東京語のアクセントは高さアクセントです。東京語ではすべての語が、それぞれ、決まったアクセント型をもっています。アクセント型は大きく分けて、2種類あります。アクセント核( で示す)があるものと、ないものです。単語にアクセント核があると、そこで声の高さが急に下がります。アクセント核がなければ、声の高さは平坦です。アクセント核がある単語でも、アクセント核はひとつだけです。
例えば、「わたし」「わ、た、し」は3拍語で、アクセント核はありません。「あなた」「あ、な、た」も3拍語ですが、「な」にアクセント核があります。
「おじさん」「お、じ、さ、ん」は4拍語です。アクセント核はありません。しかし、「おじいさん」「お、じ、い、さ、ん」は5拍語で、2拍目の「じ」にアクセント核があります。
東京語のアクセント型は、アクセント核の位置によって、「頭高(あたまだか)型」「中高(なかだか)型」「尾高(おだか)型」に分けられます。アクセント核がない場合は「平板(へいばん)型」と言います。アクセント型別に東京語アクセントの練習をして見てみましょう。