朝鮮文)

この研究は,ロシアにおいて展開された単語結合論,とりわけ旧ソ連科学アカデミーの単語結合論に基づいて,現代朝鮮語の単語結合の設定を試みたものである。まず,ロシアの単語結合論を分析し,これをもとにした南北朝鮮の文法論と日本での研究に簡単に触れた後,単語結合論を実際に現代朝鮮語に適用し,併せてこの理論に立脚していかなる文法記述が可能であるかを提示しようと考える。

この研究における考察によって,現代朝鮮語には単語結合を形成する以下のような単語付加的従位的結びつきがあることが確認された。

     a) 客体的結びつき
     b) 主体的結びつき
     c) 規定的結びつき
     d) 状況的結びつき
     e) 補充的結びつき

また,現代朝鮮語の単語結合を設定するにあたり,次のような問題点があることが分かった。

     1) 陳述性をいかに設定すべきか
     2) 単語結合以外の統辞論的単位をどのように設定すべきか
     3) 非単語結合的な状況語をどのように処理すべきか

なお,単語結合と密接な関連をもつものとして名詞の格があるが,この研究では単語結合論に基づいた格の記述の方法を簡単に提示した。

単語結合論は格の意味を分析するのに貢献するのみならず,主要な統辞論的単位として多大な意義を持ち,更には名詞分類や動詞分類などの語彙分類にも少なからぬ貢献をするであろうと信じる。

― 目 次 ―

0. 머리말
1. 단어결합이란 무엇인가
2. 딘아부가적 종위적 어울림의 여러 가지 종류
3. 단어결합의 유형
4. 남북한과 일본에서의 단어결합의 연구
5. 현대한국어의 단어결합 설정의 시도
6. 단어결합 설정상의 문제점
7. 단어결합의 적용
8. 마무리

「現代朝鮮語の-에格について」

(『第4回 大阪・アジアスカラシップ活動報告書』,財団法人大阪国際交流センター,1996年8月,pp.15-23)

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この研究は筆者の研究テーマである現代朝鮮語の格研究の一環として,上記の諸研究の続編的な位置付けをもつものである。-에서格の場合と同様に,90年以降に韓国で出版された小説から-에格の用例約3000例を抽出し,言語事実に立脚した分析を加えた。理論的な基礎は単語結合論にある。この研究においても-에の観点から動詞分類がなされている。

― 目 次 ―

0. はじめに
1. 単語結合の構成素としての-에格
2. 非単語結合における-에格
3. 後置詞を伴った-에格
4. 格と見なしがたい-에
5. まとめ
6. 付・日本語との関係
7. 今後の展望
8. 主要参考文献

「朝鮮語テクストのコンピュータ処理について――中期朝鮮語KWIC索引作成の場合――」

(『県立新潟女子短期大学研究紀要』 第37集,2000年3月,pp.153-167)

右クリックし「対象をファイルに保存」→ 論文ダウンロード(PDFファイル,635キロバイト,日本文)

本研究は中期朝鮮語のKWIC索引を作成するために,コンピュータ処理をいかに行なうかについて述べたものである。現在のハングルのコード体系は現代語を処理するために用意されており,中期語の処理は前提とされていない。従って,中期語の処理は一般のテキストファイルが利用できず,多くの場合中期語が表示できるワードプロセッサを利用して中期語テクストの処理をしている。しかしながら,ワードプロセッサの機能だけでは中期語テクストをデータとして処理するには力不足であり,中期語のデータベース化は少なからぬ困難を伴っているのが実情である。

本研究では中期語のKWIC索引を,韓国国内のワードプロセッサとC言語を用いて作成しようとするものであり,独自のコード体系を用いて中期語を処理するための方法論を提示する。また,中期語テクスト処理において軽視されがちであった傍点についても,本研究ではテクストの一部としてKWIC索引に積極的に取り込むことを試みている。

― 目 次 ―

0. はじめに
1. ハングルのコード体系
2. 中期語テクストの入力
3. KWIC索引の作成
4. おわりに
附. ユニコードにおける中期語

「북한 단어결합론과 옛 소련 단어결합론 ―60년문법을 중심으로―」(北の単語結合論と旧ソ連の単語結合論―60年文法を中心に―)

(『國語學』第38輯,〔韓国〕國語學會,2001年12月,pp.305-327)

右クリックし「対象をファイルに保存」→ 論文ダウンロード(PDFファイル,579キロバイト,朝鮮文)

