2005年度ゼミ案内

教官名

青山 亨

 

オフィス・アワー 

毎週月曜日2限と3

連絡先 

電話330-5300 URL

www.tufs.ac.jp/ts/personal/aoyama/

E-mail アドレス 

taoyama@tufs.ac.jp

専門分野 

インドネシア前近代史、インドネシア文化史

研究室番号

633

 

何を学ぶことができるのか

インドネシアという地域を多角的(歴史、社会、文化)に考えていくための方法を学びます。インドネシアを対象としてどのような問題を設定することができるのか、それを分析し意味のある結論を導くためにはどのようなデータを収集したらよいのか、分析のためにはどのような理論的枠組みを使ったらよいのか、そのための手引きを学んでいきます。データを得る手段としてはフィールド調査と文献資料の両方を想定しています。また、3年次には、卒論作成を念頭において、文献目録の作り方、レポート・論文の書き方、プレゼンテーションの仕方などの実習もおこないます。

 

演習の具体的な方法

3年次の1学期には、インドネシアについての認識の枠組みを作るための基本的な研究論文を輪読します。論文の使用言語は日本語、英語、インドネシア語です。基本文献の輪読、討論、レポートの作成を通じて卒論・卒研のテーマを考えてもらい、2学期開始の時点で卒論執筆・卒研作成の計画を立てます。2学期には卒論・卒研のテーマを考慮しつつ、ゼミ全体で関連する文献の輪読をします。

4年次には各自の卒論・卒研のテーマにしたがって個別に指導をおこないます。

卒業論文・卒業研究題目の例

2003年秋に赴任したので、卒論指導は2003年度2学期から始めたばかりです。昨年度卒業生の題目は次のとおりです。「ジャティランにみるジャワ人の精神世界」(卒論)、「バティックのための天然染料の使用 (翻訳)」(翻訳)、「インドネシア・ジョグジャカルタにおけるラジオ放送」(卒研)、「バゴン・クスディアルジョのタリ・クレアシバル」(卒論)、「インドネシアの現代食文化:mi instanの普及とその影響」(卒論)、「近代化の流れにおけるジャワ文化の伝統の継承:ガルブッグを例に」(卒論)

来年度(2005)の演習の内容(予定)

上記のとおりです。

受講上の注意

ゼミには能動的な参加を望みます。インドネシア語の基礎習得が望ましいですが、他言語専攻の学生も歓迎します。関心のある領域の講義をあらかじめ受けておくとよいでしょう。