2005年度帰国者の留学体験記

西野恵子(2002年入学)

ガジャマダ大学(2004年8月–2005年8月)

私は2004年8月から2005年8月まで、インドネシアのジャワ島、ジョグジャカルタというところにあるガジャマダ大学に留学しました。ここでは、留学を迷っている人や考えている人に向けて、私の留学の様子を書きたいと思います。

まず、留学して良かった点です。留学をしてみて1番良かったと思うのは、やはり友達ができたことです。私はインドネシア人の、主に学生が住んでいるコスに住んでいました。引っ越したばかりの頃は緊張したし、言葉の壁もあり、みんなの輪の中に入るのをためらったりしましたが、時間が経つうちにだんだんと慣れていき、本当にいい友達をつくることができました。留学前に想像していた以上に、付き合いの濃い友達を作ることができました。言葉とか、国の壁を超えた友達を作ることができたのは、とても貴重な体験です。

私が留学先にジョグジャカルタを選んだのは、「以前に一度旅行に行ったことがあるから」という小さなものでした。ただ今振り返ってみると、1年間ジョグジャカルタで生活してみて、暮らしやすいところだったという印象があります。学生が多いせいか、近くにwarungや、warnetも多くあまり不便に感じたことはありませんでした。特に危険な目にあったこともなく、治安も良かったように思います。留学先を選ぶときには様々な理由があると思いますが、暮らしやすいというのも大きな条件ではないかと思います。

留学前に準備したものは、デジカメやノートパソコンをつなぐのに必要なプラグを日本から持っていきました。他に化粧品なども持っていきましたが、たいていのものはスーパーで売っているので、持っていかなくても大丈夫だと思います。インスタントの日本食を少し持っていきました。

留学してからのポイントは、ガジャマダ大学に限って言えば、授業数が少ないので、授業以外の時間に自分で何かやることを見つけるといいのではないかと思います。私の場合はインドネシア語を習ったり、インドネシア舞踊を習ったりしました。また友達とおしゃべりしてのんびり過ごすのも、大切な時間かなと思います。

ジャワ舞踊

←ジャワ舞踊‘tari sari kusuma’を踊った時の写真です。

ボロブドゥール

←ボロブドゥール。

お別れパーティー

←コス(下宿)の友達とお別れパーティーをしたときの様子。

高橋早苗(2002年入学)

インドネシア大学(2004年8月–2005年7月)

私のインドネシア大学(Universitas Indonesia, UI)での生活は主にインドネシア舞踊部(liga tari UI)が中心でした。毎週日曜日には電車に1時間ほど揺られ(とても危険でしたが・・・)ジャカルタ市内のキャンパスへ行き、練習していました。部活で得た友達を通じ、UIの学生がどのような価値観をもっているのか知ることができ、視野を広げることができました。

また、コス(下宿)内はもちろん、近所にはたくさんの学生がいて、毎日一緒に食事をしたり遊びに行き、家族のような関係を築け、寂しさや辛い思いをしたことはありませんでした。最初のうちは慣れない事ばかりで、体調も崩しましたが、心がとても潤っていたおかげで、嫌なことを吹き飛ばせたのだと思います。

日本にいたら決して知りえなかったことを発見する楽しさ、是非皆さんにも体験して欲しいと思います。‘留学は行ったが勝ち!’です。

マカッサルの扇子踊り

←ダルマシスワ奨学生のプログラム終了の集まりで、tari kipas makassar(マカッサルの扇子踊り)を踊ったときのもの。一緒に写っているのはアメリカ人とメキシコ人で、ジョグジャで舞踊留学していた人たちと。

ダニ族

←イリアンジャヤのワメナのダニ族と。

アチェ舞踊

←UIの舞踊部の友達と。アチェ舞踊。

アチェ舞踊

←UIの舞踊部の友達と。アチェ舞踊。

カリマンタン舞踊

←UIの舞踊部の友達と。カリマンタン舞踊。

BIPAの卒業式

←私のBIPA(外国人のためのインドネシア語コース)の卒業式。真ん中で白とピンクの衣装を着ているのが私。