共和国の文法論において1960年と1963年に刊行された『朝鮮語文法1・2』(共和国60年文法)は,共和国科学院の創設後はじめて作られた文法書として,共和国の文法論の全体像を知る上で重要な書籍である。この文法書は1952年と1954年に旧ソ連科学アカデミーで刊行した『ロシア語文法』(ソ連60年文法) の影響を受けていると推測されるが,単語結合論に関して見ると,『共和国60年文法』は『ソ連60年文法』と少なからぬ違いがあることが分かる。とりわけ『共和国60年文法』の統辞論編では単語結合論の中心的単位である「単語結合」が認められていないが,共和国が旧ソ連の単語結合論を導入するに当たってどのような問題があったのか,共和国の単語結合論はどこに問題があるのかについて考察するのが本稿の目的である。

― 目 次 ―

0. 들어가기
1. 단어결합의 정의
2. “결합”“접속”의 하위 구분
3. 단어결합과 문장
4. 단어결합 설정 문제에 관한 논의
5. 마무리

「中期朝鮮語アクセント小攷」

(『朝鮮語研究1』,朝鮮語研究会,2002年3月,pp.57-64)

本稿は中期朝鮮語のアクセントに関し,その体系の記述方法について簡単に考察するものである。中期朝鮮語アクセント体系に関する研究は,金完鎮がいわゆる去声不連三,語末去平交替の現象を指摘し,金星奎が去声不連三に外れるアクセント現象を詳しく考察した。また日本の研究でも,門脇,福井らがアクセント論の観点から考察を行なっている。

本稿では,日本における研究と同様に,アクセント論の観点から今一度中期朝鮮語のアクセント体系の記述方法を考えてみることにする。

― 目 次 ―

0. はじめに
1. アクセント核,モーラ
2. 語幹・語尾・接尾辞のアクセント
3. アクセントの変調
4. 変則的なアクセントのパターンについて
5. おわりに

「朝鮮語」

(『言語情報学研究報告4 通言語音声研究 音声概説・韻律分析』,
東京外国語大学大学院地域文化研究科 21世紀COEプログラム「言語運用を基盤とする言語情報学拠点」,
2004年10月,pp.27-49;呉文淑氏との共著,筆頭著者)

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 現代朝鮮語の音声・音韻に関する概説。

― 目 次 ―

1. 朝鮮語の使用地域と人口
2. 朝鮮語の規範・方言概略
3. 朝鮮語の文字と発音
4. 朝鮮語の音節
5. 朝鮮語の母音と子音
6. 朝鮮語のプロソディー
7. 音象徴

「후기 중세 한국어의 {-애}에 대하여 ―단어결합론의 관점에서―」(中期朝鮮語の{-애}について―単語結合の観点から―)

(『朝鮮学報』 第201輯,朝鮮学会,2006年10月,pp.1-38)

右クリックし「対象をファイルに保存」→ 論文ダウンロード(PDFファイル,835キロバイト,朝鮮文)

この研究は,中期朝鮮語の{-애}が文においていかなる意味で現れるかを研究したものである。用例は『釈譜詳節』および『月印釈譜』の初刊本から収集し,収集した用例全てについて分析を行なった。分析は単語結合論に基づき,以下の点に着目して行なった。

a) {-애}形体言の種類は何か

b) 単語結合において{-애}形体言を従属させる主導語は何か

c) 主導語が{-애}以外に要求する従属語があるか

d) {-애}を他の格形態に置き換えることができるか

e) {-애}に該当する部分が底経でどのように現れるか

この結果,中期朝鮮語の{-애}の意味を31種類に分類し,それと併せて{-애}の観点からいくつかの動詞分類も試みた。

また,意味記述に先立ち{-애}の形態とアクセントについても簡単に触れ,最後に現代朝鮮語の{-에}との関係についても簡潔に言及した。

― 目 次 ―

1. 들어가기
2. {-애}형 체언
3. {-애}의 의미 분류
4. 단독으로 의미를 가지지 않는 {-애}
5. 마무리

「慶尚道方言とソウル方言」

(『韓国語教育論講座』第1巻,くろしお出版,2007年4月,pp.203-219)

本稿は慶尚(南)道方言とソウル方言の違いを概説したものである。音声・音韻,文法,語彙に関して,慶尚道方言がソウル方言とどのように異なっているかを記述したものである。

― 目 次 ―

1. はじめに
2. 音韻体系と音声
3. 音韻変化
4. 文法
5. 語彙
6. 終わりに

「文字と発音の指導法」

(『韓国語教育論講座』第1巻,くろしお出版,2007年4月,pp.371-386)

