「I-더니(만)」は「…していたが」、「…していたので」という意味を表します。日本語の訳としては「…していた」と過去進行形で訳されることが多いですが、過去進行(過去のある時点の動作の進行)を表すのではなく、時間的な幅のある過去(一定の時間続いた動作)を表します。
お示しの例文でいうと、「一定の時間のあいだ(この場合は“朝からずっと言っている間”ということになるでしょう)、ずっと“聞かない”という動作をしていた」ということになります。
「I-더니(만)」は本来は終止形語尾(終結語尾)ではなく、接続形語尾(連結語尾)です。お示しになった例文も、本来はまだ後ろに言葉が続くはずのところを、その言葉を略した形になっています。そのように文末に置かれることにより、あたかも終止形のように用いられているわけです。日本語訳は状況に応じて「…していたがなぁ」、「…していたくせに」、「…していたじゃないか」などが考えられます。
なお、標準的な形は「I-더니」で、それをやや強めた表現が「I-더니만」になろうかと思います。
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