| タイトル | : 翻訳と語尾変化について |
| 記事No | : 45 |
| 投稿日 | : 2010/04/12(Mon) 19:18:28 |
| 投稿者 | : yanbon |
尹東柱の詩の訳で問題(論争)となっているのにいくつかあります。 ① 모든 죽어가는것을 ② 스치운다 の2つの個所です。 まず①ですが 最初に訳した(出版物として)伊吹郷氏が 「生きとし生けるもの」と訳しました。一般の日本人の琴線に触れやすい訳語であったため、原語の意味や尹東柱の生き様からすればやや軟弱とも言える訳ですが、現在はこれが支配的です。茨木のり子氏の「ハングルへの旅」が 筑摩書房の国語の教科書に掲載され紹介されたので決定的とも言える位のインパクトを持ちました。他の日本語で原語に近い表現をと探していますが、もし何かヒントになるような言葉があればご教示下さい。どうしても直訳に近い形になってしまいます。 それと ②ですが、스치다+운다 の変化と解釈すれば良いのでしょうか?ネイティブは一つの原語として捉えているようですが少し腑に落ちません。 少し拡大解釈して意訳しようとしたのですが、文法的に間違っていては話になりませんので、確認の意味でお尋ねする次第です。
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