本稿は日本語を母語とする学習者に対し,入門期にどのような文字指導,発音指導をするのが望ましいかについて,具体的な例を織り交ぜながら論じたものである。

― 目 次 ―

1. はじめに
2. 母音の指導
3. 子音(初声)の指導
4. 終声の発音指導
5. 音変化の指導
6. ピッチの指導
7. おわりに

「不完全名詞をめぐって」

(『韓国語教育論講座』第1巻,くろしお出版,2007年4月,pp.553-573)

本稿は朝鮮語の不完全名詞について概観し,不完全名詞を朝鮮語学習においてどのように指導していくのが望ましいかについて述べたものである。

― 目 次 ―

1. はじめに
2. 一般不完全名詞
3. 名数詞
4. おわりに
【附1】主要な一般不完全名詞の一覧
【附2】主要な名数詞の一覧

「『訓民正音』からの接近」

(『韓国語教育論講座』第4巻,くろしお出版,2008年1月,pp.401-418)

ハングルは朝鮮語を表記する文字である。ハングルは朝鮮語を学ぶ上で,朝鮮語という言語それ自体と切っても切れない関係にある。この文字の来歴を知ることはハングルという文字に対する理解を深めるばかりでなく,当時の学者が朝鮮語という言語をどのように捉えていたかを知ることができ,非常に興味深いものがある。本稿では『訓民正音』の内容を整理し,ハングルの制字原理や制字意図を概観する。

― 目 次 ―

1. はじめに
2. 訓民正音の創製と頒布
3. 書誌
4. 制字原理
5. 制字思想
6. 文字の使用法
7. おわりに

「文献解題:中期朝鮮語・近世朝鮮語」

(『韓国語教育論講座』第4巻,くろしお出版,2008年1月,pp.499-514)

本稿は朝鮮語史に関連する文献のうち,中期朝鮮語および近世朝鮮語に関する主要な文献を紹介する。

― 目 次 ―

1. はじめに
2. 総合
3. 辞典
4. 音韻
5. 文法
6. 文献注釈・文献解題
7. 語彙索引など
8. インターネット資料
9. おわりに

「ハングルの誕生と変遷」

(『東洋文化研究』,学習院大学東洋文化研究所,2009年3月,pp.479-496)

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2008年10月に行なった東洋文化講座講演会を文章化し論文調にした講演録。

― 目 次 ―

0. はじめに
1. ハングル以前の朝鮮半島の文字生活
2. ハングルの創製
3. ハングルの製字原理と製字思想
4. 『訓民正音』に見る文字の使用法
5. ハングルの実用
6. 現代のハングル
7. おわりに

「月印釈譜巻七の割注の底本について」

(『朝鮮語史研究』,東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所,2009年10月,pp.39-52)

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月印釈譜本文の底本については過去に多く論じられてきたが,割注部分に関してはこれまで十分な検討が加えられてこなかった。このたび,月印釈譜巻七について,本文および割注を精査した結果,割注に関して少なからぬ部分の底本が判明した。本稿はそれを報告するとともに,併せて若干の検討を行なうのが目的である。

― 目 次 ―

1. はじめに
2. 月印釈譜について
3. 月印釈譜巻七の長型割注とその底本
4. 底本の書誌について
5. おわりに

「起点的意味を表す中期朝鮮語の諸形式について」

(『朝鮮半島のことばと社会――油谷幸利先生還暦記念論文集』,油谷幸利先生還暦記念論文集刊行委員会,2009年11月,pp.187-213)

本稿の目的は,中期朝鮮語において起点的意味を表す諸形式がどのように用いられているかを分析することである。本稿ではその諸形式がいかなる起点的意味を表すかを単純に観察するのではなく,統辞論的な観点から分析する。文中における単語間の関係は,単語結合の観点から考察を行なう。

― 目 次 ―

1. はじめに
2. 先行研究
3. 各形式における起点的意味
4. 諸形式の置き換えと起点的意味
5. おわりに

「チアチア語のハングル表記体系について」

(『学術論文集』,第28集,財団法人朝鮮奨学会,2011年12月,pp.24-34)

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現在インドネシア共和国ブトン島南部を中心に話されているチアチア語を表記する文字として,2009年にハングルが採用された。ハングルによるチアチア語の表記法は,大韓民国に本部を置く訓民正音学会が中心となって作られたものである。本稿は,訓民正音学会が作成したハングルによるこのチアチア語表記法を言語学的に分析し,その問題点を検討するものである。

― 目 次 ―

1. はじめに
2. ハングルの文字体系
3. チアチア語音韻体系の概要
4. ハングルによるチアチア語の表記法
5. ハングルによるチアチア語の表記法の問題点
6. おわりに

「구소련의 언어학과 김수경」(旧ソ連の言語学と金寿卿)

(『社会科学』第44巻第1号,同志社大学人文科学研究所,2014年5月,pp.113-125)

