맞추다を、Ⅰ-ㄴ다 で書くのか -다で書くのか質問を受け調べたのですが、どうもしっくり来ません。調べてみると両方あるようですが、違いがはっきり分かりません。ご説明可能な方、いらっしゃいましたらご教授よろしくお願い致します。
もし、下称(한다体)現在形を作ろうというのであれば、「맞추다」は動詞なので「-ㄴ다」を用い「맞춘다」とするのが正しい形です。下称形の語尾の使い分けは以下のとおりです。(1)動詞母音語幹・ㄹ語幹 … II-ㄴ다(ㄹ語幹の場合は終声ㄹを脱落させた形に付ける)例)가다 → 간다例)알다 → 안다(2)動詞以外(存在詞・形容詞・指定詞)… I-다例)있다 → 있다(存在詞)例)짜다 → 짜다(形容詞)例)아니다 → 아니다(指定詞)
> もし、下称(한다体)現在形を作ろうというのであれば、>「맞추다」は動詞なので「-ㄴ다」を用い「맞춘다」とするのが正しい形です。ご回答ありがとうございます。そもそも辞書で品詞を当たれば正しい使い方には辿り着けますね(汗)失礼しました。Google検索をかけて用例ローラー作戦を試みた所、"정열과 입맞추다!!"なんて例文もちょこちょこ出てきたもので曖昧なポジションにでもいるのかと混乱しちゃいました。受けた質問には上記の様に回答しようと思います。ありがとうございました。
ご指摘の「입맞추다」は、ぱっと見、下称(한다体)現在形のように見えますが、実は下称現在形ではありません。「I-다」という語尾がついています。「I-다」は前回の回答のとおり、動詞以外(存在詞、形容詞、指定詞)に付いていれば下称現在形となります。しかし、動詞にこれが付くと別の意味になります。動詞に付いた「I-다」は、平たく言うと過去の一種のようなものです。厳密に言うと、時制からフリーの位置にある形で、言語学では「アオリスト」などと呼ばれる形です。ただ、実際に用いられたものを見ると、過去の事柄について用いる場合が多いので、結果として過去のようなニュアンスを帯びます。動詞の「I-다」形は、本の見出しなど、キャッチフレーズ的な短い文として用いられることが多いようです。私の持っている本にも「한솔 서바이버 일본을 가다」をいう題の本があります。「가다」が「I-다」形です。日本語に訳せば「ハンソル・サバイバー日本を行く」と動詞の“原形”で訳すのがふつうです。しかし、この「가다」は現在形ではないので、「今行っている」というような意味ではありません。「日本を旅した」という過去のことを言っています。「정열과 입맞추다!!」というのも、何かの題名ではないでしょうか。
大変勉強になりました!ご丁寧に解説下さり、ありがとうございました。