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アクセント   《南》 악센트,성조   《北》 소리가락    accent

出典:趙義成の朝鮮語研究室(http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/choes/)

現代朝鮮語の標準語では,日本語のような高低アクセント,英語のような強弱アクセントともに,その違いによって単語の意味を区別することはない。しかし,一部の方言,および古い時代の朝鮮語では高低アクセントが単語の意味を区別するのに関与する。

=方言におけるアクセント 朝鮮語の方言のうち,高低アクセントと単語の意味を区別するのに関与しているのは,東南方言(慶尚道方言)と東北方言(咸鏡道方言)である。例えば,南部東南方言(慶尚南道方言)では,高調(H)と低調(L)の2つを区別し(研究者のよっては高・中・低の3つを区別すると見る),말「馬」は高調,말「言葉」は低調で現れる。従って,「말이 빠르다」(馬が速い,言葉が速い)はアクセントによって意味を区別する。

=中期朝鮮語のアクセント

中期朝鮮語には高調と低調の2段階の高低アクセントがあったことが知られている。中期朝鮮語の文献には、ハングルの左横に傍点(声点)と呼ばれるアクセント符号が付いている。低調は一般に「平声」と呼ばれ「집」のように無点で表示され、高調は「去声」と呼ばれ「・눈」のように一点がハングルの左横に附されている。また低調と高調の複合である「上声」があり、これは「:말」のように二点で表示される。

最終更新:2014年04月23日(水)13:36