解放直後から1960年代にかけての朝鮮民主主義人民共和国の朝鮮語学において,旧ソ連言語学がどのように受容されたのか,それに関して金寿卿がそれにどう関わったのかを考察した。2013年11月に行われたシンポジウムでの発表を論文(朝鮮語)化したもの。

― 目 次 ―

들어가기
1. 해방 직후의 한국어 연구와 김수경
2. 한국 전쟁 후의 한국어 연구와 김수경
3. 주체사상 대두와 소련 언어학으로부터의 괴리
마무리

「旧ソ連言語学と金壽卿」

(『北に渡った言語学者・金壽卿の再照明』同志社コリア研究叢書2,同志社コリア研究センター,2015年1月,pp.156-172)

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2013年11月に行われたシンポジウムでの発表を論文(日本語)化したもの。

― 目 次 ―

0. はじめに
1. 朝鮮解放直後の朝鮮語研究と金壽卿
2. 朝鮮戦争後の朝鮮語研究と金壽卿
3. 主体思想擡頭とソ連言語学からの乖離
4. おわりに

学 会 発 表 等


「15세기 국어의 성조 체계에 대하여―액센트론의 관점에서―」(15世紀朝鮮語の声調体系について―アクセント論の観点から―)

(〔韓国〕国語学会第26回国語学会共同研究会,1999年12月)
(학회 창립 40주년 기념 제26회 국어학회 공동연구회 발표논문집,pp.210-225)

右クリックし「対象をファイルに保存」→ 論文ダウンロード(PDFファイル,525キロバイト,朝鮮文)

この研究は15世紀朝鮮語のいわゆる「声調」体系をアクセント論の観点から分析したものである。15世紀語の声調の本質はアクセントであり,アクセント核は昇り核である。

   얼굴 ○○  하・ ○「○  ・구・룸 「○○

また,「去声不連三」「語末去平交替」と呼ばれてきた現象は,非音韻論的レベルで実現する交替であり,音韻論的レベルであるアクセント核とは次元を異にすることを明らかにした。

用言は語基活用によりアクセント核の位置が変わりうることは既存の研究で明らかにされているが,,接尾辞も同様に語基活用によってアクセント核の位置が変わりうることを本研究で明らかにした。

-더-
--
I/II
I/II
・더
「○
  IV ・다
  IV ・노
「○
「○

本研究では,アクセントの境界として「強い境界」と「弱い境界」を設定した。強い境界とは,個々のアクセント節において固有のアクセントが保たれるのに対し,弱い境界では語末去平交替が起こり,高調の連続を避ける傾向があることを明らかにした。弱い境界は,2つのアクセント節の境界が曖昧になり,1つのアクセント節に統合される過程にあると見,自立語の文法化とも関連があることに言及した。

  強い境界    ・스・러//・디거・늘 「○○//「○○○ = 高高//高低高
  弱い境界    ・우리/・ 「○○/「○○ = 高低/高高

「共和国の単語結合論と旧ソ連の単語結合論―60年文法を中心に」

(第171回朝鮮語研究会,2000年11月28日)

右クリックし「対象をファイルに保存」→ 論文ダウンロード(PDFファイル,678キロバイト)


「ハングルの誕生と変遷」

(東洋文化講座シリーズ〈アジアの文字文化〉第69回,学習院大学東洋文化研究所,2008年10月10日)

講義録はここを参照

本発表では,朝鮮の民族文字であるハングルについて,その誕生までの経緯と誕生以降の変遷について,歴史的に概観した。

「재일교포의 민족어 교육과 언어 사용 양상(在日朝鮮人の民族語教育と言語使用状況)」

(국립국어원・한국어교육학회 공동 국제학술회의 남북 국어교육 및 해외 민족어 교육,한국어교육학회 제268회 학술대회,2009年11月28日)

本発表では,2つの事がらについて言及した。1つは、在日朝鮮人の民族語教育がどのようになされてきたか、現在の民族語教育がどのような状況であるかについての言及である。もう1つは、母語が日本語である在日朝鮮人がどのような民族語を用いているのか、また日常生活で使用される日本語に混用される朝鮮語語彙についての言及である。

「旧ソ連の言語学と金寿卿」

(同志社大学人文科学研究所国際学術シンポジウム第4回,北に渡った言語学者・金壽卿(キム・スギョン)(1918-2000)の再照明,2013年11月9日)

本発表では,解放直後から1960年代にかけての朝鮮民主主義人民共和国の朝鮮語学において,旧ソ連言語学がどのように受容されたのか,それに関して金寿卿がそれにどう関わったのかを考察した。


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